第一回応用カオスフォーラムを実施。カオス理論の実社会への応用を議論いたします。
カオス理論とその社会実装の新たな展望を探る機会です。

第一回応用カオスフォーラムの開催概要についてご案内申し上げます。京都大学大学院情報学研究科物理統計学分野では、データサイエンスやカオス理論に関する最前線の研究を進めております。産官学の連携を強化することを目的に、応用カオスフォーラムを設立いたしました。本フォーラムでは、カオス理論の進展とその実社会への応用に関して多面的な議論を展開し、特に地震予知技術の早期社会実装に向けた取り組みを行います。
第一回応用カオスフォーラムの開催概要
第一回応用カオスフォーラムの詳細としまして、京都大学大学院情報学研究科物理統計学分野(PI:梅野健教授)では、データサイエンスや超一般化中心極限定理、カオスCDMA、地震前兆現象検出アルゴリズムCRA(相関解析法)など、多岐にわたる最先端の研究と教育を行っており、アカデミア及びインダストリーにおいて影響力のある成果を上げております。 このたび、梅野健教授が日本応用数理学会において応用カオス研究部会を2006年4月に創設し、2025年3月まで主査を務めていたことを受け、カオス分野における産官学連携を促進するための応用カオスフォーラムを立ち上げました。私たちは『第一回応用カオスフォーラム』を開催する運びとなります。
このフォーラムでは、応用カオス理論の進展および実社会への応用について幅広い議論を展開する予定です。 応用カオスフォーラム(議長:梅野健)の設立趣旨は、従来各組織で個別に行われていたカオス研究を、産学官の様々なセクターが一堂に会し、共同研究や実証試験、インターンシップ、共同プロジェクト、データ共有、国際標準化(業界標準のみならず、ITU(国際電気通信連合)などのデジュール標準)に基づくカオス研究の投資環境の構築を目指すことであります。
日本応用数理学会応用カオス研究部会において受賞した応用カオス研究部門の上田賞などの発表を、応用カオスフォーラムで行います。
また、国際的に散発的に行われていたカオス研究活動の世界レベルでのネットワーク化のハブとして機能することも目指しています。そのために、2008年から開催していた国際ワークショップInternational Chaos Revolution (ICR)を再構築し、ICR2008(東京)、ICR2009(バリ)、ICR2011(デポック)、ICR2013(ジャカルタ)を2026年以降に再度開催する予定です。
さらに、特に重要な社会課題であるカオス理論に基づく短期地震予知技術を活用し、人命を救う事前防災の早期実現に向けて、産(創造)、学(研究・教育)だけでなく地方自治体や国との連携を強化し、当該研究の早期社会実装に向けた仕組みを構築いたします。
これらの取り組みを一貫して実現するための組織を構築し、基礎研究から社会実装につながる研究所設立を目指すための人的ネットワークの基盤を確立してまいります。
京都大学大学院情報学研究科物理統計学分野は、データサイエンスやカオス理論に関する最先端の研究を進めており、産官学の連携を強化する目的で目指した応用カオスフォーラムを設立いたしました。本フォーラムでは、カオスの理論的進展とその実社会への応用について多角的な議論を展開し、特に地震予知技術の早期社会実装を目指した取り組みを行います。
京都大学大学院情報学研究科物理統計学分野
京都大学大学院情報学研究科物理統計学分野です。教員3名(梅野、上原、小池)、研究員2名、スタッフ3名、学生(博士課程学生、修士課程学生、工学部情報学科数理工学コースB4)から構成される組織です。
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