Human-Agent Interactionの国際会議が6年ぶりの日本開催 国際会議「HAI2025」〜協賛企業の受付を開始〜
2025年11月10日〜13日 慶應義塾大学日吉キャンパス
Human-Agent Interaction/ヒューマンエージェントインタラクション(以下、HAI)に関する国際会議「HAI2025」が、2025年11月10日(月)〜11月13日(木)にかけて、慶應義塾大学日吉キャンパス(神奈川県横浜市港北区日吉4丁目1−1)で開催されることとなりました。
国際会議「HAI2025」は人間とエージェント(AIキャラクターやロボット)との相互作用に関する日本発祥の国際会議です。HAIはこの分野のトップ会議の一つとされています。今回は13回目の開催となり、6年ぶりの日本での開催となります。
HAIはロボット、ソフトウェアエージェント、デジタルメディアを介した人間同士のコミュニケーションなど、従来の研究分野の枠を超えた影響力を持つ最新の研究と成果を議論し、普及させるための主要な学際的フォーラムを目指した会議です。工学、コンピュータサイエンス、心理学、社会学などの分野の研究者が一堂に会し、ヒューマンロボットインタラクション、アフェクティブコンピューティング、コンピュータ支援協調作業、ゲームおよびシリアスゲーム、人工知能など、幅広いトピックをカバーしています。
今年の「HAI 2025」のテーマは”Interaction andImagination”となります。現在の生成型AIのブームに伴い、これまで以上に多くのエージェントシステムが提案され、HAIの方法論が社会に実装されつつある段階にあります。HAI国際会議はこの社会課題に立ち向かうため、全世界から、工学、コンピュータサイエンス、心理学、社会学、認知科学、ビジネス、マーケティング、デザインなど、幅広い分野の研究者が集まり、人とエージェントの相互作用がもたらす人間社会の新たな未来像を、想像力を使って再検討します。すでに128件の口頭発表の申込みがあり、昨年に比べて約3割増加となり、大きく注目が集まっている分野であるとも言えます。また、ポスター投稿は67件となり、これも最多です。
開催に際しまして、招待講演者としてカーネギーメロン大学ロボット研究者のHenny Admoni氏、ユトレヒト大のUI研究者Judith Masthoff氏、立教大学特任教授でビデオゲームAIの研究者である三宅陽一郎氏にご講演をいただきます。
また、国際会議「HAI2025」においてご協賛を頂ける企業も同時に募集しております。日本の強みが活かされるAIエージェント研究の産学連携推進にもお役立て頂けると考えておりますので、是非ご興味があればお問い合わせいただければ幸いです。日本開催となる今回、ぜひ多くの企業の方にもご参加いただき、AIエージェントの未来を日本から発信していければと思います。
スポンサーシップ種別・特典

・全ての特典は、スポンサー企業が希望した場合に提供します。全ての特典に関するご用意をいただくことは必須ではありません。
・上記以外の特典に関してご要望があれば、スポンサー担当(大澤正彦/日本大学)までお問い合わせください。
General Chairs 大澤 博隆 (慶應義塾大学) コメント
HAI国際会議は2013年に日本で始まりましたが、その前身となったのは2006年に慶應義塾大学日吉で行われたHAIシンポジウムです。当時、学生だった私も含め、多くの研究者がこの新しい学問分野、ヒューマンエージェントインタラクションに集まり、議論を交わしました。AI・ロボット分野における一潮流にすぎなかったHAIはその後、世界で注目を集めるようになり、現在はAI分野における貴重な日本発の研究領域、日本の研究者がリードする領域として注目を集めています。これは、HAIが単に研究・技術を追求するのみならず、人工物の他者性を扱うことで、人々との社会的接点をどう設計するか、という分野であったからと言えるでしょう。この点で、相手の立場に立ち、サービスを設計する、という日本の大学・研究所・企業の視点が大きな貢献をしてきました。
前身のHAIシンポジウムから数えて20回目の今回、HAI誕生の地である慶應日吉に国際会議を迎えられたこと、大変嬉しく思っています。この潮流を、より強く、日本へ、そして世界に広めていきたいと思っています。ぜひ、サポートをいただけますと幸いです。
Sponsor Chair 大澤 正彦 (日本大学) コメント
2025年はAIエージェント元年と呼ばれ、主に業務効率化に特化したエージェントに関する注目が集まっています。一方で、エージェントに関する技術や知見は、HAIという研究領域において、20年以上にわたって蓄積されてきました。特に擬人化され、心が通じ合うAIエージェントについて扱うHAIという領域においては、日本が世界を牽引している状況と言えます。学術領域で確かな強みを作り出してきたHAIは、これから産業応用に向けて大きく踏み出していく必要があると私は考えています。そしてHAI2025は、日本の技術的な強みを産業界に届ける大きなきっかけになると信じています。スポンサーとして参加していただいた場合には、私が責任を持って貴社の情報収集、PR、ネットワーキングをお手伝いさせていただきます。ご検討いただけましたら幸いです。
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