次世代のために、100年先も生き続ける“まちの財産”を育てる。コミュニティ基金「茅ヶ崎100年基金」設立を目指し、地域に根ざしたファンドレイジングを開始
茅ヶ崎発、継続的なお金の循環を生み出すコミュニティ基金の先進モデル設立へ

一般社団法人茅ヶ崎100年基金は、地域で生きる次世代を支えるコミュニティ基金「茅ヶ崎100年基金」を公益財団法人日本フィランソロピック財団で設立することを目指し、2025年6月18日、ホームページ(https://fund100.jp/)を開設し、地域に根ざしたファンドレイジング(寄附集め活動)を開始しました。
基金の設立資金として当面は1,000万円を目標に据え、将来的には基金の資金を運用するために必要な1億円の寄附を目指して参ります。
米国では、地域の社会課題を地域の方々の善意の資金で解決に取り組むコミュニティ財団が古くから存在しており、現在は日本でもコミュニティ財団が多くの地域で活動を続けていますが、長期的な支援の仕組みを持つ財団は限られているのが現状です。
本基金は、将来的に基金の資金の運用を開始する画期的なモデルで、人口減少時代の地域を支える一助となることを目指して参ります。
「茅ヶ崎100年基金」構想の背景
「茅ヶ崎100年基金」の構想は、「今を生き、まちの未来をつくる次世代の挑戦を、継続的に支えていきたい」と願う茅ヶ崎市民の有志と、基金により社会への持続的な貢献を提供する「公益財団法人日本フィランソロピック財団」との出会いから始まりました。
可能性に満ちあふれ、大人が壁さえつくらなければどこまでも羽ばたいていける次世代という存在。彼らが今やりたいことに自由に挑戦し、安心して失敗もできる環境をつくることは、同じまちに生きる大人の使命とも言えます。
しかし、彼らの中には、社会課題の解決などビジネスになりにくい領域にチャレンジする人も多く、経済的に困難な状況に陥りその道を諦めてしまう人々もいます。
また、日本はすでに人口減少社会に突入しており、日本の人口は2100年にはおよそ6,300万人に半減するとされています。茅ヶ崎も例外ではなく、2025年をピークに人口減少に転じるという推計が出ています。
そんな未来のまちの担い手となる次世代のために、いま私たちができること。それは、今も100年後も生き続ける“まちの財産”を育てていくことではないでしょうか。行政には補うことができない資金の部分を、民間で補完していくような仕組みづくりが必要です。
私たちは「公益財団法人日本フィランソロピック財団」とともに、次世代の可能性開花につながる活動に助成するコミュニティ基金の設立を目指し、「一般社団法人茅ヶ崎100年基金」を立ち上げ、動き始めました。
設立予定の「茅ヶ崎100年基金」について
設立予定の「茅ヶ崎100年基金」は、神奈川県茅ヶ崎市とその周辺地域の次世代の可能性開花につながる事業に継続的・長期的に助成し、活動を支えることを目的とするコミュニティ基金です。
これまでに20を超える基金を設立・運営するなど助成活動において豊富な実績を持つ「公益財団法人日本フィランソロピック財団」が基金の設立・運営を担い、地域に根ざした団体である「一般社団法人茅ヶ崎100年基金」がそのファンドレイジング(寄附集め活動)を支援するスキームでの設立を目指します。
当面は設立資金1,000万円を目標に据え、寄付を募集します。設立後も継続的に寄附を募集し、将来的に運用に適切な金額が集まった時点で、運用益による助成金の交付を目指します。その後は資産運用しながら資産規模を拡大し、運用益も助成に活用することによって継続的な資金提供を実現する「継続型コミュニティ基金」のモデルを目指して参ります。
今私たちが撒いた小さな種が芽吹き、育ち、根を張り、100年後のまちとひとを力強く支えていく。この仕組みが茅ヶ崎で花開き、いつしか日本国内でも広く普及し、多様で豊かな次世代の可能性が開花し続ける社会の実現に貢献していきたいと考えます。
意志あるみなさんの応援を、お待ちしています。
補足資料
「茅ヶ崎100年基金」のスキーム

「茅ヶ崎100年基金」は、実績豊富な「公益財団法人日本フィランソロピック財団」が基金の設立・運営を行い、地域に根ざした茅ヶ崎の団体である「一般社団法人茅ヶ崎100年基金」がファンドレイジングを担うスキームで設立を目指します。
なお、「公益財団法人日本フィランソロピック財団」では、すでに2025年5月20日より「寄附募集のご案内」をホームページに掲載し、募集を開始しています。詳しくはこちらをご参照ください。
※「茅ヶ崎100年基金」への寄附は「公益財団法人日本フィランソロピック財団」に直接寄附されます。「一般社団法人茅ヶ崎100年基金」は一切手数料を受け取りません。
公益財団法人日本フィランソロピック財団 代表理事・岸本 和久氏からのメッセージ
