【調査レポート】「日系企業のトランプ関税対応に関する調査レポート」発表 ~米国事業展開における影響と対策~

日系企業の約8割が価格への反映について様子見の中、反映に踏み切る企業も

大手・成長企業向けに米国における事業拡大を支援する株式会社リカルベイト・コンサルティング(本社:東京都渋谷区、横田武志、以下「当社」)は、米トランプ政権が発表した新たな追加関税や相互関税といった措置を受け、日系企業の米国における事業見通しの対応を調査し、「日系企業のトランプ関税対応に関する調査レポート」として発表いたします。

【詳細はこちらからお問い合わせください】https://www.reculvate.co.jp/contact/

【Topix】

・日系企業の約8割が価格への反映について様子見の中、反映に踏み切る企業も存在

・米国での事業計画見直しを様子見する企業の中には、次回決算での計画の見直しを検討するケースも

・どの企業も生産拠点の米国内移転までは検討していない結果に

【調査概要】

・調査期間:2025年4月7日(月)~4月9日(水)

・調査対象 :当社の取引先および関係のある企業 

・回答企業属性:

<規模>国内外連結売上高が10億円〜20,000億円規模 ※非公開含む、2024年決算情報より参照

<業界>製造業(食品/飲料/繊維/化粧品/化学/その他) 、サービス業、小売業   

・調査数:26社

・調査方法 :アンケート調査

【調査の背景】

米国のトランプ政権が発表した新たな関税政策により、日系企業はその影響を受け、今後の事業運営に大きな課題を抱えています。本調査では、企業がどのようにその影響に対応しているのかを調べ、企業戦略や将来の投資決定における指針を提供することを目指しています。

【「日系企業のトランプ関税対応に関する調査レポート」の主な結果】

■日系企業の約8割が販売価格の反映について様子見の中、反映に踏み切る企業も存在

トランプ政権が打ち出した新たな関税を価格に反映させるかに関する質問に対して、約8割の日系企業が「様子見」と回答しました。一方で、一部の日系企業では価格反映に動いていることが分かりました。調査対象の日系企業からは以下のようなコメントが寄せられています。(一部抜粋)

<A社>様子見:日本以外の国にも高い関税がかけられており、価格競争力は逆に高まる可能性があるため

<B社>様子見:トランプ関税が中長期的に続くかが不透明なため

<C社>様子見:直近で販売を予定している商品の輸出は完了しているため

<D社>反映する:トランプ関税が中長期的に続く場合、早めに対策しておかなければ損失が大きい

<E社>反映する:程度は未定だが、トランプ関税が中長期的に続くのであれば価格へ反映させる予定

■米国での事業計画見直しを様子見する企業の中には、次回決算での計画の見直しを検討するケースも

トランプ関税の影響で、米国の事業計画に見直しがあるかといった質問に関して、約9割の日系企業が「しない」もしくは「様子見」と回答しました。しかし、直近での事業計画見直しを控えている企業の中にも、次回決算時には事業計画の見直しを見込んでいる企業があることが明らかとなりました。調査対象の日系企業からは以下のようなコメントが寄せられています。(一部抜粋)

<F社>様子見:現地にいるビジネスパートナーに聞いても良くわからないのため、とりあえず様子見

<G社>様子見:現時点では様子見だが、決算のタイミングでは見直さざる負えない可能性がある

<H社>様子見:高い関税が続くのであればアメリカよりもEUやアジアを優先して投資していく可能性はある

<I社>する:価格の変更やコストの見直しで既に動いているため

■どの企業も生産拠点の米国内移転までは検討していない結果に

トランプ関税の影響で、生産拠点を米国内に変更するかという質問に対しては、全ての企業が「変更しない」もしくは「様子見」と回答する結果となりました。この結果から、現時点では生産国は変更せず、その他の対策をとっていく方針が主流であることがわかりました。

【今回の調査を通じて】

米国での事業展開において、米政権の動向は日系企業にとって経営を左右する重要な要素となります。現地の市場動向や法規制を把握し、迅速かつ適切な対応策を講じることが企業の成長のために大切だと考えられます。今回実施した調査では、「様子見」の回答が多く見られましたが、今後、追加関税や相互関税の変更により、日系企業が新たな対応を迫られる状況が増加すると予想されます。米国現地の最新情報をいち早く把握することが、事業展開における重要な鍵となると思われます。

今回の調査結果を基に、日系企業は米国市場での事業運営をさらに強化するために、どのような戦略的調整が必要か検討することが求められます。当社は、引き続き、現地情報の提供と具体的な支援を行ってまいります。

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【株式会社リカルベイト・コンサルティングについて】

リカルベイト・コンサルティングはLAを拠点に独自のアセットを活用して、米国での事業拡大に向けたコンサルティングを提供しています。具体的にはLAに拠点を構え、全米で展開する事業での独自のノウハウやセレブリティネットワークを活かして、日本企業ならではの勝ち筋を導き出してサポートをいたします。

【会社概要】

社名:株式会社リカルベイト・コンサルティング

本社所在地:東京都渋谷区渋谷2-21-1渋谷ヒカリエ33F

LA支局:10776 Wilshire Blvd,Unit 801 Los Angeles,CA,90024

代表取締役:横田 武志

設立: 2023年8月

HP:https://www.reculvate.co.jp/

【 本プレスリリースおよびサービスに関するお問い合わせ先】

担当:佐藤

お問い合わせフォーム: https://www.reculvate.co.jp/contact/

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業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区渋谷2丁目21−1 渋谷ヒカリエ33F
電話番号
03-4579-4060
代表者名
横田 武志
上場
未上場
資本金
-
設立
2023年08月