無料の Web 画像最適化サービス「LightFile Self」を公開
会員登録不要でWebサイトの画像を一括最適化。クラウド時代の新たな「画像最適化の意義」を提案
アイデアマンズ株式会社(東京都港区、代表取締役:宮永邦彦)は、2025年8月22日、無料のWeb画像最適化サービス「LightFile Self (ライトファイル セルフ)」を公開いたします。
これまで有償で提供していた画像最適化技術を、小規模なサイトに限り、個人・商用利用を問わず無料でご利用いただけるようになります。

背景:画像最適化の新たな意味
高性能なスマホが普及し、インターネットが高速化した現在、ガラケー時代のように画像が重いことがサイトの表示スピードにおける主要な要因ではなくなりました。
しかしクラウドサービスが普及し、社会の持続可能性が求められる中で、画像最適化には新たな意義が生まれています。
1. クラウドサービスのデータ配信コストの節約
AWSなどのクラウドプラットフォームは今も利用が伸びており、多くの企業がクラウド上でWebサイトを運営しています。
ところが専門職以外に意外と知られていない事実として、クラウドサービスのほとんどはデータ配信量に応じて料金が増加する仕組みとなっています。
データ配信において、依然として多くの割合を占めるメディアが画像です。
特に画像を多用する ECサイトなどでは、最適化されていない画像配信により、毎月数十万円から数百万円もの無駄なデータ配信料金が発生しているケースも珍しくありません。
適切な画像最適化により、画像の見た目は変えずにこれらのコストを大幅に削減することが可能です。
2. デジタル赤字の抑制
加えて日本は海外のクラウドサービスへの強い依存により「デジタル赤字」も拡大しています。
画像最適化によるデータ配信量の削減は、この国家的な問題への習慣的で実効性のある対策のひとつとなります。
3. ユーザーのモバイル通信コストと環境への配慮
重い画像データは、モバイル通信を利用する一般ユーザーにも金銭的負担を強いており、通信機器の電力の無駄遣いでもあります。
高度情報社会の企業にとっては、データ配信の無駄の削減と、一般ユーザーや社会に配慮は時代的な責務であると考えます。
なぜ画像最適化は行われないのか
画像最適化はかねてから重要と理解されながら、Web制作の現場では以下の理由により、画像最適化は後回しになりがちです。
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手間とコスト: 本来は1ファイルずつ仕上がり画質を確認しながら、データサイズとのバランスを調整する必要がある
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時間的制約: スピーディなリリースが求められる中、画像最適化まで手が回らない
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優先順位: 新しい機能開発やコンテンツ制作が優先され、データの最適化は二の次になりがち
Web画像の最適化は、本来1ファイルずつ人間が判断する必要があり、オープンソースや社内開発による自動化が難しい分野でした。
そのため、本格的な技術は有料サービスとして提供されていることが多く、個人や中小企業では手が出しにくい状況でした。
「LightFile Self」が提供する価値
1. 無料・会員登録不要で利用可能
これまで有料で提供していた LightFile シリーズの画像最適化技術を無料で開放。個人利用はもちろん、商用利用も無料です。会員登録も不要で、すぐにご利用いただけます。
LightFile https://legacy.lightfile.net/
2. 簡単な操作
ZIPファイルに含まれるWeb画像をフォルダ階層を維持したまま一括で最適化。一回で300MB(メガバイト)までのZIPファイルに対応しています。
通常、Webサーバーには画像を含むリソースがフォルダ階層構造を持って配置されています。これを ZIPファイルにまとめることで、それに含まれる画像すべてをまとめて最適化できます。
300MBとは
300MBは、ランディングページやコーポレートサイト、小規模のメディアサイトや通販サイトを十分カバーできる容量です。
画像ファイルの平均データサイズを100KB(キロバイト)と仮定すると、3,000ファイルに相当します。
3. 高品質な最適化
独自のアルゴリズムにより、人間が目で見るかのように丁寧に1ファイルずつ、その特性に合わせて最適化します。
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JPEG: 人間が違いを見分けることが難しいぎりぎりの品質で再圧縮してファイルサイズの削減を実現
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PNG: 仕上がり画質の基準を許せば 256色への自然な減色を試み、大幅なファイルサイズ削減を実現
4. 安全なメタデータの削除
画像ファイルの内部には、表示に直接関係ないメタデータ(付随情報)が含まれています。
画像データ軽量化の古典的な手法としてそのメタデータの削除がありますが、無造作に削除すると画像の向きや色味が変わってしまうなど、表示に影響を及ぼすことがあります。
LightFile Selfは高度な専門性をもってそのような落とし穴を避け、メタデータを安全に削除します。
5. エビデンスとなる最適化レポート
画像の最適化は効果測定があいまいになりがちですが、LightFile Selfでは最適化の結果を詳しくレポートします。社内やクライアントに向けて、画像最適化のエビデンスとして提出できます。

さらにExcelファイルによる1ファイルずつの詳細レポートもダウンロードできます。

画像最適化を「当たり前」にしたい
私たちは「LightFile Self」の無償提供を通じて、Web画像の最適化が「特別なこと」ではなく「当たり前のこと」として実施される社会を目指しています。
まずは個人や中小企業のWebサイトで「画像最適化は当たり前」という認識の変革を広め、大企業および大規模サイトでも画像最適化への投資意欲を促進します。
その活動が以下の画像最適化の現在的な意義を実現することを目指します。
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経済的意義: クラウドコストの削減による企業の収益改善
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国家的意義: 日本のデジタル赤字削減への貢献
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社会的意義: ユーザーの通信コスト削減への配慮
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環境的意義: データ通信量削減による電力とエネルギー消費の抑制
サービス概要
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サービス名: LightFile Self (ライトファイル セルフ)
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提供開始日: 2025年8月22日
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利用料金: 無料(個人・商用利用とも、会員登録不要)
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対応形式: JPEG・PNG
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処理可能容量: 最大300MBのZIPファイル
会社概要
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会社名: アイデアマンズ株式会社
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代表者: 代表取締役 宮永邦彦
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所在地: 東京都港区
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設立: 2005年11月
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事業内容: ソフトウェア・Webサービスの企画・開発・販売
本件に関するお問い合わせ
アイデアマンズ株式会社
担当: 代表取締役 宮永邦彦
Email: contact@ideamans.com
※本プレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は、各社の商標または登録商標です。
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