より安定に、より高精度に、より効率的に:CHCNAV、初日から全開で始動

Chcnav

サブタイトル:新たなパートナーシップとISOBUSフルスタック互換性・SteerReady対応による新ソリューションが、「ガイダンス+散布+FMS」統合を実現──耕起、播種、生育管理、収穫まで農作業全体をカバー

【ドイツ・ハノーバー】— Agritechnica 2025の開催初日、CHC Navigation(CHCNAV)はホール21・F16の自社ブースにて、その勢いを強く印象づけました。展示会の開幕と同時に多数の来場者が詰めかけ、テクニカルエリアで行われた各種デモンストレーションはいずれも満員となりました。欧州各国および世界中から、OEM、ディストリビューター、農業サービス事業者、生産者など多様な関係者がCHCNAVの精密農業ソリューションに高い関心を寄せました。

 

ブース内では、GNSSガイダンス、ビジョンガイダンス、ロウガイダンス、ISOBUSターミナル、整地システム、散布制御システム、農場管理システムなどの製品が組み合わされて展示され、「耕起-播種-生育管理-収穫」という農業工程全体をカバーする統合型ソリューションが紹介されました。

 

新しいパートナーシップ情報

本年の展示会では、CNHとCHC Navigation(CHCNAV)の協業を発表します。本パートナーシップにおいて、CNHはFP FleetPro製品群の一部として、10インチおよび12インチディスプレイを搭載したガイダンスキットを発表します。これらはステアレディおよび電動ステアリング構成の両方で提供されます。
FP FleetProガイダンスキットは、一般的な精密農業機能をすべて備え、すべてのメーカーやモデルに対応しているため、コストを意識する農業経営者にも精密技術の導入を容易にし、より幅広い農家にその恩恵を拡大します。
CNHのFleetProアフターマーケット部品ラインは、EMEA地域のすべてのCase IH、New Holland、Steyr正規販売店で入手可能です。

CNHは、機械、技術、サービス分野における世界的な一流企業です。「Breaking New Ground(新たな地平を切り拓く)」という使命のもと、イノベーション、持続可能性、生産性に注力しています。

そのブランドポートフォリオには、Case IH、New Holland、Steyr、CASE、New Holland Construction、Raven、CNH Capitalなどが含まれます。

 

ブランドおよび製品の注目ポイント

注目ポイント 1:精密農業プラットフォーム(NX600シリーズ × AgNav 5)

 

ISOBUSフルスタック互換性

 UTターミナルによる表示・操作にネイティブ対応。最大255セクションまで対応可能なTC-SCによる自動セクション制御、TC-GEOによる可変施用、AUX-Nによる拡張制御を実現。混在ブランドの作業機・車両が存在する環境下においても、「ガイダンス-作業機-タスク」をシームレスに接続。

 

SteerReady対応

 主要OEMのSteerReadyモデルに迅速に統合可能。油圧/モーターの設置や配線にかかる作業時間を大幅に短縮し、機体間のシステム移設を効率化。エンドユーザーから高い評価を獲得。

 

多彩なガイダンスラインで幅広い作業シナリオに対応

 AB、A+、カーブ/適応カーブ、ヘッドランド、センターピボットなど「9種類以上」のガイダンスモードを搭載。AgNav 5によるヘッドランド戦略と組み合わせることで、不整形地や長尺圃場、傾斜地にも柔軟に対応。

 

ユーザーエクスペリエンス

 NX612は12インチの大型ディスプレイを搭載し、ガイダンス画面、ISOBUSウィジェット、カメラ映像をスムーズな分割画面で同時表示。前後左右4方向のカメラに対応し、低速操舵時やヘッドランド旋回時の視認性・安全性を大幅に向上。

 

テンプレートの再利用性

 AgNav 5では、ガイダンスライン、ヘッドランド戦略、タスクパラメータ、施肥処方マップをワンクリックで保存可能。異なる圃場やシーズン間での「ワンクリック複製」により、毎年安定した作業品質を確保。

 

注目ポイント 2:施用制御(SprayX100 インテリジェント散布システム)

 

高機能かつ高精度な散布制御

 - オーバーラップ検知 + 自動セクション制御:重複散布や散布漏れを防止

 - 境界検知:圃場境界を検知し、ブームやセクションを自動停止

 - 自動レート制御(指定L/ha):走行速度や地形変化に応じて一定の流量を維持

 - 自動スタート/ストップ連携:作業機の装着・解除に連動してバルブを自動制御し、手動操作を削減

 - 多段階アラート:散布精度、圧力、タンク残量、速度超過などに関する警告を表示

 - チーム運用対応:複数台の機械による協調作業を可能にし、大規模圃場での作業効率を向上

 

インターフェースと拡張性

 10インチまたは12インチのタッチスクリーンターミナル+ISOBUS ECUに対応。最大13セクションのバルブ制御が可能で、主要情報を直感的かつ明確に表示。

 