「地域の社会課題を地域の方々の善意の資金で解決に取り組む、コミュニティ財団の存在は、米国では古くから存在します。日本でも、コミュニティ財団は多くの地域で活動を続けていますが、長期的な支援の仕組みを持った財団は限られています。私どもは「基金」という財団と同様の社会貢献と長期的な支援を可能にする仕組みを提供しています。茅ヶ崎の方による地域の社会課題解決の取り組みを応援します。この取り組みが、日本の新しい「コミュニティ基金」の魁になることと信じています。 」
「茅ヶ崎100年基金」の助成テーマ:「次世代の可能性」
茅ヶ崎100年基金は、茅ヶ崎から社会を動かしていく次世代の挑戦を応援します。そのために必要なリーダーシップ、シティズンシップ等を育む活動に助成し、次世代リーダーの育成に貢献します。また、人が生きるベースとなる暮らしや教育を支える活動も対象とします。
助成事業例:
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次世代の挑戦を支援
子ども・若者が自由に挑戦できる環境をつくり、茅ヶ崎から社会を動かしていく挑戦を支える取り組み
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次世代リーダーの育成
社会課題を知り、解決策を考えることで社会性およびリーダーシップを育み、100年後も持続可能な社会づくりの担い手を育てる取り組み
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多様な体験の提供
多様な体験を通して、子ども・若者の主体性やコミュニケーション能力を育む取り組み
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シティズンシップの醸成
子ども・若者がまちの課題や市政について考え、自分ごとと捉えて行動する機会を提供し、シティズンシップを育む取り組み
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困難な環境下にある次世代への支援
上記4つの取り組みに安心して取り組める子どもたちを増やすため、貧困や教育格差、引きこもり等厳しい環境下にある子ども・若者を地域全体で見守り支える取り組み
寄附募集:未来への種まきにご参加ください
「茅ヶ崎100年基金」の設立には1,000万円の寄附が必要となります。寄附申込期間中(2026年3月31日まで)に累積寄附申込額が1,000万円に達した場合に、設立されます。皆様からの温かいご寄附は、茅ヶ崎の未来を育むための大切な一歩となります。
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寄附募集対象: 個人、法人
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寄附申込期間: 2026年3月31日まで
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寄附の受入れ: 現金 50万円以上、1万円単位
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寄附の方法: まずはホームページの問い合わせフォームにてご連絡ください。事務局より手続きのご案内をさせていただきます。
※本基金へのご寄附は、公益財団法人日本フィランソロピック財団への寄附として、税制上の優遇措置が受けられます。個人の場合、所得控除または税額控除のいずれかを選択できます。法人の場合は、法人税の損金算入限度額の特例を受けることができます。
※ファウンダー(設立寄附者)の皆様には、助成先の活動報告(WEBマガジン送付)、活動現場・イベントへのご招待、ご希望者にはホームページに写真とメッセージを掲載させていただくなどの特典をご用意しております。
一般社団法人茅ヶ崎100年基金について
名称: 一般社団法人 茅ヶ崎100年基金
代表理事:池田一彦、中島淳、渡部健
所在地: 神奈川県茅ヶ崎市東海岸南6丁目4番78ー1
設立:2025年2月
公式サイト:https://fund100.jp/
公益財団法人日本フィランソロピック財団について
名称: 公益財団法人日本フィランソロピック財団
代表理事: 岸本 和久
所在地: 東京都港区新橋1丁目1番地13号 アーバンネット内幸町ビル3階
設立:2020年4月
公式サイト: https://np-foundation.or.jp/
本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人茅ヶ崎100年基金 事務局
Mail: info@fund100.jp
TEL: 0467-80-2442
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