SPAC秋のシーズン2025-2026 アーティスティック・ディレクター 石神夏希 演出 『弱法師』(よろぼし)で10月開幕! 〈きょうを生きるあなたとわたしのための演劇〉

わたしたち人間は生まれたときから、物語を生きています。家族という物語、社会という物語、時代という物語…。歳を重ねる中で学校や会社・性別・国籍など、物語はどんどん複雑になっていきます。でもその物語、あなたやわたしが望んで選んだものでしょうか? 自分はいち登場人物に過ぎず物語を書き換えることはできない、と無意識に思い込んではいないでしょうか。

SPAC-静岡県舞台芸術センターはこの秋「物語を編み直す勇気」をくれる3つの演劇作品をお届けします。生まれる場所は選べなくても、いま生きている物語は自分で編み直すことができます。そこからきっと新しい「物語のつづき」が生まれるはずです。

石神夏希

「SPAC秋のシーズン2025-2026」 アーティスティック・ディレクター

photo by 牧田奈津美(F4,5)

 SPACは、財団設立30周年を迎える今年、「SPAC秋のシーズン2025-2026」のアーティスティック・ディレクターに劇作家・石神夏希を迎え、第一線で活躍するアーティストたちによる3作品を静岡芸術劇場ほかでお届けします。石神はシーズンのディレクションに〈きょうを生きるあなたとわたしのための演劇〉というメッセージを込め、また「生活者としてのアーティス ト」による創作という視点から、劇作家・演出家の上田久美子、演出家の多田淳之介に創作を依頼しました。

 シーズンの開幕を飾るのは、石神演出による『弱法師(よろぼし)』。都市やコミュニティを題材に公共空間でのアートプロ ジェクトを手掛けてきた石神が、2022年にSPACで初めて創作・初演し好評を博した作品を、静岡芸術劇場の舞台に再構成します。本作は静岡芸術劇場のほか沼津・浜松でも上演、県内3圏域からアクセスしやすい会場設定としています。

 シーズン2作目は、上田久美子がSPACとの初タッグで挑む『ハムレット』。上田は宝塚歌劇団演出部を経て、オペラ演出やオリジナル戯曲を精力的に発表。アートと娯楽の境界を取り払う演出で今熱い注目を集めています。そして年明けの3作目は、演劇やダンスなどジャンルを横断する多彩な創作を行う多田淳之介演出による『ガリレオ〜ENDLESS TURN〜』。 2023年、SPACと創作した<観光演劇『伊豆の踊子』>は幅広い世代の観客を魅了し、次作に期待が高まります。

 「SPAC秋のシーズン」では週末の一般公演に加え、平日に中高生鑑賞事業公演を行い、若い世代が舞台に触れる機会を創出しています。また劇団をもつ公共劇場であるSPACならではの、静岡の人と人をつなぐ企画(Podcast/note連動) もスタートします。各作品の創作の過程と合わせてご注目ください。

劇場で世界の凸凹にふれる、中高生鑑賞事業公演「SPACeSHIPげきとも!」

「SPAC秋のシーズン」では各公演、平日に県内中高生を劇場に招待する中高生鑑賞事業を実施しています。 毎年1万人以上が来場し、2003年度から現在までの累計鑑賞者数は25万人を超えます。

**TOPICS**

  1. 『弱法師』9⽉より稽古スタート! ご取材・インタビュー等ぜひご検討ください。

  2. 秋のシーズンプレス向け⾒学会を10月上旬開催予定(詳細は9⽉上旬にお知らせいたします)

    『弱法師』 中⾼⽣鑑賞事業公演 ご観劇 +『ハムレット』 稽古⾒学 + 演出家両名へのご取材等

    ※稽古やプレス向け見学会の詳しい日程や場所については、プレス関係者にのみご案内いたします。お問い合わせください。

  3. Podcast & note を使った企画をスタート/特設ページもオープン(10月上旬より順次)

    作品に関わるアーティストの⾔葉はもちろんのこと、静岡県内のオルタナティブな拠点で活動する⽅々と⽯神夏希との 対話をお届けします。


#1 三島由紀夫生誕100年記念
『弱法師』

演出:石神夏希

作:三島由紀夫(『近代能楽集』より)

