ヒルハウスの不動産プラットフォーム「ラバ・パートナーズ」と「ロジキャップ」がインドにおける産業・物流インフラへのフォローオン投資を通じて三菱地所との戦略的パートナーシップを強化
シンガポール、2025年5月14日 – ヒルハウスの不動産プラットフォームであるラバ・パートナーズと、そのポートフォリオ企業で物流・産業インフラを専門とするロジキャップ・マネジメント(以下、「ロジキャップ」)は、本日、日本有数の不動産事業グループである三菱地所株式会社(以下、「三菱地所」)からの2回目の戦略的投資を受けたと発表しました。
2025年4月に完了した今回のフォローオン投資は、2024年9月に成功裏に始動した初の合弁事業に続くもので、両社間のパートナーシップにおける重要な一歩となります。本件は、インドの物流やインフラセクターに対する日本の投資家の関心の高まりを浮き彫りにし、日本とインドの間の経済関係の深化に寄与するものとなります。
日本・インド間の事業提携の強化
インドの産業・物流セクターは、比較的若年層の割合の多い人口構成、政策的な支援、多様化したサプライチェーンへの世界的な需要増を背景に、急速に発展しています。三菱地所によるロジキャップへの継続的な投資は、高成長市場への海外投資拡大という日本の大局的な戦略と一致し、重要なグローバルインフラの持続可能な開発に貢献するという同社の取り組みを反映しています
共通のビジョンと信頼に根差したパートナーシップ
「世界の資本がますますインドに注目する中で、当社は引き続き高品質で持続可能なインフラの整備に尽力し、このビジョンを三菱地所のような信頼できるパートナーと協力して責任を持って連続的に実現できることを光栄に思います」とロジキャップのファンド運用責任者を務めるプリヤンク・シャー氏は述べています。
また、ヒルハウスにおける日本事業の責任者兼パートナーである菊田知裕氏は「今回の三菱地所とのパートナーシップ強化は、両組織の強固な戦略的連携とインドのインフラの状況に対する共通の長期的ビジョンを反映しています」とコメントしました。
世界的な専門知識を生かした国内ポートフォリオの拡大
今回の新規投資の対象は、高品質の製造業のテナントや多国籍企業の拠点として最適なチェンナイ都市圏において、スリペルンブドゥール、マペッドゥなどの重要な戦略的ロケーションで開発を行う合弁事業であり、ロジキャップの開発プラットフォームであるプラガティ・ウェアハウジングを通じて開発されています。
今回の投資により、ロジキャップと三菱地所がデリー首都圏に保有する安定した満室率資産の既存ポートフォリオと併せ、両社の合弁事業はインドの重要な産業回廊における約500万平方フィート(約465,000平方メートル)の運用資産と開発資産を有することになります。
これらの資産は一体となって、ロジキャップがインド全土で計1,350万平方フィート(約125万平方メートル)のポートフォリオを展開する計画の中核を成しており、ムンバイ、プネー、チェンナイ、バンガロール、デリー首都圏といった高成長地域に重点を置いています。
ESG原則と持続可能な成長への取り組み
ロジキャップは、プラガティ・ウェアハウジングとエコボックスの開発プラットフォーム全体で、環境、社会、企業統治(ESG)の原則を強く重視しています。その取り組みの一環として、環境認証を受けたLEEDゴールド基準の建物の開発、再生可能エネルギー源の導入、地元コミュニティの開発や雇用を支援するプログラムなどを実施しています。
これらの活動は、三菱地所のサステナビリティ目標とも合致しており、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に寄与し、両社の責任ある投資と長期的価値の創出に向けた取り組みを補強しています。
ヒルハウス(Hillhouse)、ラバ・パートナーズ(Rava Partners)について
2005年に設立されたヒルハウス・インベストメント(以下、「ヒルハウス」)は、厳選されたビジネスとの長期的な提携に専念するグローバルなオルタナティブ投資運用会社です。約20年の経験を持つヒルハウスは、オルタナティブ資産運用業界でトップクラスの規模に成長し、上場株式、プライベートエクイティ(買収、ベンチャーキャピタル、成長戦略)、プライベートクレジット、実物資産を対象とする投資戦略を展開しています。ヒルハウスは業界をリードする企業と提携し、医療、ビジネスサービス、消費財、産業セクターにおいて、持続可能で先進的な企業との連携構築を目指しています。また、アメリカ大陸、欧州、アジア、中東の大学基金、財団法人、政府系ファンドを含む世界中の主要な機関投資家に代わって資本を運用しています。詳しくはwww.hillhouseinvestment.comをご覧ください。
ラバ・パートナーズは実物資産への投資を行い、優れたビジネスリーダーと提携してアジア太平洋の新経済を支える物理的インフラを構築しています。ラバ・パートナーズは、教育、物流・産業、ライフサイエンス・ヘルスケア、集合住宅、デジタルインフラ、その他の特化型資産クラスなど、アジア経済の成長セクターで実物資産プラットフォームを構築しています。ラバ・パートナーズは、ヒルハウスの広範なプライベート投資プラットフォームを補完するものとして、2020年にヒルハウスとラバ・パートナーズの経営陣が共同で設立した実物資産投資における戦略会社です。設立以来、ラバ・パートナーズは、アジア太平洋地域の各地で不動産会社18社に30億米ドル以上を投資しています。詳しくはwww.ravapartners.comをご覧ください。
ロジキャップ・マネジメント(Logicap Management Pte. Ltd.)について
ロジキャップは、特にインドを重視しながら、新興市場全体で高品質な投資適格資産の開発に注力する物流インフラの専門家です。ラバ・パートナーズのポートフォリオ企業であるロジキャップは、開発プラットフォームのプラガティ・ウェアハウジングおよびエコボックス・インダストリアルズを通じて運営し、革新的な運用と強固な財務基盤を兼ね備えたプロジェクトを推進しています。ロジキャップは、土地の取得、設計、賃貸・資産管理に至るまで、開発プロセス全体を統括しています。
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