インジェンタ株式会社、バイオミメティクスシンパシーズ社と戦略的提携

~製薬業界向け「Graph AIを活用したHybrid RAGシステム」を共同開発~

インジェンタ株式会社

インジェンタ株式会社(本社:東京都、世界有数のテクノロジー企業の米国本社でも技術採用の実績を持つGraph AI コンサルティング・開発企業)は、株式会社バイオミメティクスシンパシーズ(再生医療事業を展開)と、製薬・医療分野向けの新しい文書検索・解析ソリューション「Graph AIを活用したHybrid RAGシステム」を共同開発する戦略的パートナーシップを締結しました。


提携の背景と課題

近年、社内にある研究レポートや臨床データをAIで調べる「検索拡張AIツール(RAG)」が注目されています。既存のツールは「キーワードの拡張検索」によって関連文書を探し出し、その内容をまとめる仕組みが中心です。しかし、

  • 文書全体の流れがつかみにくく、小さな断片だけで判断してしまう

  • 複数の資料をまたいだ詳しい調べごとに弱い

  • キーワードが似ているだけの無関係な情報が混ざりやすい

  • どの情報をどう使ったかが分かりづらい

といった不安が残ります。とくに製薬・医療分野では、正確さや説明の透明性が求められるため、従来のキーワードの拡張検索型AIだけでは課題がありました。


「Graph AIを活用したHybrid RAGシステム」とは

本システムは、従来の"キーワードの拡張検索"に加えて、文書同士のつながりや専門用語の関係性を「知識Graph(Knowledge Graph、様々な知識情報のもつ複雑な関係性を考慮できるよう構造化したもの)」として扱う仕組みを組み合わせています。これにより、

  • 単にキーワードが合う文書を探すだけでなく、資料間の関連性をたどりながら本質的なつながりを把握

  • さまざまな文献にまたがる複雑な問いにも対応

  • 参照した情報の出どころや選び方が分かる、説明可能な仕組み

を実現します。

意義と業界への影響

本提携が実現する「製薬・医療分野特化型のGraph AIを活用したHybrid RAGシステム」は下記を実現します:

  1. 独立したDB情報が有機的な連携
    再生医療企業の業界知見を日本語で有機的に構造化(知識Graph)することで、世界的規模の公開データベースに含まれる遺伝子・分子それぞれ独立した情報を医療情報と有機的に連携。

  2. 新しい仮説のアイデアや探索の支援
    さらに過去情報とは要素が異なる状況でも予測精度を発揮し(Graph AI)、作用機構への新しい仮説や開発ターゲットの探索支援を実現。

  3. 早期の段階から効果を実感

    現場研究従事者には、横断的な探索と要約、更にレポート機能を通じた、論文形式での知識補完と着目すべき探索候補の提示できるAIアシスタントの早期の立ち上げで、投資対効果を発揮。


安全・安心の国内開発AI

  • インジェンタ自社カスタマイズの国産言語モデルを採用。多言語対応しつつも国内利用に主軸を置き、創薬医療に特化した日本語のデータでチューニング済。

  • アクセス権限管理や操作ログの記録による監査機能も充実。重要データを日本国内に閉じた環境で運用可能。

  • クラウドを使用しないクローズド環境での運用も可能で、データを外部接続が許されないより厳格なセキュリティポリシーにも対応。

これにより、製薬企業や医療機関が求めるデータ主権やコンプライアンス基準を満たす安全・安心なシステムを提供します。


提携による相乗効果

  • バイオミメティクスシンパシーズ社の再生医療技術と細胞培養ノウハウ

  • インジェンタのGraph AI技術と大手企業向け導入実績による高度なシステム開発力

この連携により、製薬企業は自社内に蓄積されたレポートやデータをこれまでにないスピードと精度で活用できるようになり、新薬開発や臨床試験の最適化、規制対応業務の効率化を一層推進できます。

株式会社バイオミメティクスシンパシーズについて

株式会社バイオミメティクスシンパシーズは、2007年から細胞培養の研究開発を継続し、疾患ごとに最適化したヒトを含む全ての動物由来原料フリーの培地技術を世界に先駆けて実現してきた再生医療技術のリーディングカンパニーです。公的研究機関や医療機関、製薬企業と連携し、新たな治療法や治験薬の開発を推進。再生医療を通じて「不治の病がない世界」を目指しています。

https://www.bm-s.biz/


インジェンタ株式会社について

世界的大手IT企業群(米国本社含む)でも採用されるスタンフォード大発シリコンバレースタートアップ、現在は日本国内に本社。従来のDeep Learningの効果最大化に加え、Graph AI技術で市場実装を複数経験している企業。事業化のためのソリューションを高いAI開発力で実現しており、各専業AI企業様や大手企業様の救済プロジェクトを多数経験。高精度×短納期×柔軟性で費用対効果に優れた技術企業。AI責任者の米国トップ病院Mayo Clinicにおける再生医療分野でAI研究経験をベースに慶應義塾大学医学部他で医療データ解析とAI研究で提携中。

https://www.ingenta.ai/ja


本件に関するお問い合わせ先

インジェンタ株式会社

事業開発担当マネージャー 岡本 光由

TEL: 03-5860-6831

Email: info@ingenta.ai

(本プレスリリースの内容は発表日時点のものであり、予告なく変更される場合があります。)

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会社概要

インジェンタ株式会社

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URL
https://www.ingenta.ai/ja
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区六本木 7-15-7 SENQ六本木 8F #813
電話番号
03-5860-6831
代表者名
薛 棚仁(シュエ ペンジェン)
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年06月