老舗警察犬訓練所の3代目・今野雅生が中小企業庁主催「アトツギ甲子園」で宮城県代表として出場！

犬のしつけと整体を掛け合わせた「究極のドッグ保育園」を展開するビジネスプランを発表。北海道・東北大会では、宮城県初の北海道経済産業局長賞・東北経済産業局長賞を受賞し、優勝した。

株式会社カーネ・ラ・ヴィータ

2025年3月10日 13時06分

株式会社カーネ・ラ・ヴィータ（本社：宮城県仙台市）経営企画室室長の今野雅生が、2025年2月20日（木）に東京・大手町で開催された経済産業省中小企業庁主催の「アトツギ甲子園」決勝にて、「究極のドッグ保育園人と犬の新しいライフスタイルを創造」をテーマにプレゼンテーションを行いました。

北海道・東北大会では、宮城県初の北海道経済産業局長賞・東北経済産業局長賞を受賞し、優勝。地方予選にエントリーした25人から選ばれた地域の代表として、全体の3番目に登壇しました。

惜しくも受賞には至りませんでしたが、社会課題を解決するために、既存の経営資源と自身の知見を織り交ぜた新規事業を熱く語る姿に、多くの賞賛の声があがりました。

本人コメント

惜しくも受賞には至りませんでしたが、ペット業界が抱える課題、そして業界と自社を未来につなぐために自分が実現したい未来について、多くの方に知っていただくことができました。

プレゼンテーション終了後、多くの方にお声がけいただき、「ペット業界にこんな課題があるなんて知りませんでした」といった驚きの声や「この事業は絶対うまくいくと思います！」「私の犬も預けたいです！」というお喜びの声もいただくことができ、大変うれしく思っております。

このような機会を与えてくださった中小企業庁の皆様、審査員の皆様、そして応援してくださった地元の皆様に、心より感謝申し上げます。

ペット業界は現在国内、国外問わず右肩上がりの市場となっています。しかし、命を扱う仕事としてクリアしなければいけない社会課題は数多くありますし、それは事業として解決されるべきであると私は考えております。

また、犬との楽しい生活を期待して飼い始めたものの、しつけがうまくいかないなどの理由で、思っていたような生活が送れずに困っている飼い主様も多くいらっしゃいます。私たちはそのような犬や飼い主様がより良い関係を築くお手伝いをさせていただき、快適で幸せなドッグライフの一助となれるよう、事業を行っております。

今回のイベントを契機に事業を拡大していき、未来に貢献できる会社づくりを進めて参ります。

今野雅生プロフィール

1994年生まれ。宮城県仙台市出身。

岩手大学農学部応用生物化学課程にて栄養化学を専攻した後、筑波大学大学院人間総合科学研究科体育学専攻に進学。運動生化学の研究を行ない、修士論文で優秀賞を獲得。その後株式会社MTGに新卒で入社。新規ブランドの立ち上げや業務改善プロジェクトに参画し、2022年に全社表彰を受賞した。

2023年、家業である株式会社カーネ・ラ・ヴィータに3代目として入社。2024年に自ら資格を取得し、宮城県で初となるペット整体協会認定ペット整体師として、「仙台のペット整体 B neut.」を開始。「ペットのもつ能力を最大化し、人とペットの幸せに貢献する」をテーマに、地域に長く愛される企業を目指すアトツギ経営者。

アトツギ甲子園とは

アトツギ甲子園は、中小企業の後継者が既存の経営資源を活かした新規事業アイデアを発表するピッチイベントです。今年度の決勝には、全国からエントリーのあった189名の中から、地方大会を勝ち抜いた18名が出場しました。

本大会では、九州・沖縄、中国・四国、近畿、中部、関東、北海道・東北の6ブロックに分かれて地方大会が開催され、各ブロックの上位3名が決勝大会へ進出しました。

決勝大会の審査委員

コクヨ株式会社 代表執行役社長 黒田英邦 氏
株式会社マクアケ 共同創業者/顧問 坊垣佳奈 氏
株式会社由紀精密 代表取締役 大坪正人 氏
早稲田大学ビジネススクール 教授 杉田浩章 氏
iSGSインベストメントワークス/チャレンジパートナーズ 代表パートナー 佐藤真希子 氏

決勝大会の審査基準

決勝大会では、4分間のプレゼンと6分間の質疑応答を通じて、以下の5つの観点で審査・評価がされました。

新規性
持続可能性
社会性
承継予定の会社の経営資源活用
熱量・ストーリー

▼審査委員からのコメント

・整体サービス事業はコロナ以降ペットが増えたり、高齢者がペットを飼い始められないなどのペットとの共生の高まるニーズをとらえている。しつけとのセットがどう価値を生むのか、また、捨て犬の社会課題解決にもっとダイレクトにとらえるサービスに進化できるのでは、など今後の成長の余地がまだまだあるとわくわくした。

・継承資産を最大限活用した新しいアイデアで面白いと思った。本当に使ってもらえるサービスなのかどうか、ペットを飼ったことがない人でもある程度実感が持てるような説明があると良かった。

・良い取り組みだが、ニーズの探索が少し甘いのではと思った。

・ペットの家族化が進む中で、本当の家族としてサービスを提供するというところにはビジネスチャンスはあると感じる。しつけは社会課題の解決にもつながる。市場性としてどこまでこういった費用を払うことができる家庭があるのか、そのあたりの市場性の見立てがもう一段必要だと思った。

・素晴らしいピッチだった。家業の技術を活用した、犬の保育園はとてもニーズがあると思う。

　整体についても同様だと思うが、資格をきちんとした国家資格にする等色々エビデンスを集めた方が良い。効果測定方法をどうするのか気になった。

株式会社カーネ・ラ・ヴィータについて

株式会社カーネ・ラ・ヴィータは宮城県仙台市に本社を置き、創業60年の「仙台第二警察犬訓練所」と、宮城初の東郷流ペット整体「B neut.」を運営している会社です。犬のしつけ・管理能力には定評をいただいており、訓練所で行っている保育園では常時50頭の犬を預かっております。ペット整体事業ではリピート率70%を超え、新たな健康ケアの選択肢として徐々に広がりをみせています。「犬と貴方と皆のために!!」を合言葉に、これからも地域の飼い主と愛犬の生活を支えていきます。

会社名：株式会社カーネ・ラ・ヴィータ

事業所所在地：宮城県仙台市泉区松森字阿比古28-3

代表取締役：今野悟

URL①：https://sen-pd2-kunren.com/

URL②：https://sendai-petseitai.studio.site/