「海の再生」につなげる流域まちづくり トークイベント 湘南・逗子で開催 〜 登壇者:柳瀬博一氏(東京科学大学教授)、小路 淳氏(福井県立大学教授)、海女、他
「流域」「地下水」「海底湧水」視点で考える「海の再生」 「減災」 「まちづくり」ビジョン

The Blue株式会社(神奈川県横須賀市、代表:三木真理子)は、2025年11月29日(土)に神奈川県逗子市「逗子文化プラザ なぎさホール」にて「 『海の再生』につなげる流域まちづくりトークセッション」を開催し、後日オンライン配信もいたします。
【背 景】
海藻や海洋生物の消滅など「海の砂漠化(磯荒れ) 」の原因は気候変動による海水温の上昇と言われますが、人間の土地利用による「陸域からの栄養や酸素を海へ供給する水循環の滞りも原因の1つ」との意見が一部の専門家から言われています。
甚大な被害をもたらした2019年の東日本台風を受けて国土交通省が2000年より「流域治水」を推進し、近年は官民両レベルで「雨庭」をはじめとする「グリーンインフラ」 (自然環境が有する機能を社会における様々な課題解決に活用しようとする考え方)も話題になっていますが、補助金獲得目的やグリーンウォッシュ(企業が自身のビジネスモデルや活動、商品について、実際には環境に害を与える可能性があるにもかかわらず、環境に対する影響が正味プラス又は正味中立であると示唆すること)の懸念も示されており「その地域に固有の地形や自然の理解」の必要性がさらに高まっています。
【目 的】
これらの背景を踏まえ、本トークイベントでは、
・「水」に関する研究者と実践者による「流域思考」の紹介
・海洋分野でも新分野の「海底湧水」の研究から「森川海のつながり」 「里海」の概念の学術的な説明など「陸域から海中までの水循環」についての学び
などを通して、「流域全体からの海の環境再生」 「減災」 「一次産業の回復」など、暮らしやまちづくりに生かす実践、実装の促進を目指します。
【開催概要】
・イベント名: 「 『海の再生』につなげる流域まちづくり トークセッション」
・開催日時:2025年11月29日(土)12:30~16:15
・開催場所:逗子文化プラザ なぎさホール(神奈川県逗子市逗子4-2-10 2F)
(後日アーカイブ配信あり)
・参加費
【会場参加】
大人:¥5,000
学生(高校生、24歳以下の大学・院生):¥2,000
障がい者手帳をお持ちの方(付き添い1名無料):¥2,000
中学生以下:無料
(後日アーカイブ視聴付)
【後日オンライン配信】
大人:¥4,000
学生(高校生、24歳以下の大学・院生):¥1,500
障がい者手帳をお持ちの方: ¥1,500
*会場参加、オンライン参加共にThe Blue(株)制作「三浦半島の海の女性研究者に聞く、海のこと動画(第2部ご登壇の清野聡子氏出演) (約55分)視聴リンク付
・定員: 【会場参加】500名 【後日オンライン配信】定員なし
・対象:海や自然環境問題に関心の高い一般・企業の方、行政関係者など
【プログラム】
11:45 開場
12:30 第1部:プレゼンテーション
「あなたも私も流域人」柳瀬博一氏(東京科学大学教授)
「めぐりつなぐ水」小路 淳氏(福井県立大学教授)
(14:00~14:15 休憩)
14:15 第2部:ディスカッション「海の再生」につなげる流域まちづくり
登壇者下記5名
15:45 Q & A
16:00 お楽しみ抽選会(登壇者サイン入り著書、地元の人気店提供の商品)
16:15 閉会
【登壇者】
■第1部:プレゼンテーション

柳瀬博一氏 : 東京科学大学 リベラルアーツ研究教育院教授
慶應大学経済学部卒。
日経BP社での記者、書籍編集、広告企画職などを経て現職。
「国道16号線」 「カワセミ都市トーキョー」 「奇跡の自然の守りかた」 「アンパンマンと日本人」など著書、共著、編集者として手がけた書籍多数。
学生時代から現在まで三浦半島の小網代にある源流から河口まで流域まるごと保全活動に関わり、活動を主導されている慶大名誉教授でNPO法人小網代野外活動調整会議代表の岸由二氏が提唱する「流域思考」の啓蒙に務める他、教鞭をとる大学のキャンパス内の沢の再生活動も主導。

