いまだ昭和が続く、もう1つの日本が存在したなら…。シモヒロヤス個展『PARALLEL NIPPON』が8月27日(水)より東京・恵比寿で開催!
現代日本は、あるべき日本の姿なのか。その仮説に基づき、あり得た日本の世界線を、架空の出版社・弁天舎の視点からAIや映像を駆使してねつ造する現代メディアアート展。
メディアアーティスト・シモヒロヤスは、生成AIによる膨大な作品群を画材のようなマテリアルとし、多面的に融合・拡張することで新たな表現を見いだしてきました。中でも、日本画・仏画等に見られるような伝統的な様式美を随所に織り込んだ演出は、時代性のあるリアリティな作品へと昇華しています。本展では、あり得たかもしれない日本の時代変遷を、並行世界からのアプローチで創造。絵画、映像、音声・音楽のエッセンスを一連の作品構成として、鑑賞者を巻き込みながら、芸術におけるパラダイムシフトを試みます。
シモヒロヤス個展2025『PARALLEL NIPPON』
日程/8月27日(水)〜9月7日(日)11:00〜20:00
会場/日仏会館ギャラリー(渋谷区恵比寿3丁目9-25)
入場料/パスポートチケット500yen(未就学児無料)
公式サイト/https://www.parallel-nippon.jp/

シモヒロヤスはこれまで、国宝級!?のお宝ともいえる「弁天様」、TikTok再生数1000万回超えの「本に挟まる人」、未完成なる完成形書籍「未完文庫」など、数々のインスタレーション作品を生み出し、アートシーンに新たなムーブメントを起こすとともに、鑑賞者に真がんを問うてきました。そして、弁天舎ブックフェアとして岐阜・東京(八王子)・大阪での作品展を経て、いよいよ2025年8月27日(水)より東京(恵比寿)日仏会館ギャラリーにて、作品点数も内容もスケールアップした大規模作品展を開催します。
そこに存在する世界は、1960年に分岐し、いまだ「昭和」が続くパラレルニッポン。懐かしくて新しい、どこにもあってどこにもない、まさに人類未体験の日本です。会期中はほぼ全日、アーティスト自身による作品講義を敢行し、300点を超える作品の見どころや、激動のパラレルニッポンの有り様を紹介します。もちろん「弁天様」もアップデートして降臨します。シモヒロヤスが織り成す美しきインスタレーションアートの世界に没入できる遊び心いっぱいの展覧会です。

【新作も話題作も!300点を超える作品が一堂に】
実在するかに見える映像作品「弁天様」は、2020年公開のファーストモデルをアップデートして新登場。中身のない表紙だけの本「未完文庫」は、圧巻のオールラインナップ。そのほか、今もSNSをにぎわせる作品から、パラレルニッポンの昭和史で生まれた架空の文化遺産と呼べる新たな作品を一堂に展示し、シモヒロヤスの世界観を存分に体感できます。

https://www.instagram.com/hiroyasu_shimo/
【よりおもしろく鑑賞できる号外やラジオを配信中】
シモヒロヤス個展2025『PARALLEL NIPPON』をより楽しんでいただくために、公式サイトにて、プロローグともいえる「並行日本新聞」の号外を発行しています。人類史上初の意識の物理法則の解明、それによる意識の保存をめぐる論争、一方で日本国憲法が改正され、日本国土防衛軍が設立されるなど、パラレルニッポンで起こりうる架空のでき事が満載。同時に、そのニュースを年表として表現した『架空のラジオ番組』もYouTubeにて配信しています。
また、シモヒロヤスのInstagramやTikTokなどSNSでも、リアルニッポンをざわつかせる前情報を配信中。展覧会当日までチェックをお見逃しなく。

音声作品はYouTubeにて公開中 https://www.youtube.com/watch?v=BZ2JBebGrKQ&t=4s
【シモヒロヤスの作品講義&トークショーを開催】
1960年に分岐し、いまだ昭和が続くもう1つの日本では、どんなでき事が起こり、どんな社会・文化的進化を遂げているのか。架空の出版社・弁天舎の視点で繰り広げるパラレルニッポン、その世界線から生まれた作品の数々について、アーティスト自らレクチャーします。
※シモヒロヤスは全日在廊予定、講義&トークショーは全日開催予定。在廊時間や開催時間などの詳細はシモヒロヤスのInstagram・TikTokなどSNSでご確認ください。
【お得な全日パスポートチケット&先着特典付き】
入場料は初回のみ500円(未就学児無料)。一度のご購入で全期間入場可能です。さらに、全日先着200名に日替わりポストカードをプレゼント。(全日ご入場いただければ全12種類のポストカードがコンプリートできるかもしれません。)その中には、シモヒロヤスのサイン入りレアカードも予定しています。また、初日の8月27日(水)には18:00からささやかなオープニングレセプションを開催します。ご入場の方はどなたでも参加でき、シモヒロヤスとの歓談をお楽しみいただけます。
【アーティストメッセージ】
今回の展覧会は、「1960年に分岐し、いまだ「昭和」が続くもう1つの日本」を表現しています。それは、天才物理学者が「意識」を解明したことから始まる歴史。その世界線を弁天舎という架空の出版社の視点から生成AIや映像を駆使してねつ造しています。
虚構が真実を先行する、うそから出た実というアートのかたち。現実の世界が無意味化している中で、それでも存在する世界とは。自分にとっての日本を再考する展覧会になると思います。
遊び心と難解さ、その狭間をゆく現代メディアアートをお楽しみください。

【シモヒロヤス・PROFILE】
メディアアーティスト・作詞家・ 神戸芸術工科大学教授
1960年大阪生まれ、東京在住。東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻中退。神戸芸術工科大学教授。1994年Sony Music主催のDEPでの受賞を契機に3DCGを修得。同社よりダリの絵画世界をゲーム化した「incarnatia」(1997)を発表する。以降、プライベートアニメーション制作に取り組み、国際的なCG学会Siggraphなどで発表する。神戸ビエンナーレ2007以降、映像インスタレーション作品に取り組む。日本文化の発展的継承を基本テーマとしながら、特撮映像の影響を反映した作品で観客に現代をフカンする視点を提供することを試みている。六本木アートナイト2018に出品した「挟まる人」は、第22回文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員推薦作品。第21回CSデザイン賞準グランプリに選出されている。
2022年以降、生成AIを用いた作品に取り組み、「弁天舎」という架空の出版社をテーマにした展覧会を開催している。


問い合わせ
PARALLEL NIPPONプロジェクト担当:井戸・大野 info@parallel-nippon.jp
※展覧会当日取材・レセプション参加など、受け付けております。お気軽にご連絡ください。
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