【stiiilll】使い続けるファニチャーブランド「stiiilll」が2025年度グッドデザイン賞を受賞

〜「環境が変化しても捨てなくていい家具」という、持続可能かつフレキシブルな価値が評価〜

株式会社新和

株式会社新和(所在地:千葉県東金市、代表取締役:遠藤重裕)が展開するファニチャーブランド「stiiilll(スティール)」は、このたび「2025年度グッドデザイン賞」を受賞しました。

受賞の概要とデザインが生まれた背景

グッドデザイン賞は、1957年の設立以来、60年以上にわたり「Gマーク」とともに広く親しまれてきた、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨のしくみです。本賞は、デザインによる課題解決や人や社会への意義を重視する賞であり、2025年度のアワードにて「stiiilll」が同賞を受賞いたしました。

株式会社新和が展開するファニチャーブランド「stiiilll(スティール)」は、「Stay. Never waste. 使い続ける、決して捨てない。」を核とする、持続可能な社会に貢献することを目指した新しい家具のあり方を提案します。

stiiilllが提供する価値は、「環境が変化しても捨てなくていい家具」という持続可能性です。オフィスや店舗の移転・改装により家具が大量に廃棄される現状に対し、stiiilllは、住み替えや組織の拡大といった状況の変化にフレキシブルに対応できる「仮設的な家具」として設計されました。拠点の環境が変化しても継続して使用できるデザインと仕組みにより、家具の買い替えに伴う資源の無駄を削減します。再利用や修理、拡張が可能な構造は、ゼロウェイストの思想を体現しています。

素材においては、鉄の製造工程で生じる副産物を積極的に活用しています。この副産物は一級品と同等の材質でありながら、外観などの理由からそのままでは流通・使用が難しいため、stiiilllはこれを再び資源として活かすために生まれました。リサイクル可能な素材を巧みに使用し、鉄と木という単一素材での分別のしやすさなど、環境への影響を軽減する工夫が凝らされています。

この持続可能な価値と機能性、そして空間に溶け込むシンプルなデザインが評価され、「stiiilll」は2025年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。


審査員の評価コメント

stiiilll(スティール)は、鉄鋼製造の副産物を美しくミニマルなモジュール式家具に変える先進的な家具ブランドである。持続可能性と柔軟性を念頭において設計されたスリムで適応力のある構造は、オフィス、店舗、スタジオ、家庭など、あらゆる空間に難なくフィットする。カスタマイズ可能な部品を備え、簡単に再構成できるため、stiiilllは変化するニーズに無駄なく対応できる。リサイクル可能な素材を巧みに使用し、オプションで木のアクセントを加えることで柔らな印象にし、クリーンでモダンな美しさを維持しながら環境への影響を軽減している。stiiilllは従来の固定店舗システムの枠を越えて、循環型経済をサポートする柔軟で将来対応型のソリューションを提供する。デザイン性と環境責任の両方を高める、スマートで持続可能な家具である。


「stiiilll」プロダクトの特徴

右から、leg、shelf、box

Stay. Never waste.

使い続ける、決して捨てない。

stiiilllが提供するのは、「環境が変化しても捨てなくていい家具」という持続可能な価値です。拠点の環境が変化しても継続して使用できるデザインと仕組みにより、家具の買い替えに伴う資源の無駄を削減します。


stiiilll(スティール)は、shelf、box、leg の3プロダクトを軸に「仮説」をコンセプトに展開するシステム家具ブランドです。私たちは、「環境が変化しても捨てなくていい家具」という持続可能な価値を提供します。

状況の変化にフレキシブルに対応するプロダクトは、店舗のレイアウト替えやオフィスの移転など、拠点の環境が変化しても継続して使用できるデザインと仕組みにより、家具・什器の買い替えに伴う資源の無駄を削減します。

1. 内装を傷つけにくい仕様

設置時に壁の穴開けやビス打ちの必要がないため、内装を傷つけにくい仕様が特徴です。例えば、「shelf」はポールの突っ張りで固定するため、内装を傷つけずに設置できます。

