海外進出をもっと身近に、もっとクイックに〜 海外事業開発専門家スポットコンサル「セカイズカン」始動
海外進出をもっと身近に、もっとクイックに 〜 海外事業開発専門家スポットコンサル「セカイズカン」始動
株式会社GlobeNexus(本社:京都府京都市上京区、代表:寺尾忠久)は、海外進出を目指す企業様に向けた海外事業開発専門家のスポットコンサルサービス「セカイズカン」(https://globenexus.co.jp/sekaizukan/)をリリースしたことをお知らせいたします。
1. 「セカイズカン」のご紹介:海外進出に向けた市場調査の新スタンダード
「セカイズカン」は、海外の事業開発や販路拡大において豊富な経験と実績を持つ専門家と、これらの知見を求める企業とを繋ぐマッチングプラットフォームです。グローバル市場の中でも、特に経済発展の成長が著しいアジアに強い専門家を戦略的に集めている点が最大の特徴です。
■日本企業の海外進出ニーズの「必然的」な拡大
少子高齢化と国内消費市場の縮小により、多くの日本企業にとって、もはや海外進出をオプションではなく必須の成長戦略と捉える必要が出てくるでしょう。ニッセイ基礎研究所の推計によれば、日本の家計最終消費支出は2025年に約316.2兆円でピークを迎え、その後は減少に転じ、2050年には約279.5兆円まで減少すると予測されています。これは約11.6%の減少に相当します。もはや海外進出できたらいいな、ではなく、やらねばならぬ、時代に突入していきます。しかし現地の情報不足や文化・商習慣の違い、言語の壁など、多くの企業様が海外進出の初期段階で様々な課題に直面します。また、海外に拠点を設立したり、現地社員を雇用するには、時間とコストがかかるため、特に中小企業やスタートアップにとっては大きな負担となります。一方で、越境ECや現地インフルエンサー連携、リモートオフィスなどの進出形態の多様化により、大企業だけでなく中小企業やスタートアップにもチャンスが広がっています。これに対し、既存のコンサルモデル(高額・長期契約・特定領域)では対応が難しいケースが増加しています。
■「セカイズカン」でできること
このような課題を解決することこそが「セカイズカン」の存在価値だと考えております。企業様は現地社員を雇うよりも少ない投資で、かつクイックに、まるで海外に自社の支店を持つかのように、現地の最新情報や専門知識、そして貴重な人脈を活用することができます。「特定の国で物流と税務だけ相談したい」「来週のピッチで必要なだけ」といった超短期・高解像度のニーズに応えるスポットコンサルモデルは、非常に高い柔軟性と市場性があると考えています。
■地政学的リスクの分散ニーズがアジアシフトを後押し 〜アジアに強いセカイズカン
セカイズカンはグローバル市場の中でも、特にアジアに強い専門家を戦略的に集めていきます。2025年にトランプ前大統領が再登板、そしてアメリカ中心の「アメリカ・ファースト」政策が再び強化されています。特に「関税の一律10%導入」や、米中・米欧間の相互課税・FTA見直しなどが現実化した今、日本企業の北米・グローバル戦略に大きな再考が必要になります。そして中国の景気後退と地政学的緊張の高まり(台湾有事懸念など)により、チャイナプラスワン戦略も再加速していくと予想されます。その一方で、インド・ベトナム・インドネシアなどのアジア新興国の経済発展が続いており、有望な進出先として注目が集まっています。ただし、これら地域では商習慣・法律・宗教的慣習など、現地特有の複雑性が高く、「事前にリアルな失敗談・成功談を聞きたい」というニーズが顕在化してくると考えています。

専門家プールとしては、2025年からは徐々に団塊ジュニアや高度成長期に海外駐在した50代後半~60代のベテラン層が企業を退職するタイミングです。彼らが持つ「インドネシアの許認可事情」「インド商社との信頼構築ノウハウ」「ベトナムの工場設立実務」などは極めて希少性の高い実務知見となります。この“眠っている知見”を副業・スポット相談形式で流動化するプラットフォームは、社会的にも意義があり、企業のDX/グローバル化にも貢献できると考えています。その上、副業解禁やパラレルキャリアの進展により、現役世代も専門性を「副業」として活かせるようになってきています。特に海外で現役で活躍する日本人の専門家の方々に多くご参画いただくことで、より生の一次情報や知見、人脈を日本語でストレスなくご提供させていただけるサービスを目指しております。
■サービス事例
-
スポットインタビュー:海外現地駐在の専門家から最新の市場動向ヒアリングや進出に向けた戦略策定のヒントが得られます。
