エコウル、農林水産省「みどり脱炭素海外展開コンソーシアム」参画企業としてCOP30で共同声明を発表

~「ミドリ・インフィニティ」有志企業32社の一員として、MRVの高度化に貢献~

エコウル株式会社

エコウル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:江森靖紘、以下「エコウル」)は、農林水産省が設立した「みどり脱炭素海外展開コンソーシアム」に参画し、ブラジル・ベレンで開催された国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)において、共同声明「COP30における声明:気候変動、アグリ・フードシステム及び持続可能な開発」を発表しました。

本共同声明は、2025年11月12日(日本時間)に農林水産省が主催したジャパン・パビリオン内セミナーにおいて、ミドリ・インフィニティの趣旨に賛同する民間企業32社により発表されたもので、農業・畜産・森林(AFOLU)分野で複雑化する気候変動課題に対し、日本企業が有する技術やソリューションを国際的に展開し、官民連携による温室効果ガス削減を推進することを目的としています。

エコウルは本声明において、【MRV(測定・報告・検証)プロセスの効率化および精度向上】を担う企業として参画し、脱炭素プロジェクトの透明性と信頼性向上に寄与しています。

■ 共同声明の背景

農業・畜産分野では、メタン排出や施肥効率、土壌劣化など、気候変動の影響が急速に表面化しています。これに対し、農林水産省は2025年5月に「農林水産分野GHG排出削減技術海外展開パッケージ(通称:MIDORI∞INFINITY、ミドリ・インフィニティ)」を取りまとめ、日本企業の脱炭素技術を体系的に整理し、国際展開を後押しする枠組みを整備しました。

その実行を支える官民連携の場が「みどり脱炭素海外展開コンソーシアム」です。同コンソーシアムは、日本が有するGHG削減技術の海外展開に必要なプロジェクト形成、技術導入、制度連携、データ基盤整備を多角的に支援するもので、2025年10月21日時点で109の企業・団体が参画しています。

脱炭素プロジェクトを国際的に展開する際には、炭素削減量・吸収量を正確かつ透明性高く示すためのMRV(測定・報告・検証)体制の整備が不可欠です。今回発表された共同声明は、日本企業による技術展開に加え、その成果を国際的に信頼される形で測定・報告できる基盤づくりの重要性も示しています。

▼ 農林水産省による公式発表
 https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/b_kankyo/251112.html

■ エコウルの取り組み:
MRVを“速く、正確に、低コストで”。脱炭素の実装に不可欠な基盤を構築

エコウルは、農業・森林・畜産(AFOLU)領域を含む脱炭素プロジェクトにおいて、炭素削減量・吸収量を正確かつ透明性高く算定するためのデジタルMRVプラットフォームを開発・展開しています。

同社が開発する国産デジタルMRVプラットフォーム「Ecoulu DMRV」は、
 ・衛星データ
 ・IoTデバイス
 ・モバイルアプリ
 ・ドローン

などの多様なデータソースと業界に精通した独自開発のAIを組み合わせ、データ収集・管理からクレジット創出量の算定、報告書作成までを自動化することで、検証工程を短縮し、MRVプロセス全体の効率化を実現。プロジェクト実施者や支援者の作業負荷・コストを削減し、プロジェクトの透明性向上、実施コストの削減、早期収益化を支援します。

■ 今後に向けた取り組み

今回、コンソーシアム参画企業としてCOP30における共同声明の発表に加わったことを契機に、エコウルは今後、

・官民連携による脱炭素プロジェクト形成の支援

・国際的なMRV標準との整合性確保

・透明性・効率性を備えたMRV基盤の普及

J-クレジットやJCM、ボランタリーカーボンクレジット制度との連携に、海外展開を視野に入れたMRV技術の高度化とパートナーシップ拡大を推進し、国内外の脱炭素化の加速に寄与していきます。

■ 代表コメント

エコウル株式会社 代表取締役社長 江森 靖紘

 「今回、COP30においてミドリ・インフィニティ有志企業として共同声明を発表できたことを大変光栄に思います。特にMRVは、脱炭素プロジェクトの実装を支える基盤であり、透明性と効率性の向上が世界的に求められています。エコウルは今後も、日本発のデジタルMRVプラットフォームの普及を通じて、脱炭素プロジェクトの推進と国際的なクレジット市場の発展に貢献してまいります。」

【エコウル株式会社について】

エコウル株式会社は、「脱炭素が当たり前の世界を実現する」をミッションに掲げ、企業やプロジェクトのGX(グリーントランスフォーメーション)推進を支援する気候テック企業です。
脱炭素プロジェクト向けに、MRV(測定・報告・検証)プロセスを効率化する国産デジタルMRVプラットフォーム「Ecoulu DMRV」 を開発・提供。
データ収集の自動化、業界に精通した独自開発のAIによるクレジット量の自動算定や報告書の自動生成、検証工程の短縮、を一気通貫で支援し、また、創出クレジットを買取る独自スキームを提供し、プロジェクト運営者の負担軽減と早期収益化、プロジェクトの採算性向上を実現します。

【会社概要】

会社名:エコウル株式会社(Ecoulu, Inc.)
設立:2024年12月9日

代表者:代表取締役社長 江森 靖紘 

所在地:東京都千代田区丸の内1丁目6-5 丸の内北口ビルディング9F
URL:
https://www.ecoulu.com/ 

事業内容:

・デジタルMRVプラットフォーム「Ecoulu DMRV」の開発・提供

・GX伴走支援サービスの提供
 参画団体:
・みどり脱炭素海外展開コンソーシアム(農林水産省)
・Green Value Chain(環境省)

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会社概要

エコウル株式会社

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URL
https://www.ecoulu.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内1-6−5 丸の内北口ビルディング9F
電話番号
-
代表者名
江森靖紘
上場
未上場
資本金
-
設立
2024年12月