ひとひとケアクリニック、ピクシーダストテクノロジーズの「VUEVO」、「VUEVO display」を日本国内の医療機関として初導入
― 「言葉の壁」を超える医療へ
「ひとひとケアクリニック」(所在地:大阪市生野区勝山北1-2-6三好ビル1階、院長:中村 一仁)は、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、本社:東京都中央区、代表取締役会長CEO:落合陽一、代表取締役社長COO:村上泰一郎)が開発・提供する多言語コミュニケーションソリューション「VUEVO(ビューボ)」ならびに「VUEVO display(ビューボディスプレイ)」を、医療機関として日本で初めて導入いたします。
令和7年3月16日より運用を開始し、日本で最も外国人比率の高い多くの国籍の方々が暮らす行政区といわれる大阪市生野区において、外国籍の患者さんを含むすべての方に“言語や文化を超えた安心感”を提供する新たな医療体験を実現してまいります。

背景
ひとひとケアクリニックは、「人人癒和(ひとひとゆうわ)」を理念とし、AI技術によるMRIを活用した脳神経外科・整形外科・内科の総合診療を展開しています。地域イベント交流、ネパール映画の上映会や多文化共生にも力を注ぎ、積極的な外国人患者受入れを通じ、多様な住民とともに歩む医療を実践してきました。
大阪市生野区は日本で最も外国人比率が高く、80カ国以上の国籍の方が暮らす地域といわれ、近年は韓国・朝鮮だけでなくネパールなど多様な国・地域の方々が増加しています。こうした状況を受け、言語・文化の壁によるコミュニケーションギャップを解消し、患者さんに安心して医療を受けていただくため、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社が提供する「VUEVO」ならびに「VUEVO display」を導入する運びとなりました。
■VUEVO および VUEVO display とは
■VUEVOについて
「VUEVO」は、独自開発のワイヤレスマイクと専用アプリケーションを用いて、聴覚障がいや聞こえにくさがある人と聴者のコミュニケーションをスムーズにします。360°全方向から音声を集音して発話者の方向を特定し、複数名の同時発話も「誰が」「何を」話しているかリアルタイムに表示されます。また、24種類の言語対応のリアルタイム翻訳機能や、ChatGPTを活用した要約を自動生成、議事録にも活用できます。
https://vuevo.net
■VUEVO Displayについて
「VUEVO Display」は、「VUEVO」で培った技術と多言語翻訳機能・透明ディスプレイを組み合わせ、会話の字幕をリアルタイムで透明ディスプレイの両面に表示できます。聴覚障がい者/難聴者との会話・外国語での会話、どちらの場面においても相手のジェスチャーや表情を見ながら、自然な対面コミュニケーションを実現できます。
「VUEVO」は、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社が独自開発した音声処理・AI技術を核とした多言語コミュニケーションプラットフォームです。観光地や交通機関、商業施設から医療・行政機関まで、あらゆる現場での言語サポートや情報発信をトータルに支援するサービスを展開しています。
また「VUEVO display」は、多言語翻訳ディスプレイとして下記の特長を持ち、対面コミュニケーションを一段とスムーズにするソリューションとして注目されています。
■VUEVO およびVUEVO Ddisplay 選定理由
•独自開発のワイヤレスマイク高性能マイク技術と美しいによる高精度な音声認識ディスプレイの融合
ピクシーダストテクノロジーズ株式会社が独自開発したのワイヤレスマイクにより、高精度な音声認識が可能であり、患者さんとのの双方向のコミュニケーションで活用できると判断しました。
・洗練されたデザイン
シンプルで洗練されたデザインはクリニック内でも活用しやすいと考えました。透明なディスプレイと組み合わせた「VUEVO Display」は患者さんの表示を見ながら会話することができます。
•対応する言語数の多さ
「VUEVO」は20種類以上、「VUEVO Display」は約100種類以上の言語に対応しています。様々な国籍の方が暮らす生野区においては、多様な言語で対応できることが決め手の一つとなりました。