(例) 東南アジア市場での某人事系SaaS(Software as a Service)の受容性に関するインタビュー:4万円/時〜
-
プチレポート:海外現地の市場競合環境の簡易レポートの作成を依頼出来ます。
(例) VR (Virtual Reality) x 医療分野活用事例の欧州市場でのショートリスト作成:4万円〜
-
現地人脈の紹介:海外進出のための現地パートナー、顧客候補等をご紹介いただけます。
(例) 米国市場での医療機器販売に向けたパートナー候補のご紹介:5万円〜
-
顧問:定期的に海外進出における課題解決の壁打ちとなってもらえます。
(例) ベトナム進出に向けたアドバイザリー(月1回〜) : 5万円〜
*専門家により対応可能なサービス、価格は異なります。価格は専門家とご依頼内容を踏まえ、弊社が双方のニーズを受け交渉させていただきます。

2. 専門家インタビュー:デジタルヘルス・サービスプロデューサーKenjiro Fujio(藤尾 健二朗)氏に聞く、グローバルな視点とその背景にある想い
この度、「セカイズカン」の専門家としてご登録いただいている、デジタルヘルス・サービスプロデューサーの藤尾氏に、GlobeNexus代表の寺尾がインタビューを実施しました。藤尾氏のこれまでの輝かしいキャリアや、困難を乗り越えてきた経験、そして「セカイズカン」を通じて日本の企業に貢献したいという熱い想いを語っていただきました。
寺尾: 藤尾さん、本日はお忙しい中ありがとうございます。「セカイズカン」の専門家としてご参画いただけること、大変心強く思っております。まず、藤尾さんのこれまでのご経歴についてお伺いできますでしょうか。
Kenjiro Fujio: こちらこそ、ありがとうございます。私は、スタートアップの立ち上げや大企業等での10年以上の新規事業開発、そしてインド、アメリカ、日本と異なる文化圏での新規事業立上げ経験を通じて、様々な挑戦と成長を経験してきました。直近では、シリコンバレーで医療機器メーカーのデジタルヘルスケア部門を統括し、新部門・オフィスの立ち上げを主導し、海外勤務は5年以上になります。インドでの事業立ち上げや米国MBAで得た米国流の事業開発手法も取り入れた、ヘルスケア領域(特にデジタルヘルス)の事業開発を専門とします。
寺尾: まさにグローバルな舞台で活躍されてきたのですね。その中で、特に印象に残っているご経験はありますか?
Kenjiro Fujio: インドでの現地財閥企業と合弁での遠隔医療サービスの立ち上げです。日本で設計・ローンチしていたサービスを元にし、現地医師等へヒアリングを行いサービスを再設計し、現地IT会社と共にシステムを構築しました。サービス設計にあたり、日本と異なる点が多々有りました。血圧計などの家庭用医療機器は家族全員で一台を共有するのが当たり前ですし、医師は肩書のため大病院に勤務しながらも、まともな収入を得るために別でクリニックを開業しています。医療保険は普及しておらず、また処方箋がなくても、薬局で十分な有効成分がある薬剤を購入できます。加えて、渋滞も酷かったので自由診療での遠隔医療サービスへのニーズが患者からも医師からも大きかったです。そのような現地ニーズを医師・患者等にヒアリングしてサービス設計していく作業は非常に楽しかったです。もちろん楽しいことだけでなく、インドならではの商習慣で戸惑うことも多く、例えば合弁を組むパートナーと協業契約の詳細を詰めて文面が固まり、後はサインするだけとなった段階から、どさくさに紛れて契約文面を先方が変えてきたりだとか、現地システム会社の開発納期・クオリティの管理の甘さなど、日本だと常識だと思っていたことが、そもそも前提にならない経験もたくさんしました。しかし、私のグローバルビジネスの経験もここから始まったこともあり、今でもとても印象に残っています。
また、グローバルPHR(パーソナルヘルスレコード)ヘルスケアアプリの事業立ち上げに携わった経験も大きな印象に残っています。モバイルマーケティングを担当し、世界トップクラスの医療・健康サービスとの提携を通じて、3年間で180万人のユーザーを獲得することができました。この経験を通じて、グローバル市場におけるデジタルヘルスの可能性と、それを実現するための戦略の重要性を深く理解しました。
直近では日本のデジタルヘルス・スタートアップの海外進出をサポートし、PoCの実施、GoToMarket戦略の策定を行い、グローバルで戦える日本発のサービス構築を行っています。
寺尾: なるほど、興味深いお話ですね。藤尾さんの強みは、「グローバル」「IT」「ヘルスケア」の3つの領域を掛け合わせた知見にあるとお伺いしました。それぞれの領域で培われた経験は、どのように今の活動に繋がっているのでしょうか?