2. レイアウトの自由度が高い設計

成長の時期や段階に応じて、プロダクトを簡単に増やしたり減らしたりすることができます。空間に合わせてカスタマイズしやすいshelf、box、legの各プロダクトは、連結して増やしたり、空間次第で減らしたり、増減の調整が可能です。

3. シンプルでモダンなデザイン

スチール素材のシンプルな佇まいと細身のフォルムが、モダンで開放的な空間を創り出します。

shelf(シェルフ)

shelf 基本セットの組み合わせ:支柱2本、棚板4枚

特徴

・内装を傷つけない突っ張り固定
・棚や支柱の数の増減が自由
・オフィスでも店舗でも簡単設置

空間に合わせてカスタマイズしやすく、多目的に使えるシンプルなスチールシェルフです。空間次第で、増減の調整も可能です。ポールの突っ張りで固定するので、内装を傷つけずに設置することができます。棚板やハンガーバー、ミラーを取り付けてアパレル什器やクローゼットとしても使用可能です。

有孔ボード・ミラー・ハンガーバー等を組み合わせたアパレル店舗のイメージ
オプションで追加できる専用ケースを使用したディスプレイ棚
アジャスター突っ張り固定
壁面ビス固定
増減可能な棚板

box(ボックス)

boxを4つ積み重ねた棚としての使用例

特徴

・一つでも、積み重ねて棚としても
・組み換えや移動がしやすい重量
・専用仕切りやケースで自由にカスタマイズ

背面がないため前後を気にせず使えるスチールボックス。オプション(別売)のケースはboxにぴったり収まるサイズ。浅いタイプのケースは小物類の整理に、深いタイプは奥行のある書類などの収納に便利です。

オフィスで資料や文具の収納棚として
ショップでディスプレイ什器として
移動しやすい重量設計
2重構造で薄くても強度のあるプロダクト

leg(レッグ)

leg / S, M ,L の3サイズ展開

特徴

・スタッキング可能で収納場所をとらない
・4つの置き方で使い方が広がる
・軽くて扱いも簡単

tabletop(天板)と組み合わせてテーブルや陳列棚として使える馬脚です。置き方次第で高さを変えることができ、作業台・ローテーブル・ひな壇・陳列棚など目的に応じて自由に組み合わせることができます。

オーク材を用いた leg は、あたたかみのあるナチュラルな空間を演出
SとM、高さ違いの leg を組み合わせてひな壇ディスプレイ什器に

スタッキングしてコンパクトに収納
細身のシルエット
4つの置き方で多目的に使える




鉄のサスティナビリティ

stiiilllのプロダクトには、鉄の製造工程で生じる副産物を活用しています。一般的に副産物とは、主産物の製造過程から必然的に派生するものです。鉄の副産物は一級品(主産物)と同等の材質でありながら、外観で一級品に比べて劣る箇所があることなどの理由から、そのままでは流通・使用することができません。stiiilllは、副産物を再び資源として活かすために生まれた製品です。

鉄の加工現場(株式会社新和)
ロールにして保管される鉄板
副産物のイメージ図

チームメンバー

プロデューサー

株式会社新和 代表取締役 遠藤重裕

ディレクター

LABORATORIAN Inc. 代表取締役 ビジネスデザイナー 本田吉昌

デザイナー
Sitoh inc. 代表取締役 アートディレクター 市東基
LABORATORIAN Inc. プロダクトデザイナー 小松祐介



stiiill 公式サイト

stiiilll 公式サイト

stiiilll 公式オンラインストアです。商品に関するお問い合わせはサイトのコンタクトフォームよりお送りください。

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ビジネスカテゴリ
インテリア・家具・収納
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会社概要

株式会社新和

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URL
https://w-shinwa.net
業種
製造業
本社所在地
千葉県東金市小沼田1561-14
電話番号
0475-78-5877
代表者名
遠藤重裕
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
1997年08月