食の1人万博、京都の「食で世界を旅できる料理店」にて今春開幕！1人の料理人が3つの屋号を使い分け、計15カ国超の料理を提供

京都の「カシェ/ヒドゥン」が長いソフトオープン期間を経て、食で世界を旅できる料理店としてマイナーチェンジ。新たに香港のブランチ専門ブランドを加え「カシェ/ヒドゥン/隱」の3ブランド体制で今春本オープン

CACHÉ/HIDDEN/YIN

2025年4月28日 08時30分

はじめに

2023年12月のソフトオープン以来、1年超に渡り、トライアル＆エラーを繰り返しながら様々な実験を重ねてきた京都・御所南の小さな飲食店「CACHÉ/HIDDEN(カシェ/ヒドゥン)」が、ようやく営業形態を固め、更に、新たに「YIN(隱)」という「香港のブランチ専門のブランド」を加え、「食で世界を旅できる料理店」としてマイナーチェンジ。

旅をテーマとした3つのブランドを持ち、計15カ国超の料理を供する「CACHÉ/HIDDEN/YIN(カシェ/ヒドゥン/隱) 」として体制も新たに、2025年4月に本オープンした。

旅をテーマとした３つのブランドを持つ「隠れた」料理店

「食で旅する料理店」をテーマに、建築を齧りアパレルを経て料理人となった旅好きな店主が、旅先で出合った世界の食文化を伝えるべく、１つの店舗内で３つの屋号を自由自在に使い分けながら、様々な国の料理屋になりきるべく、七変化を遂げるかのようにその姿を変える様は、さながら「食の1人万博」。

▶︎フランスの郷土料理『CACHÉ カシェ』

こちらが本業

▶︎世界の郷土料理『HIDDEN ヒドゥン』

こちらは副業

▶︎土祝限定・香港のブランチ『YIN 隱』

こちらは裏稼業

カシェはフランス語で、ヒドゥンは英語で、隱は中国語で、それぞれ「隠れた」という意味を持つ。食で旅できる国の数は３ブランドで計１５ヶ国超。旅先を選ぶように国を選べ、ユーラシアを横断でき、世界を周遊できる。

フランスの郷土料理『CACHÉ カシェ』

フランスの中でも店主がこよなく愛する「フランス南西部バスク地方」の地方色豊かな郷土料理を中心に、現地の味を旅するように体験できる「隠れた」小さなフランス料理店。

※曜日を問わず、ランチ・ディナーともに昼夜共通のコースで提供

フランスバスク地方の郷土料理ピペラード。ピーマンとトマトの煮込みを卵で綴じて豚バラ肉の塩漬けのポワレを添えたもの。フランスバスクはピーマンや唐辛子や豚肉の名産地

フランス南西部の郷土料理ガルビュール。生ハムなどで出汁を取り、キャベツ・ねぎ・セロリ・かぶ・人参・白インゲン豆などをを煮込んだ、身体に優しい具だくさんなスープ

世界の郷土料理『HIDDEN ヒドゥン』

他所では出合えない、ここでしか食べられない、ヨーロッパ・北アフリカ・アジア・南米諸国の郷土料理を味わえる「隠れた」小さな料理店。国ごとにコースが設定されており、それらの中から予約時に１つの国を選ぶ画期的なシステムで、食を通じた擬似旅行を体験できる。

【ヨーロッパ＆北アフリカ】

モロッコ料理・チュニジア料理・ポルトガル料理・ベルギー料理・アルザス料理・ハンガリー料理・北マケドニア料理・ブルガリア料理・ジョージア料理

【アジア＆南米】

ウズベキスタン料理・マレーシア料理・南部タイ料理・中華系タイ料理・イサーン料理・ベトナム料理・台湾料理・ペルー料理

※曜日を問わず、ランチ・ディナーともに昼夜共通のコースで提供

※とりわけ、ハンガリー、北マケドニア、ブルガリア、ジョージア、ウズベキスタン、ペルーの料理は関西では珍しく、貴重な食体験が期待できる。

ジョージアを代表する郷土料理シュクメルリ。鶏肉のグリルに、にんにくと牛乳のクリーミーなーソースを添えたもの

ウズベキスタンや中央アジアを代表する麺料理ラグマン。うどんに肉(牛or羊)とトマトと野菜を煮込んだ餡をかけたもの

土祝限定・香港のブランチ『YIN 隱』　※(新登場)

本オープンとともに新たに加わった３つ目のブランド「YIN」は、CACHÉ/HIDDENのスピンオフとして土曜と祝日限定で出現する「隠れた」ポップアップストア。

お粥や麺、ピーナッツバター入りの揚げフレンチトーストなど、香港の冰室・茶餐廳（喫茶店）のＢ級グルメやソウルフードを気軽に楽しめる。

※土曜日と祝日の午前中限定で提供

食パンの間にピーナッツバターを塗り、卵を潜らせて揚げ、練乳とバターを添えた香港式フレンチトースト「西多士」

フォーのような米麺と、牛肉、ニラ、もやしをオイスターソースで炒めた焼そば「乾炒牛河」は香港の喫茶店や食堂の味

料理だけではなく空間・器・什器まで楽しめる！まるでアンティークショップのような雰囲気を纏った「個室しかない」プライベートレストランは、なんと2名〜貸切可能

古い雑居ビルの２階の白い扉を開けると、パリのパッサージュのような長い廊下がある。さらに廊下に面した２つの扉を開けると、２つの小さな部屋がある。それぞれの部屋は、１部屋につき１組限定、２名様から貸切可能な完全個室・完全予約制のプライベートレストラン。誰にも邪魔されない秘密の空間で、自分達だけの大切な時間をゆったりと過ごすことができる。

２つの小さな部屋には、それぞれパリの駅名にちなんだ名前が付けられており、コンセプトの異なるインテリアが楽しめる。いずれの部屋もフランスのアンティークや旅先で出会った雑貨でコーディネートされた異国情緒溢れる空間が特徴。此処が何処かわからなくなるような、まるで異国を旅しているような、ちょっとした非日常感を味わえる。

「買えないアンティークショップ」を標榜する当料理店では、買えない代わりに「実際にアンティークの器や什器を使う」という、普通のアンティークショップではできない、プライスレスな体験を楽しめる。