Kenjiro Fujio: IT業界でのエンジニアや技術営業の経験、そしてスタートアップの立ち上げ経験を通じて、テクノロジーを活用した事業開発のノウハウを培いました。ヘルスケア領域においては、国によって異なる法規制や市場ニーズを理解し、グローバルな視点での事業展開を推進してきました。これらの経験を掛け合わせることで、他にはないユニークな視点から、企業の海外進出や新規事業開発をサポートできると自負しています。
寺尾: まさに「セカイズカン」が求める専門家像そのものです。日本の企業に対して、どのような貢献をしていきたいとお考えですか?
Kenjiro Fujio: インド、アメリカ等で私が培ってきたグローバルな経験、特に多文化展開のサポートや異文化間の橋渡しといった部分で、日本の企業のお役に立ちたいと考えています。近年注目されているデジタルヘルス領域で、革新的なサービスを創出する企業を支援したいという強い想いがあります。
寺尾: 共感いたします。最後に、「セカイズカン」の利用を検討している企業に向けてメッセージをお願いします。
Kenjiro Fujio: 海外進出や新規事業開発は、決して簡単な道のりではありません。しかし、「セカイズカン」を活用することで、経験豊富な専門家の知識や人脈を、まるで自社のリソースのように活用することができます。例えば、「セカイズカン」を利用することで、私の苦労を通じて得た各国の法規制・商習慣の知識、人脈などを即座に入手することができるのです。
これにより、時間やコストを大幅に削減しながら、より確実な海外展開を実現できるはずです。ぜひ一度、「セカイズカン」の扉を叩いてみてください。私自身も、皆さんの挑戦を全力でサポートさせていただきます。
寺尾: 藤尾さん、本日は貴重なお話ありがとうございました。「セカイズカン」を通じて、藤尾さんのような素晴らしい専門家の方々と日本の企業を繋ぎ、グローバルな舞台での活躍を支援できることを大変嬉しく思います。
3. 株式会社GlobeNexusについて
株式会社GlobeNexusは、「Globe(世界)をNexus(繋ぐ)その架け橋に」をミッションに掲げ、海外進出と新規事業開発に特化したプロフェッショナルファームです。長年の海外経験と幅広いネットワークを活かし、戦略策定から販路拡大まで、企業のグローバル展開をトータルでサポートしています。
■ 主なコンサルティングサービス
海外進出・新規事業開発
事業戦略策定・推進
海外市場調査・マーケティング
海外進出戦略策定
海外拠点立ち上げ
現地での販路拡大・パートナーアライアンス
グローバル人材育成
地方創生・DX
スマートシティ案件のプロジェクトマネジメント
オンラインセミナーを通じたDX推進活動
大学/自治体様向けのセミナー活動
そして、この度ご紹介した海外事業開発専門家スポットコンサル「セカイズカン」の運営を通じて、より多くの日本企業のグローバル展開を支援してまいります。
■ 代表取締役 寺尾 忠久 プロフィール
アクセンチュア、オムロン、楽天等で約20年の新規事業開発経験、8年の海外駐在経験(台湾、シンガポール、香港)を有する。広島県福山市戦略推進マネージャー(’20-’22)、INSEAD MBA/東京大学大学院工学系研究科卒。趣味はマラソン(サブ3.5)とアプリ開発(Python/Swift)、2児(長男/次男)の父
■ 株式会社GlobeNexus (GlobeNexus Co.,Ltd.)

代表取締役:寺尾 忠久
設立:2025年4月
資本金:7,000,000円
所在地:京都府京都市上京区
事業内容:
・海外進出・新規事業開発コンサルティング
・海外事業開発専門家スポットコンサル「セカイズカン」の運営
■本件に関するお問い合わせ先
本サービスや専門家登録についてのお問い合わせは、以下までご連絡ください。
株式会社GlobeNexus
Email:info@globenexus.co.jp
すべての画像