東京大学 松尾・岩澤研究室、全世界で受講可能なAI教育プログラム「GCI Global」を開講

世界33ヶ国436大学より約7,700名が受講申込、ベトナム・ハノイ工科大学にて初回講義を現地開催

東京大学 松尾・岩澤研究室

東京大学 松尾・岩澤研究室(以下、松尾研)は、これまで国内で展開してきたデータサイエンス講座「東京大学グローバル消費インテリジェンス寄付講座(GCI)」を英語化し、「GCI Global」として全世界に向けて開講しました。本講座の開講は大きな反響を呼び、アフリカやASEANを始めとする世界33ヶ国436大学から7,721名が受講を申し込み、9月17日にはベトナム・ハノイ工科大学にて初回講義を現地開催しました。

※ 9月17日 ベトナム・ハノイ工科大学での初回講義実施の様子


実施背景

「知能を創る」ことをビジョンに掲げる松尾研では、AIの基礎研究を通じて得られた知見に基づき、年間30講座以上の講座を開講しており、文理を問わず、中学生から大学院生まで幅広い学生が受講しております。2024年度は年間27,000人が受講、2025年度は年間で70,000人の受講生数を目指します。これまでの累計講座受講者数は75,000人を突破し、日本全国の学生にAI教育の機会を提供してまいりました。

上記のような国内での教育実績を背景に、松尾研は近年講義のグローバル展開を進めています。先日のTICAD(アフリカ開発会議)では、石破総理が松尾研と連携しアフリカで3万人のAI人材育成を進める方針を発表し、大きく注目を集めました。

今回の「GCI Global」はその延長線上にある取り組みであり、アフリカやASEANをはじめとする世界各国の学生に学びの機会を提供する取り組みです。本取り組みを拡大することで、グローバルAI人材の育成及びコミュニティ形成を実施し、日本の産業の発展にも寄与することを目指します。


実施内容

「GCI Global」は9月17日に開講し、初回講義をベトナム・ハノイ工科大学にて開催いたしました。今後本講座は下記のプログラムを予定しています。

本講座には、下記世界33ヶ国436大学より7,721名から申し込みがありました。

  • アジア:カンボジア(カンボジア工科大学)、インドネシア(バンドン工科大学、ガジャマダ大学)、マレーシア(マレーシア工科大学、マレーシア国民大学)、タイ(モンクット王工科大学)、ベトナム(ハノイ工科大学)、インド(インド工科大学)他

  • アフリカ:エジプト(カイロ大学)、ガーナ(ガーナ大学)、ケニア(ナイロビ大学)、ナイジェリア(ヤバ連邦技術大学)、ルワンダ(ルワンダ大学)、南アフリカ(ケープタウン大学)、南スーダン(ジュバ大学)、ウガンダ(マケレレ大学)、ジンバブエ(ジンバブエ大学) 他

  • 欧州・米州・南米:アメリカ(ノースカロライナ大学)、イギリス(マンチェスター大学、セント・アンドルーズ大学)、オーストラリア(メルボルン大学)、アイルランド(ダブリン大学)ブラジル(マットグロッソ・ド・スル連邦大学) 他


今後について

 2025年度内にさらなる拡充を進め、世界各地での現地講義や共同プロジェクトを予定しています。今後も各国の大学と連携し、グローバルにAI教育の裾野を広げていきます。

 また、上記海外展開は、国内で展開している講座をベースに英語化し、展開しているものとなります。 本講座は東大生はもとより、全国の学生(大学院生、大学生、短大生、専門学校生、高専生、高校生、中学生)が完全無料で受講可能です。

国内の10月開講講座は10月半ばまで募集予定です。詳細は下記をご覧ください。

国内GCIWebサイト:https://x.gd/64f05

松尾・岩澤研究室について

 東京大学 松尾・岩澤研究室では、「知能を創る」ことをビジョンに掲げ、ディープラーニングの研究を推進しています。特に、世界モデルやロボット研究、大規模言語モデル、脳×AIに関する研究を進めています。加えて松尾研では、基礎研究成果を社会に還元することにも注力しており、講義、企業との共同研究、学生起業家の育成支援なども行っています。

参考リンク

本件に関するお問い合わせ先

広報担当:pr@weblab.t.u-tokyo.ac.jp

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会社概要

東京大学 松尾・岩澤研究室

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URL
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業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都文京区本郷 7-3-1 工学部 2 号館 9 階 92C1 GCI松尾研究室
電話番号
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代表者名
松尾 豊
上場
未上場
資本金
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設立
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