出演:大内米治、大道無門優也、中西星羅、布施安寿香、八木光太郎、山本実幸

<静岡公演>静岡芸術劇場 10月4日(土)、5日(日)、18日(土)、19日(日)各日13:30開演

<沼津公演>沼津市民文化センター 2026年1月31日(土)13:30開演

<浜松公演>浜松市浜北文化センター 2026年2月7日(土)13:30開演

三島由紀夫生誕100年、傑作戯曲『弱法師』で「秋のシーズン」開幕! 
盲目の青年・俊徳(としのり) が語る「この世の終わりの景色」とは──。

三島由紀夫が能の詞章を近代劇に翻案した「近代能楽集」の一編、『弱法師』(1960年発表)。短くも鮮烈なこの戯曲を、都市やコミュニティ を題材に公共空間でのアートプロジェクトを手掛けてきた劇作家・石神夏希が演出し、2022年、SCOTサマー・シーズン(富山)、静岡県舞台 芸術公園「BOXシアター」にて初演、客席が四方を取り囲む斬新な舞台は高評を得ました。三島由紀夫生誕100年の今年、静岡芸術劇場でのシーズン開幕作として登場します。

2022年 SPAC『弱法師』Photo by K.Miura

戦災により親とはぐれ、失明した美しい青年・俊徳(としのり) の親権を巡る家庭裁判所の調停。決着がつかない中、調停委員の級子(しなこ)が俊徳と二人きりでする会話に、「絶望」に苛まれる俊徳の心は揺さぶられていきます。

青年の孤独と苦悩、それは三島自身の「孤独な魂」を映す物語でも あります。そこに散りばめられた切実な言葉が、重層的な視座をもた らす石神の演出により、今を生きる私たちに迫ります。

演出家プロフィール

石神夏希(いしがみ・なつき) 劇作家。国内外で都市やコミュニティのオルタナティブなふるまいを上演する演劇やアートプロ ジェクトを⼿がける。ディレクションの仕事として「東アジア⽂化都市2019豊島」舞台芸術部⾨事業ディレクター、ADAM Artist Lab 2019(台北)ゲストキュレーター、静岡市まちは劇場『きょうの演劇』企画・ディレクター(2021年度)他。SPACでは2022年『弱法師』(作:三島由紀夫)、2023年『お艶の恋』(原作:⾕崎潤⼀郎『お艶殺し』)、「ふじのくに⇄せかい演劇祭 2024」にて間⾷付きツアーパフォーマンス『かちかち⼭の台所』を作・演出。

●関連企画: プレトークやプレパフォーマンス等を実施。

<プレパフォーマンス>

県立清水南高等学校芸術科演劇専攻の生徒たちによる三島由紀夫の生涯についてのパフォーマンスを行います。

出演:県立清水南高等学校芸術科演劇専攻 2年生

実施日: [静岡公演] 10月4日(土)・5日(日) 各日12:45開始(約15分)

会場:静岡芸術劇場2F カフェ・シンデレラ 【無料・予約不要】

※当日のチケットをお持ちでない方もご鑑賞いただけます。

●鑑賞サポート: SPACでは、より多くの皆様に安心して観劇いただけるよう、さまざまなサポートをご用意しています。

  • 英語字幕 [10月4日(土)・19日(日)] 【無料・要予約】

  • 音声ガイド(日本語のみ)貸し出し 【無料・要予約】 [静岡公演:10月5日(日)・18日(土)]

    ガイド:大内智美(SPAC俳優)

  • 親子室 [静岡・沼津公演] 【要予約】

  • 託児サービス [10月4日(土) ]【1,000円・要予約】 ほか

●チケット料金 [全席指定]

[静岡公演] 一般前売り販売中!

[沼津・浜松公演] 11/9(日)より 一般前売り開始!

