養殖うなぎ世界シェアNo.1の企業が日本法人設立を発表!日本市場向けの新ブランドうなぎ『ご褒美うなぎ』誕生
この夏から全国のスーパー・コンビニ・百貨店などで順次販売開始

養殖うなぎの世界シェアNo.1を誇る中国の「天馬科技集団」(本社:福建省福州市)は、2025年1月21日、日本法人「天馬科技株式会社」(本社:東京都千代田区九段北1丁目3-5 九段北1丁目ビル 8F/代表取締役:和田正洋)を設立したことをお知らせいたします。そして今回、日本市場への本格参入に向けて、新たなブランドうなぎ「ご褒美うなぎ」を発表。販売パートナーとして食品卸大手の旭食品(本社:高知県南国市)が連携し、この夏から全国のスーパー・コンビニ・百貨店などで順次販売を開始します。
天馬科技 “日本進出”の背景
天馬科技集団は、中国・福建省に1100万㎡の広大な養殖拠点を構え、種苗の繁殖や飼料の生産、養殖、食品加工、うなぎに関わるすべての工程を最先端の環境管理技術を駆使することで、高品質かつ安定的なうなぎの生産体制を確立してきました。製品は、日本をはじめ、アメリカ、ヨーロッパ、ロシア、東南アジアなど、世界60以上の国と地域に輸出されており、なかでも日本には31年連続で供給しています。日本における中国産うなぎの年間輸入量は約5万トン。そのうち約2000トンを当社が供給しており、単独企業としては輸出量第1位の実績を誇ります。
旭食品は、1923年創業で100年以上の歴史を持つ食品卸売企業です。全国規模の食品流通ネットワークを展開しており、一般加工食品や冷凍・チルド食品、酒類、菓子、家庭用品などの卸売に加え、無農薬野菜や惣菜・弁当、水産物の加工販売も行っています。また、うなぎ市場でも確かな流通実績を築いています。
日本のうなぎ市場は、シラスウナギ(稚魚)の採捕量の減少などの影響により、長年にわたって価格変動が激しく、安定供給が大きな課題となっています。こうした中、天馬科技は、長年にわたり日本国内で食品流通を支えてきた旭食品とパートナーシップを結び、本格的に日本市場へ参入いたします。両社は現地視察を通じて、お互いを業界のリーディングカンパニーとして認め合い、それぞれの強み(天馬のスマート養殖と品質管理技術、旭食品のサプライチェーンと販売ネットワーク)が高度に補完し合う関係であることを確認しました。「日本の食卓に、安定して美味しいうなぎを届けたい」という共通の想いのもと、年間5,000トン・売上130億円を目指し、国内卸会社を中心に販路を拡大してまいります。
“ご褒美うなぎ” について
このたび誕生した新ブランド「ご褒美うなぎ」は、日々を頑張るすべての人に向けた、“ちょっと特別なうなぎ”という想いから生まれました。“自分を労う時間”や“特別な人と過ごすひととき”を、より豊かに彩るための高品質なうなぎをご提供します。育てられたのは、北緯26度の山岳地帯。清冽な山泉水が流れ、高い森林率と豊富な負イオンに包まれた極めて自然に近い環境です。アミノ酸・ビタミン・ミネラルを豊富に含む健康的なエサだけを食べ、抗生物質や化学物質を一切使わず、丁寧に育成しています。
口に入れた瞬間にふわっととろけるような柔らかさと、上質な脂の甘み、うなぎ本来の繊細なうま味。その秘密は、育成だけでなく、調理の工程にもあります。関東風の蒲焼き製法を採用し、一度丁寧に蒸すことで余分な脂を落とし、ふっくらとした食感を実現。仕上げには、炭火で香ばしく焼き上げられ、醤油とみりんをベースにしたタレがしっかりと染み込んでいます。このタレもまた、天馬科技が長年にわたり受け継いできた独自の製法で仕上げた自信作です。頑張った自分へのご褒美に、大切な人への贈りものに。「ご褒美うなぎ」は、そんなひとときを極上の逸品で彩ります。


うなぎの“品質”を支える最先端の養殖・加工体制
ご褒美うなぎの品質を支えているのは、徹底したこだわりの「養殖体制」です。天馬科技の養殖拠点は、「中国のうなぎの都」と称される福建省福州市に位置しており、日本の技術やノウハウも取り入れながら、稚魚から加工までを一貫して自社で手がけています。安定した稚魚のサプライ体制に加え、飼料もすべて自社生産・管理。これにより、養殖の全過程において、監視・制御・追跡が可能な高精度な品質管理を実現しています。
養殖環境にも最新のスマート技術を導入。スマート温度制御システムによって水温は常に26~30度に保たれ、酸素を供給するエアレーション設備は24時間稼働。水質や養殖工程に関するデータはリアルタイムでスマート漁業プラットフォームに送信され、自然に近くストレスの少ない環境を維持しています。
加工段階でも、最新設備を誇る全長116メートルの世界最高水準の蒲焼きラインを活用。焼き温度や時間は緻密に調整され、香ばしさとふっくら感を最大限に引き出しています。さらに焼きたての美味しさは、急速冷凍によってそのまま閉じ込め、日本市場へは最短3日で届けられる体制を構築しています。



ご褒美うなぎ 販売概要
■ブランド名:ご褒美うなぎ
■商品ラインナップ:
商品の種類:活鰻/蒲焼き/白焼き/真空パック
価格帯:2,500円~4,000円(標準蒲焼きセット1人前) ※日常のご褒美から贈答用途までカバー
■販売開始時期:
発売日:2025年8月〜
発売エリア:全国
■販路情報:
一般消費者向け:販売チャネル(スーパー・コンビニ・百貨店など)
業務用向け:取り扱い対象(卸売会社、飲食店、小売など)
■天馬科技集団 について
天馬科技集団は、1990年代に設立され、30年以上の歴史を持つ中国の総合漁牧業グループ企業。水産・畜産を中心に、一次・二次・三次産業を統合した現代的な産業モデルを展開しています。水産飼料の開発・生産から、海洋食品加工、種苗育成までを一貫して手がけるフルチェーン体制を強みとし、グローバルな食品サプライチェーンの構築を目指しています。

■旭食品 株式会社 について
旭食品株式会社は、1923年に創業。卸売業を中心に、商品開発・店舗づくりのサポートなど、食品関連サービスの提供を行っています。また、社会貢献活動にも力を入れ、地域コミュニティの支援や環境保護活動にも取り組んでいます。

■天馬科技 株式会社 について
商号:天馬科技株式会社
設立:2025年1月
資本金:5000万円(中国親会社・福建天馬科技集団による100%出資)
本社所在地:〒102-0074 東京都千代田区九段北1丁目3番5号 九段北1丁目ビル8階
親会社:福建天馬科技集団有限公司(上場コード:603668)
事業内容:活鰻および加工鰻製品の輸入・販売、日本国内の卸売業者や飲食店、小売業者向けの営業・物流支援、中国をはじめとした海外地域との連携による安定供給体制の構築、持続可能な鰻養殖事業および品質管理体制の推進
主要商品:活鰻、蒲焼き鰻、白焼き鰻、OEM商品の受託生産
企業理念:「和食文化の継承」と「持続可能な食糧供給」の両立を目指し、ブロックチェーン技術による完全トレーサビリティシステムとスマート養殖技術を駆使することで、日本市場に高品質な鰻製品を安定的に供給してまいります。安心・安全で美味しい鰻を、より多くのお客様にお届けするとともに、中日間の架け橋として、持続可能な水産業の発展に貢献してまいります。

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