6/19を「縄文の日」に。エドワード・モースが大森貝塚を発見した日を記念日へ
縄文ドキドキ会が「縄文の日」記念日を広く共有されるよう呼びかけ

6月19日はエドワード・モースが大森貝塚を発見したとされる日です。
1877年、モースは横浜から新橋へ汽車で向かう途中、地層に「貝塚」が露出していることに気づき、日本で初めての学術的発掘を行いました。その後、日本の考古学の基礎を築き、発展に大きく貢献します。
モースは大森貝塚で発掘された土器を「Code marked pottery(縄目文様の土器)」と呼び、これが日本列島での時代区分のひとつ「縄文」の由来となりました。
縄文ドキドキ会では、6月19日が「縄文の日」として広く共有されるにふさわしい日と考え、記念日として呼びかけることに致しました。
記念日をきっかけとして、縄文文化の魅力を国内外にアピールし、わたしたちの住む日本列島における文化の源流をより深く知るために、多くの方に記念日を活用していただきたいと考えます。
*参考資料:品川歴史館WEBサイト,縄文時代の歴史(山田康弘著)
ロゴデザインについて
縄文人はヒスイを始め、石斧や石棒の素材として使われた蛇紋岩、緑色岩など、緑色の石を好んで用いていたようです。
グリーンを基調としたロゴは、縄文文化を築いた縄文人への敬意を込めて配色しました。
縄文時代とされる時代区分は一万年以上に及び、時期や地域によって意匠も大きく変わるため、遮光器土偶や火焔型土器といった特定の遺物はデザインに含めず、縄文の由来である縄目文様と、縄文時代の定住のアイコンである竪穴住居をあしらっています。
貝殻のあしらいは大森貝塚でも発見され、縄文人が好んで食したとされるサルボウガイをモチーフにしました。
*「縄文の日」の名称・及びロゴは、縄文文化の認知向上を目的とするものあれば、どなたでもご利用いただけます。
ロゴのダウンロード
https://jomondoki.com/jomon-day/
6/19を記念日とする意義
国内に限られず、海外層にも記念日の意味を共有できる
縄文ドキドキ会の発案した記念日に10月9日の「土偶の日」がありますが、こちらは数字の語呂合わせのため、日本語話者以外には意味が理解しにくいという問題があります。
6/19は歴史に基づいた記念日であるため、より多くの方に記念日の意味を共有していただけるでしょう。
夏季休暇シーズン直前のPRの場として利用できる
6月後半は博物館や遺跡、その周囲にある店舗も比較的閑散期ではないかと思われます。
「縄文の日」をきっかけに、遺跡・博物館の魅力を伝え、夏の行楽先としてのPRの機会を広げるとともに、商業店舗やミュージアムショップでもTシャツをはじめとした関連グッズの展開がしやすくなることが期待されます。
広報PR活用案
SNSでの活用案
ハッシュタグ「#縄文の勘違い」を用いて 一般的に縄文文化について誤解されている例を紹介し、博物館の収蔵品をアピールする。
例:縄文人は土器作りが下手なので、厚手の土器しか作れなかった。弥生文化が入ってきたことで、技術が向上し、薄い土器が作れるようになった → 実は縄文人にも薄い土器は作れます!(土器の画像)
ほか、貝塚はゴミ捨て場、マンモス狩りをしていた、縄目のついていない土器は縄文土器ではない、など、よくある勘違いを楽しく紹介し、知識のアップデートを狙いながらも、PRの場として用いることができます。
日本の考古学150周年
再来年、2027年は大森貝塚の発見から150年という節目の年で、ひいては日本の考古学150周年でもあります。
これにより「縄文」というムーブメントが大きく盛り上がることが期待されるでしょう。
150周年に関連するショップイベントや、オンラインイベントを開催することで、PRの場として用いることができます。
関連イベント

6/3(火)より、ハンズ名古屋店10階・地球研究室にて、縄文グッズイベント「縄文のある暮らし展」開催
「縄文のデザインを現代の生活に取り入れる」をコンセプトに、縄文時代に魅入られた作家のオリジナル雑貨やアクセサリー販売イベントを開催します。

6/19(木)「東京縄文散歩-大森貝塚編-」公開
遺跡発掘漫画家・今井しょうこ氏による、東京の縄文スポットを散策するWEBコミック。
日本考古学の始まりの地となった大森貝塚編を「東京縄文プロジェクト」WEBサイト上で公開します。
https://tokyoproject.jomondoki.com/comics/

6/19(木)オンラインショップ「土偶商店」にて新作縄文グッズ発表
縄文ドキドキ会のオンラインショップ「土偶商店」にて、新作の縄文グッズを発表します。
売り上げの一部は奈良文化財研究所の「文化財保存修復研究基金」に寄付されます。
https://dogusyouten.jomondoki.com/
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