東大発農業AIスタートアップソラグリ、農地集約サービスを開始
AI技術を活用してばらけた圃場を集約、営農しやすい区画パッケージとして農業法人へ引き渡します

東京大学発の農業スタートアップである株式会社ソラグリ(本社:東京都文京区、代表取締役:田村昂大、以下ソラグリ)は、AI技術を活用することで分散・遊休化した農地の探索・選定・合意形成・区画再編まで行い、営農しやすい一体区画パッケージとして農業法人へ提供する新サービスを開始しました。当社が前段の集約実務を担うことで、農地集約・拡大の初期負担を劇的に軽減し、農業法人側にほとんど負担がない形での農地の引渡しを目指します。
詳細は公式Webページよりお問い合わせください。
■ 背景
本サービスの背景には、日本の農業では農地の圃場が細かく分散していることによって営農作業が非効率になっているという課題があります。こうした状況の解消が進まない要因として、相続未整理や連絡不能な地権者による交渉の長期化、そして農業法人側が合意形成の前工程に割く余力の不足が挙げられます。
ソラグリはこれらの課題に対し、AI技術を活用して分散した圃場を一体的に束ねるプロセスを高速化する仕組みを導入しました。これにより、従来よりも迅速かつ低コストで農地を集約し、営農しやすい形で農業法人へ提供することが可能になります。
■ サービス内容
本サービスは、地域計画地権者やその土地の耕作者との合意形成を通じて、まとまった農地を確保・再編し、農業法人へ提供する仕組みです。自治体や関係機関と連携しながら、相続調整や契約スキームの設計も含めて一体的に進め、確保した圃場を水利や機械動線を考慮した営農しやすい区画として引き渡します。
ソラグリは中立的な仲介者として売買・長期賃貸のマッチングを行い、契約成立後も初年度の作付計画や草刈りなど、運用立ち上げの支援まで伴走します。再エネの選択制併設(営農最優先)など、収益安定化の追加設計にも対応します。
■ AI技術をどう活用するのか
台帳・圃場界・地形や水利、衛星データに加え、地元での聞き取りなど現地の声も組み合わせて、集約しやすい圃場を抽出し、集約容易性や営農適性をスコア化します。交渉や同意書類の進捗を一元管理するCRM(顧客関係管理)で合意形成を支援し、機械動線や水利を考慮した区画設計や収益シミュレーションまで行います。
■ 代表コメント
これまで農地の集約は日本の農業の改革において一丁目一番地と掲げられてきましたが、十分に進んでいないという現実があります。弊社のAI技術の活用と若者の情熱と泥臭さを総動員して、この問題に挑戦できることを非常に嬉しく思います。
■ 株式会社ソラグリについて
株式会社ソラグリは、「農地を未来へ繋ぐ」をミッションに掲げ、東京大学の学生を中心に立ち上げられた農業スタートアップです。
エンジニア出身のメンバーが持つテクノロジーの力を活かし、農地の集約・再編やソーラーシェアリングなどのソリューションを通じて、持続可能な農業の社会実装を推進しています。
・会社名:株式会社ソラグリ
・本社所在地:東京都文京区湯島3丁目27-14 OLIO湯島703
・代表取締役:田村昂大
・設立:2025年7月
・事業内容:農地集約・区画パッケージ提供、ソーラーシェアリング、運用立上げ支援、ほか
・コーポレートサイト:https://solagri.co.jp/
■ お問い合わせ
株式会社ソラグリ
E-mail:contact@solagri.co.jp
注記
※1 株式会社ソラグリは、創業者及び顧問に東京大学の学生および教授を含む企業であり、東京大学と資本関係にある会社ではございません。
再エネ併設(いわゆる営農型太陽光/ソーラーシェアリング)は選択制オプションです。地域合意・農地法・関係許認可の取得、景観/防災配慮、撤去原資の事前積立を前提に個別設計します。
一部のAI技術は試験運用(β)です。データ可用性・精度は地域や連携により異なります。
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