一般:4,600円、 障がい者割引:3,200円、 U25・大学生・専門学校生:2,200円、 高校生以下:1,100円

SPACの会個人会員一般:3,900円

※未就学児の入場不可

●お問い合わせ・チケット購入方法

[全公演]*

SPACチケットセンター TEL:054-202-3399 (10:00〜18:00、休業日を除く)

ウェブ予約 https://spac.or.jp/ticket

窓口販売 静岡芸術劇場チケットカウンター (10:00〜18:00、休業日を除く)

[沼津公演]*上記に加え

沼津市民文化センター チケットコーナー 電話:055-933-2059 (受付時間9:00~18:30)

[浜松公演]*上記に加え

アクトシティチケットセンター 店頭販売のみ(受付時間10:00~19:00)

HCFオンラインショップ https://www.hcf.or.jp

主催・製作:SPAC-静岡県舞台芸術センター ふじのくに芸術祭共催事業

〈沼津公演〉 共催:沼津市教育委員会、公益財団法人沼津市振興公社

〈浜松公演〉 後援:公益財団法人浜松市文化振興財団

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会


#2 『ハムレット』【新作】

静岡芸術劇場 11月9日(日)、15日(土)、22日(土)、23日(日祝)、29日(土)、12月6日(土)、7日(日) 各日13:30開演

演出:上田久美子

作:ウィリアム・シェイクスピア

翻訳:河合祥一郎(角川文庫『新訳 ハムレット 増補改訂版』)

出演:阿部一徳、貴島豪、榊原有美、杉山賢、武石守正

舘野百代、ながいさやこ、本多麻紀、宮城嶋遥加、山崎皓司

吉見亮、若宮羊市

©matron2023

「演劇とは自然に対して掲げられた鏡」(ハムレット)――

2022年度 全国共同制作オペラ レオンカヴァッロ: 歌劇「道化師」より ©2-FaithCompany

国内外での精力的な活動により、いま注目を集める演出家・上田久美子がSPACに初登場。大衆性と芸術性の架け橋となり、「初めて観る人が楽 しめる」ことにこだわる上田が、シェイクスピアの名作戯曲でSPACと初タッグを組む。

デンマークの王子ハムレットは、父の突然の訃報に急ぎ帰国するも、祖国では叔父クローディアスが王位を継ぎ、母は叔父と再婚していた。

全てを失い呆然とするハムレットの前に亡霊が現れ、「私を殺したのはおまえの叔父だ、復讐せよ!」と語る。

俳優の身体を媒介として、人間の愛憎や正義、死後の存在、宇宙や自然界の摂理を同時に描く意欲作。

一般前売り開始:9月14日(日)


#3『ガリレオ~ENDLESS TURN~』【新作】

静岡芸術劇場 2026年1月18日(日)、24日(土)・25日(日)、2月1日(日)、14日(土)・15日(日)、3月7日(土) 各日13:30開演

台本・演出:多田淳之介

作:ベルトルト・ブレヒト

出演:石井萠水、大内智美、大高浩一、蔭山ひさ枝、春日井一平

加藤幸夫、河村若菜、木内琴子、小長谷勝彦、桜内結う、佐藤ゆず

鈴木真理子、鈴林まり、永井健二、中野真希、牧山祐大、三島景太

吉植荘一郎、渡邊清楓、渡辺敬彦

©平岩享

いまわたしたちが常識としているものは、いつ誰によって唱えられたものなのか。

2023年/SPAC秋→春のシーズン2023-2024『伊豆の踊子』©K.Miura

天動説が常識とされた時代に地動説を唱えたガリレオ・ガリレイの半生を、ナチス時代を生きた自身の生涯と重ね合わせたベルトルト・ブレヒトの傑作戯曲。情報があふれ、何を信じるのかが切実な問題となっている現代、この作品が描き出す「真実」とは。

2023年、“観光演劇”と称しポップで臨場感のある 新感覚の舞台『伊豆の踊子』で多くの若者を魅了した多田淳之介が、この歴史的大作で現代を生きる若者に問いかける。SPACの俳優20名が出演する群集劇。

一般前売り開始:11月9日(日)

お問い合わせ

SPAC-静岡県舞台芸術センター広報:坂本・計見・西村・村上

TEL:054-203-5730(静岡芸術劇場)/E-mail:koho@spac.or.jp

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会社概要

URL
https://spac.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
静岡県静岡市駿河区平沢 100-1
電話番号
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代表者名
中西勝則
上場
未上場
資本金
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設立
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