小路 淳氏 : 福井県立大学 海洋生物資源学部教授
京都大学大学院農学研究科修了(学振特別硏究員PD) 。
幼少期に父親に連れられて釣りに行ったことがきっかけで海や魚に興味を持つ。
水圏資源生態学を専門として、メリーランド大学研究所、京都大学、広島大学、東京大学などの研究所勤務を経て現職。地下水、海底湧水などの水循環や、干潟、河口、沿岸域における生態系サービスなどの研究を行う。
著書「森川海のつながりと河口・沿岸域の生物生産」 「地下水・湧水を介した陸・海のつながりと人間社会」他、論文多数。
■第2部:ディスカッション

柳瀬博一氏

小路 淳氏

鈴木直美 / 蛸姫氏 : 海女、デザイナー、水中パフォーマー
東京生まれ。高校時代にサーフィンを始め、デザイン学校卒業後にオーストラリアへ移住。全日本サーフィン選手権出場など選手生活を送り、引退後はデザイナーとして起業。
御蔵島で野生のイルカと泳いだことがきっかけで「水中の仕事がしたい」と海女を目指し南房総へ移住。地元に縁がないながらも持ち前の行動力で漁業権を得て2008年より海女として海に潜り、海中の変化に危機感を感じている。
デザイン業も継続しつつ、水中パフォーマーとしてCMやTVドラマ
の水中シーンにも出演。NHK連続テレビ小説第88作「あまちゃん」にも出演。

天白牧夫氏 : 横須賀市議会議員(無所属)、農地所有適格法人 三浦半島生物多様性保全 代表取締役
横須賀市出身。日本大学大学院卒。博士(生物資源科学)。
大学では爬虫類・両棲類の景観生態学を研究。
中学生の頃、元横須賀市博物館学芸員で環境保全活動家の故・柴田敏隆氏に出会い、師事。
市民団体で横須賀市、葉山町、三浦市の谷戸の休耕田の複田、水辺の保全活動、茅葺の古民家保全などに尽力し、自然観察会や里山保全活動を展開しながら環境派市議として市政に生かす提言も行う。

清野聡子氏* : 九州大学大学院工学研究院 環境社会部門 准教授、
「海つなぎ」プロジェクト統括プロデューサー
逗子市出身。東京大学農学部水産学科卒。東京大学大学院農学系研究科水産学専攻修士課程修了。博士(工学) 。
東京大学大学院総合文化研究科助手、助教を経て現職。専門は海
岸・沿岸・流域環境保全学、生態工学。
国の海岸の法改正の検討、環境技術ガイド、千葉県東沿岸海岸保全
基本計画策定、神奈川県など行政のアドバイザー、日経ブルーオー
シャンフォーラム有識者委員会に海岸環境の専門家として参画他、
若い世代の環境教育にも力を入れている。
*清野聡子氏は当日の2週間前に海のイベント主催のご予定があり当イベントの日が予備日となっているため、2週間前のイベントが予定通り開催できなかった場合は当イベントは欠席となります。

三木真理子 : The Blue(株)代表、水の環つなぎ活動:chotto主宰
一般企業で広報・企画業務に携わる傍ら夏に海で野生のイルカと泳ぐ自然体験プログラムを22年に渡って主催。その経験を社会の中で
活かしたいと起業し「自然・文化・コミュニティー」をテーマとしたコンテンツ制作、イベント・商品企画、出版事業などを行うプランナー。
オーストラリアでパーマカルチャーデザインを学んだ他、10年近く前から地域の「大地の再生®」施工プロジェクトのオーガナイズ、竹林整備活動なども行い、2023年から「陸域の手入れ作業で
流域〜海中までの環境改善を目指す」ボランティア活動を主宰。
【主催者概要】
・名称:The Blue株式会社
・事業内容:日本語と英語による「自然・文化・コミュニティー」をテーマにしたコンテンツ制作、
出版、イベント企画、環境配慮型商品企画など
・設立:2015年7月
・代表取締役:三木真理子
・所在地:神奈川県横須賀市秋谷1-6-3-5
・電話番号:046-845-6342
・ウェブサイト:https://www.the-blue.info
・協力団体:水の環つなぎ活動:chotto(横須賀市登録ボランティア団体)
https://note.com/mizunowa_chotto
【一般の方からのお問い合わせ先】
The Blue株式会社(担当:三木)
・email: info@theblue-japan.com
【メディア関係者からのお問い合わせ・取材お申し込み先】
The Blue株式会社(担当:三木)
・Tel:046-845-6342
・担当者携帯:090-2318-4259(一般非公開)
・email: info@theblue-japan.com
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