カイ・ベックマンがメルクグループ経営執行委員会 会長 兼CEOに就任2026年5月1日付 メルク新経営体制

メルクグループジャパン

  • ベレン・ガリーホが2026年4月付で任期満了により退任

  • カイ・ベックマンが2026年5月付でメルクグループ経営執行委員会会長兼CEOに就任

※本ニュースリリースはドイツ・ダルムシュタットで発表された英文ニュースリリースの翻訳です。また、補足の目的で一部加筆しています。

2025年9月25日 - 世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業であるMerck(以下、メルク)は、主要株主E.Merck KG の経営委員会の決定により、カイ・ベックマンがメルクの次期経営執行委員会会長兼 CEOに任命されたことを発表しました。ベックマンは2026年5月1日付で就任します。また、本日(9月25日)付でメルクグループ副CEOに就任し、後任が発表されるまでの間、現職であるエレクトロニクス部門CEOを兼任します。

ベレン・ガリーホは、メルクにおける15年間の在職期間中、6年間にわたりヘルスケア部門CEOとして、また2021年からは経営執行委員会委員長兼CEOとしてメルクをリードしてきました。その間、新型コロナウイルス禍や地政学的な緊張の高まりの中でも成功裏に会社を率い、本業の成長を牽引しながらSpringWorks買収やサーフェスソリューションズ事業売却などの事業ポートフォリオの強化を通じて、持続可能な成長を推進してきました。また、スキル重視による組織強化にも貢献しました。ヘルスケア部門CEOとしては、特に中国において前例のないビジネス改革を遂行し、メルクのヘルスケア・ビジネスを大きく飛躍させました。さらに、複数の事業売却をリードし、ヘルスケア・ポートフォリオの合理化と持続可能な成長の基盤を築きました。

E. Merck KG の経営委員会会長であるヨハネス・バイユーは次のように述べています。

「変革と波乱の時期を成功裏に乗り越え、メルクを成長路線に回帰させたガリーホに感謝します。ガリーホは、メルクを世界的なサイエンスとテクノロジー企業へと進化させ、ハイインパクトカルチャーの企業文化を育み、未来に備えたチームへと導きました。また、彼女の卓越したリーダーシップの下で、メルクはライフサイエンス、ヘルスケア、エレクトロニクスの分野での地位を強化、イノベーションを推進し、世界中の多くの患者さんやお客様にインパクトをもたらしました。彼女のメルクの価値観とビジョンへの揺るぎないコミットメントと、困難を乗り越える高い能力によって、会社の持続的な成功のための強固な基盤を築くことができました。

ベックマンは、メルクの経営執行委員会会長を引き継ぐにふさわしいリーダーです。彼は、メルクのグローバルビジネスと患者さんやお客様のニーズを深く理解し、また会社成長の次のステージに進むために不可欠な変革を可能にする高い専門性を備えています。彼のテクノロジーへの情熱とビジョンは、患者さん、お客様、そして社会全体のニーズに応えるインパクトをもたらすでしょう。メルクは、ガリーホとベックマンの長年の協力と信頼のもとで円滑な業務移行と企業経営の継続性を確保します」

ベックマンは2011年からメルクグループの経営執行委員会委員を務めており、2017年からはパフォーマンスマテリアルズ・ビジネスの責任者としてエレクトロニクス分野の変革をリードしてきました。同部門は現在、エレクトロニクス・ビジネスとして、グローバルな半導体産業を支える重要なエコシステムプレイヤーとしての役割を果たしています。現職以前は、経営執行委員会のチーフアドミニストレーションオフィサー(CAO)として、HR(人事)、IT、メルクのダルムシュタット本社(ドイツ)の責任者を務めました。1989年のメルク入社以来、シンガポール、マレーシア両支社のマネージングディレクター、チーフインフォメーションオフィサー(CIO)なども歴任しています。メルクのほか、ドイツのブンデスドゥルケイグループの監査役会議長、ドイツ雇用者連名(BDA)の副議長としても活動しています。また、2017年から2024年までドイツ化学雇用者協会連盟(BAVC)のリーダーも務めました。

E. Merck KGについて

E. Merck KGはMerck KGaAの資本の約70%を保有しています。一般株主は残りの資本を株式として保有しています。E. Merck KGはメルクの企業経営には参画せず、メルクグループの執行役員の選出などの重要な企業決定を行います。メルク家はE. Merck KGの資本の99.9%を保有しており、残りの持分はメルクの執行役員のメンバーが保有しています。

メルクについて
Merck(メルク)はヘルスケア、ライフサイエンス、エレクトロニクスの分野における世界有数のサイエンスとテクノロジーの企業です。約62,000人の従業員が、何百万もの人々の生活にプラスのインパクトをもたらすための持続可能なソリューションの開発に情熱を注いでいます。先進的な遺伝子編集技術の開発や難治性疾患の治療のための独自のソリューションの提供から人工知能を搭載するデバイスまで、あらゆるところにメルクの技術が息づいています。2024年は65カ国で212億ユーロの売上高を計上しました。

科学的探究と責任あるアントレプレナーシップがメルクの技術科学的前進の中核であり、1668年の創業以来ビジネスを培ってきた原動力です。創業家が今でもグループを率いる上場企業の株式の過半数を所有しています。メルクの名称およびブランドのグローバルな権利はメルクが保有しています。唯一の例外は米国とカナダで、両国ではEMDセローノ、ミリポアシグマ、EMDパフォーマンスマテリアルズとして事業を行っています。

メルク株式会社について

メルク株式会社はメルクの日本法人として 1968年に設立されました。基礎研究や医薬品製造、創薬などライフサイエンスに関わる製品・サービスを展開しています。メルク株式会社は、ライフサイエンス・ビジネスおよびメルクの管理部門を担っています。メルク株式会社の詳細についてはこちらをご覧ください。


メルクバイオファーマ株式会社について
メルクバイオファーマ株式会社はドイツ・ダルムシュタットに本社を置くMerck KGaAの日本法人です。2007 年 10 月 1 日に発足し、がんと不妊治療を重点領域とするバイオ医薬品企業です。『Brighter Lives, Together ともに、より輝かしい人生を歩もう』という日本のパーパスのもと、『患者さんのために一丸となって、私たちは生命の誕生、QOLの向上、命をつなぐサポートする』というグローバル・パーパスを達成するため、患者主導のアプローチを推進しています。詳しくは、こちらをご覧ください。

メルクエレクトロニクス株式会社について

メルクエレクトロニクス株式会社はメルクのエレクトロニクス・ビジネスの日本法人です。半導体製造用特殊化学品の研究開発および製造と販売、ディスプレイ製造向け材料の開発、輸入販売を行っています。エレクトロニクス・ビジネスの詳細についてはこちらをご覧ください。

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ビジネスカテゴリ
化学医薬・製薬
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会社概要

メルクグループジャパン

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URL
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業種
製造業
本社所在地
東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズ森JP タワー26 階
電話番号
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代表者名
カイ・ベックマン
上場
未上場
資本金
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設立
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