先端技術である高性能マイクと高画質ディスプレイ技術を掛け合わせた「VUEVO display」は、患者さんの表情を見ながらの会話に適しており、100種類以上の多言語で双方向コミュニケーションを洗練された形で実現できると判断しました。
多言語対応と拡張性
・受付から診察室まで幅広いシーンで活用可能
「VUEVO」は診察室の中で、「VUEVO Display」はクリニックの受付で、患者さんと会話する場所に応じて使い分けることができ、幅広いシーンで活用ができます。や待合スペースなど、様々な場面で多言語対応が可能。将来的にクリニックのシステムにアップデートがあった際にも、対応できる可能性が高いと判断しました。進化していくクリニックのシステム連携やアップデートにも追従できる可能性が高い拡張性が導入の決め手となりました。
■VUEVO Display(ビューボディスプレイ)の概要
「VUEVO Display」は、「VUEVO」で培った技術と多言語翻訳機能・透明ディスプレイを組み合わせ、会話の字幕をリアルタイムで透明ディスプレイの両面に表示できます。聴覚障がい者/難聴者との会話・外国語での会話、どちらの場面においても相手のジェスチャーや表情を見ながら、自然な対面コミュニケーションを実現できます。
■導入に伴うメリットと今後の展開
1. 外国籍患者の受診環境向上
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在留者・旅行者を問わず、外国語が堪能でないスタッフでも多言語の受付や問診がスムーズに行え、患者さんとのコミュニケーションロスを最小化。
• 説明がリアルタイムで翻訳され、患者さんの安心感向上にも寄与。
2. スタッフ・医師の業務負担軽減
• 従来、通訳が必要だった場面でもVUEVOやVUEVO displayのサポートにより対応の幅が拡がり、スタッフの負担軽減が期待できる。
3. 他医療機関への波及効果
• 日本国内の医療機関で初めて導入する事例として、多言語対応に課題を抱える他医療機関への普及促進が見込まれる。
• 「外国語の理解できる担当者がいない」という理由で受診を断られる事例の減少につながることを期待。
■導入スケジュール
• 稼働開始:令和7年3月16日
• 場所:クリニック受付・待合スペース・診察室
• 同日より本格稼働を開始し、患者さんへの案内や多言語対応を進めてまいります。
■代表者コメント
ひとひとケアクリニック 院長 中村 一仁
「はじめてVUEVO displayを見た時に、“これだ!”と感じました。英語をはじめとした外国語の苦手な日本人と、外国籍の人たちとの間で表示された言葉以上に、相手の伝えたいことが透過してくるような、心と心がつながる温かいコミュニケーションを産み出す魔法のように思えたのです。私たちの導入をきっかけに、外国籍の患者さんが言葉の壁を気にせず日本の医療を受けられる環境が、全国の医療現場に広がることを願っています」。

■ひとひとケアクリニックについて
• 名称:ひとひとケアクリニック
• 所在地:大阪市生野区勝山北1-2-6 三好ビル1階
(JR環状線「桃谷駅」下車 徒歩1分/桃谷駅前商店街内)
• 診療科目:脳神経外科、整形外科、内科
(AI技術を用いたMRIを活用)
• 設立年月日:2023年8月1日(開院:2023年9月5日)
• 院長:中村 一仁(なかむら かずひと)
• 理念:「人人癒和(ひとひとゆうわ)」 人と人が癒され和む
特徴:
• 「やってみよう、たのしもう、つながろう、ほめよう、ありがとう」を行動指針に掲げ、アンサンブル(スタッフ)みんなで患者さんをサポート。
• 「ひとケア」の考え方を通じ、医療だけでなく地域社会や多国籍・多文化とのつながりを重視し、人々の生きがいや豊かな生活を支える活動を実践。
• 令和6年7月22日にはネパール映画上映会を開催するなど、地域住民との異文化交流に積極的に取り組む。

■本件に関するお問い合わせ先
ひとひとケアクリニック 広報担当:重田
E-mail:info@hitohitocare-clinic.com


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