老朽インフラの予知保全をAIで実現するAIVALIX、「Next GenAI Summit powered by DeNA」にて最優秀賞を受賞

インフラ業界を中心にAI開発を行う学生スタートアップAIVALIX、AI×社会課題領域での挑戦が高く評価

AIVALIX株式会社

2025年6月24日 11時10分

東京大学の学生を中心に、インフラ業界の構造的課題解決に挑むAIスタートアップ、AIVALIX株式会社（本社：東京都世田谷区、代表取締役社長：中山太洋、以下「AIVALIX」）は、2025年6月14日（土）にDeNA本社で開催された『Next GenAI Summit powered by DeNA』にて「最優秀賞」を受賞したことをお知らせします。

本イベントは、株式会社ディー・エヌ・エー（DeNA）がPLATINUMスポンサーを務める国内最大級のU25起業家向けカンファレンス「TORYUMON TOKYO 2025 RISE」の公式プレイベントとして開催されたもので、AI領域に挑む25歳以下の起業家たちが多数登壇し、熱いピッチを繰り広げました。

AIVALIXは、全国の水道管・ガス管・プラント配管など、老朽化した配管インフラにおけるピンポイント予知保全を可能にするAIプロダクト「INFRAI（インフライ）」についてピッチを行い、技術の独自性と社会実装力、インフラ老朽化や技術者不足といった日本社会が抱える社会課題に正面から向き合う姿勢が評価され、見事「最優秀賞」を受賞しました。

■ Next GenAI Summit powered by DeNA について

日時：2025年6月14日（土）13:00～17:00

会場：DeNA本社（渋谷スクランブルスクエア40階・WeWork渋谷スクランブルスクエア内）

主催：株式会社ディー・エヌ・エー（DeNA）

審査員：住吉政一郎氏（DeNA AIイノベーション事業本部長）、早川尚吾氏（Coefont CEO）、林隆弘氏（HEROZ CEO）、深津貴之氏（THE GUILD 代表）

本イベントに関するプレスリリース：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000126.000018441.html

■ プロダクト紹介：配管インフラ故障予測AI「INFRAI（インフライ）」

「INFRAI（インフライ）」は、AIVALIXが開発・提供する、配管インフラの予知保全を支援するAIプロダクトです。

本プロダクトは、上下水道・ガス・プラントといった社会基盤を支える配管設備を対象に、設備の劣化進行や潜在的リスクに着目し、限られたリソースの中でも優先的に対処すべき箇所を可視化する仕組みを提供します。これにより、従来の定期点検や経験に依存した手法では対応が難しかった、戦略的な保全計画の立案を支援します。

日本国内では、老朽インフラの増加と技術者の減少が同時進行しており、自治体やインフラ関連事業者にとって、効率的かつ持続可能な維持管理の実現が急務となっています。INFRAIは、そうした社会課題に対し、AIの力で現場起点の解決を図ることを目指しています。

現在、複数の自治体およびインフラ事業者と連携し、現場のデータ環境や運用実態に応じた実証・共創を進行中です。AIVALIXでは、現場ヒアリングを重視した導入支援と、各地域・業態での再現性を見据えたプロダクト設計により、導入後の継続的な価値提供を可能としています。

今後も、「老朽化 × 人材不足 × 属人化」といった複合的な構造課題に対し、INFRAIがインフラメンテナンスの新たなスタンダードとなることを目指し、社会実装を加速してまいります。

■ 代表コメント

「INFRAI」は、人の命を守り、暮らしを止めず、産業を支え続けるために生まれたプロダクトです。インフラの老朽化や熟練技術者の不足といった、今まさに直面している社会課題に対して、私たちは真正面から挑み、技術の力で突破口を開いていきます。インフラの崩壊は、生活の崩壊に直結します。だからこそ、私たちは現場と向き合い、現実に根ざした解決策を届けていく。そして、レジリエンスに満ちた次世代の社会インフラを築くことこそが、AIVALIXのミッションであり、揺るぎない志です。今回、DeNA様主催の素晴らしい舞台でこの想いを伝えることができ、多くの審査員の皆様からご評価をいただけたことは、大きな励みとなりました。この受賞を一つの通過点と捉え、今後も仲間やパートナーの皆様とともに、社会を支えるインフラの「次の当たり前」を創り続けてまいります。

■ 今後の展望

AIVALIXでは、本受賞を契機に、全国の自治体・事業者とのさらなる連携拡大を進めてまいります。

自治体・水道事業者との共同研究・開発の拡大
プラント・工場・ビル等、民間設備向けソリューションの提供強化
海外展開に向けた技術ライセンス・グローバルアライアンス構築
プレシリーズAラウンドを見据えた資金調達活動の本格化

■ AIVALIX株式会社について

Mission: Resilient infrastructure. Powered by AI.

日本をはじめ、世界各国でインフラの老朽化や熟練技能者の減少が深刻化しています。その中でも、水道・ガス・プラントといった配管インフラは、生活と経済を支える社会の基盤でありながら、点検や更新の遅れ、技能伝承の困難などにより、事故リスクの増大に加えて、運用効率・業務生産性の低下といった課題も顕在化しています。こうした事象は、単なる運用上の問題ではなく、都市機能や産業活動の持続可能性に直結する、構造的な課題といえます。

AIVALIXは、こうした社会インフラ領域における課題に真正面から向き合うAIスタートアップです。主力プロダクトである配管インフラ故障予測AI『INFRAI（インフライ）』を中心に、「設備の老朽化」「人材不足」「技能の属人化」といった複雑に絡み合う課題に対して、現場知と先端技術を融合したAIソリューションを開発・提供しています。

私たちが目指す「レジリエンスなインフラ」とは、単に壊れにくいことではありません。変化やトラブルに柔軟に対応し、迅速に回復できる――そんな“しなやかで強靭な社会基盤”を意味します。そのレジリエンスをAIテクノロジーによって高めていくことは、もはや選択肢ではなく、時代の必然です。

AIVALIXは、AI技術と現場の知見を掛け合わせ、レジリエンスに満ちた次世代の社会インフラを築いていきます。

採択歴

三菱地所×01Booster「01 Start Next」
東京都主催「TIB STUDIO」
「INTLOOP Ventures Accelerator」

受賞歴

東京都主催 SusHi Tech Tokyo 2025「出世魚ピッチ」審査員賞
DeNA主催「Next GenAI Summit powered by DeNA」最優秀賞【優勝】
第7回「Startups Emergence Ecosystem」（Gold Sponsor: NTTデータ）Grand Prize【優勝】

会社概要

会社名	AIVALIX（アイヴァリックス）株式会社
本社／第一オフィス	〒154-0004 東京都世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー6F
第二オフィス	〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビルB1-1F
代表者	中山太洋（代表取締役社長兼 CEO）
設立	2024年4月
公式サイト	https://www.aivalix.co.jp/