特定技能外国人の“話せない”を解決

教育の鍵は「母国での教え方」──MICHIKO JAPAN、新サービスを開始

株式会社 MICHIKO JAPAN

株式会社MICHIKO JAPAN(本社:福岡県福岡市、代表取締役:戸田実千子)は、特定技能外国人の受け入れを行う登録支援機関向けに、新サービス「海外現地日本語教育支援プログラム」を開始しました。

本サービスは、外国人材の“来日前”から「日本語教育の質」を高め、現地での学びを“自信と希望”に変えることを目的としています。

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背景:特定技能制度への移行
─「話せる人材」への高まる需要と課題 ─

【日本の労働市場と外国人材の現状】

日本の労働市場は少子高齢化が進み、外国人材への依存度が増大しています。政府の政策も「技能実習制度」から「特定技能」ビザ制度へと移行し、人材受け入れの構造が大きく変化しています。

この変化に伴い、特定技能制度導入後6年間で、登録支援機関は全国で10,000機関以上に急増しました。しかし、この急増は激しい価格競争を引き起こし、人材教育への投資を困難にしているため、サービス品質の低下という課題に直面しています。

【業界の抱える課題】

業界が直面している最大の課題は、来日外国人材との「コミュニケーションギャップ」です。日本語の筆記試験合格者であっても、会話能力が十分に評価されないため、職場での円滑な意思疎通が難しいケースが散見されます。

現在、外国人労働者を支援する多くの登録支援機関の経営は非常に困難な状況にあります。彼らは「低品質な人材を安価に提供して競争するか」、あるいは「教育に投資して長期的な競争力を構築するか」という重要な選択を迫られています。安易なコスト削減と低価格競争に走れば、企業からの信頼を失い、結果として離職率の増加や評判の悪化を招くリスクが高まります。

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新サービスの概要:教育の質的向上を目指す三位一体のアプローチ

MICHIKO JAPANが提供する新サービスは、一時的な研修とは異なり、日本社会で長期的に活躍するための基盤を築く「先行投資」と位置づけています。本サービスは、人材の可能性を最大限に引き出すことを目的としており、以下の三位一体のアプローチを核としています。

• 教育の質を安定化──カリキュラムおよびテスト開発支援

多くの現地日本語学校では、カリキュラムや学習成果を評価するテストが十分に整備されていないという課題があります。MICHIKO JAPANは、長年の経験に基づき、生活日本語だけではなく、固有の職場文化などを組み込んだ最適なカリキュラムと評価テストの開発を支援します。これにより、学習の進捗を明確にし、教育の質を安定させるための内部体制構築をサポート。スムーズな就業を目指します。

• 現地日本語教師の育成 ──「教え方」指導の教師研修

現地の日本語教師に対し、言語そのものではなく「教え方」を指導する教師研修を提供します。多くの現地日本語学校では、N4レベルの教師がN5レベルの授業を担当するなど、指導者の日本語力や教授法の基盤が十分に整っていないのが実情です。日本への留学経験を持つ教師もいますが、「話せる」ことと「教えられる」ことは別問題。そこで、教師が自らの日本語力を高めるための学習と、効果的な教授法を身につけるための実践研修を両輪で実施。教育の担い手である教師の質を持続的に高める、最も根幹的なアプローチです。

• 実践的な会話演習──学習者への直接オンライン指導 

日本からオンラインで、学習者へ直接授業を提供します。特に、採用面接で自身の個性や考えを「なぜなら」と理由を明確に伝えられるトレーニングや、日本人との会話練習を通して、不意の質問にも対応できる「瞬発力」や「応用力」を鍛えるなど、実践的なコミュニケーション能力の育成に重点を置いています。これにより、来日前に、実際の職場環境に近いレベルでの対話能力を養うことができます。

これらの包括的なアプローチは、教育の基盤である教師の育成とカリキュラム開発から、学習者への直接指導に至るまでを一貫して保証します。従来の「現地学校任せ」という方法とは一線を画し、登録支援機関が自信を持って推薦できる質の高い人材を育成することが可能です。

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実績:ネパールにおける教育改革の始動と今後の展望

現地で日本語学校を運営する株式会社カスタマーグループ(代表:森本翔太)では、2025年6月より株式会社MICHIKO JAPANの教育コンサルティングを導入。4校・26名の教師・860名超の学習者が在籍し、ご担当者様より「現地講師の指導意識が大きく変化し、学生一人ひとりのモチベーションも確実に高まっています」と、確かな変化が現れています。

本サービスは単なる教育プログラムではなく、登録支援機関の価値提案を、価格競争に陥りがちな消耗戦モデルから、持続可能な品質主導モデルへと転換させるための戦略的なツールです。

最大の利点は激化する価格競争からの脱却。円滑なコミュニケーション能力を持つ人材は、受け入れ企業にとって極めて価値が高く、マッチングの成功率と採用後の定着率を大幅に向上させることが期待されます。これにより、登録支援機関は「価格」ではなく「人材の質」という明確な強みで他社との差別化を図り、信頼性の高いパートナーとして独自のポジションを確立することが可能になります。

実際に2025年6月から先行導入しているネパールでは、面接の力学を単なる質疑応答から、候補者の個性を深く引き出す対話へと劇的に変化させました。これにより、「採用担当者はより高い確信を持って人材を評価できるようになった」との報告を受けています。

この成功を受け、既にミャンマー支援の事業者からも問い合わせがあり、協議が進行中です。本サービスは特定の国に限定されないスケーラブルなモデルであり、今後はアジア各国へと展開を広げ、より多くの登録支援機関と連携していくことを目指します。

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代表・戸田実千子の想い:「日本に来てよかった」と心から思える未来を創る


MICHIKO JAPAN代表の戸田実千子は、「人の可能性を拡げる」という理念のもと、教育で社会課題解決に取り組んでいます。

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ネパールをはじめとする外国人財が日本で活躍し、人手不足を解消しながら、より良い人生を築けるよう支援し、日本で暮らす人々にも笑顔と安心をもたらす「三方よしの共生社会」の実現が私たちの使命です。

この使命を果たす上で、外国人財と企業をつなぐ登録支援機関の存在は重要です。支援の質が信頼を育むため、私たちは支援機関が「価格競争」ではなく「教育の質」で選ばれる時代を共に築きたいと考えています。

日本はもはや日本人だけでは成り立たない国です。外国人と共に支え合い、未来を創る時代において、「日本に来てよかった」と心から思える人を増やすことがMICHIKO JAPANの願いです。

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この想いのもと、MICHIKO JAPANは外国人材の夢の実現と、日本で活躍できる人材の育成支援に尽力します。外国人材の日本語コミュニケーション能力向上やサービス差別化による事業強化に関心のある登録支援機関様は、ぜひお問い合わせください。貴社の課題に合わせた最適なプランをご提案します。

会社概要

企業名:株式会社MICHIKO JAPAN

代表者:代表取締役 戸田 実千子

所在地:〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目23-2 ParkFront博多駅前1丁目5F-B

URL:https://www.michikojapan.com/

お問い合わせ先

サービス内容に関するお問い合わせは、当社ホームページのお問い合わせフォームよりご連絡ください。

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会社概要

株式会社 MICHIKO JAPAN

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URL
https://todaacademy.wixsite.com/michikojapan/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
福岡県福岡市博多区博多駅前 1-23-2 Park Front 博多駅前1丁目5F-B
電話番号
-
代表者名
戸田実千子
上場
未上場
資本金
-
設立
2023年08月