ガイダンスとの連携

 NXシリーズのガイダンスラインおよびヘッドランド戦略と連動し、複雑な圃場形状でも正確な散布を実現。さらにVG100ビジュアルガイダンスと組み合わせることで、植生ラインのズレを自動検出し作物列を再補足。「見る(ガイダンス)+撒く(制御)」という真のクローズドループを実現。

 

注目ポイント 3:作業機および地形制御の拡張機能(IS100 / HG100 / VG100 / IC100)

 

IS100(作業機ガイダンス)

 作業機の実際の位置を基準としてガイダンスを行うことでドリフトを解消。列間隔と直進精度を大幅に向上させ、傾斜地や牽引型作業機に最適。

 

HG100(収穫ガイダンス)

 トウモロコシなどの作物収穫時に、列方向の精度を確保し、収穫ロスや倒伏を低減。

 

VG100(ビジュアルガイダンス)

 独自開発のカメラとAIによる作物列認識により、動的ガイダンスラインを生成。作物の損傷を回避し、手動による補正を最小化。最適な作業速度帯を維持。OTAアップデートにより対応作物種の拡張も可能。

 

IC100(土地整地システム)

 ブレードやグレーダーの高さ・勾配を設計データに基づき自動制御。設計面のインポートと作業履歴の記録が可能。AgNav 5の走行ルートやヘッドランドテンプレートと連携することで、1パスで均一な整地を実現し、精密播種や可変施肥のための基盤整備を支援。

 

耕起・播種・生育管理・収穫

耕起(整地/深耕/溝掘り/均平)

主な構成:NX600 × AgNav 5 + ISOBUS + SteerReady + IC100 整地システム

主な特長:

 - 直進安定性およびヘッドランドテンプレートの効率的な管理

 - IC100によるデモンストレーション:単勾配・複合勾配制御の比較(「手動 vs 自動」によるブレード操作と整地面の均一性)

 - 一連のワークフローをカバー:設計面インポート → ガイダンス → 整地作業 → 作業履歴記録 → FMSへのアーカイブ

導入価値:

 初回で正確なラインと高低差を確保することで、作業回数を削減し、燃料・人件費の節約につながります。また、「播種-生育管理-収穫」工程の基盤となる、整った作業環境を実現します。

 

 

播種(植付け/可変施肥)

主な構成:NX600 × AgNav 5 + IS100 + TC-GEO 可変施用機能

主な特長:

 - 複雑な圃場形状に対応するカーブ/適応型カーブによる播種経路の作成

 - IS100と適応型カーブの連携により、列間隔の精度をさらに向上

 - 処方マップ(ISOXML/Shapefile/CSV形式)のインポートと実行に対応

 - FarmMaster上でのタスクパラメータと処方データの一元管理・再利用が可能

導入価値:

 「走行テンプレートと列精度」を作業効率へと変換し、可変施用の正確な実行を実現します。

 

生育管理(中耕/防除/圃場メンテナンス)

主な構成:VG100 ビジュアルガイダンス + SprayX100 散布制御システム + NX600 × AgNav 5 + FarmMaster

主な特長:

 - 作物列がガイダンスラインから逸れた場合でも、VG100が自動で作物列を検出・追従

 - SprayX100の全機能を活用したデモンストレーション:

  オーバーラップ検知、境界検知、自動セクション制御、レート制御、自動スタート/ストップ連携、多段階アラート機能

 - チーム運用による大規模作業の効率性を実演

 - タスク記録:FMSを通じた可視化・トレーサビリティの確保

 

導入価値:

 「見る(VG100)+撒く(SprayX100)」を実現し、投入資材の効率性、作業のトレーサビリティ、法令順守を高いレベルで両立します。

 

収穫

主な構成:HG100 ロウガイダンス + NX600 × AgNav 5 + FarmMaster

主な特長:

 - 作物収穫時の列追従精度と境界仕上げの最適化

 - タスク軌跡、作業速度、アラート、作業幅などのデータをアーカイブし、レポートとして追跡可能

導入価値:

 「播種から収穫まで」の経路・戦略を完全に再利用可能にし、シーズンを通して一貫性とトレーサビリティのある作業を実現します。

なぜ重要か

将来を見据えた互換性とオープン性

 混在フリートやクロスブランドの連携が進む中、本パートナーシップは「オープンな適応性とプロセスの再利用」に注力。機種や世代を超えた精密農業機能の継承と移行をスムーズに実現します。

「良い体験」を「再現可能な成功」へ

 ガイダンス、タスク制御、テンプレート、データアーカイブに至るまで、「前シーズンの成功をワンクリックで次シーズンに再現可能か」を重視。単発の成果を持続的な成功へと昇華させます。

チャネルとサービスの相乗効果

 OEMパートナーの広範な販売網と標準化されたサービス体制に、CHCNAVの迅速な製品進化と現地サポートを組み合わせることで、「供給確度・納期・操作性」のバランスが取れた安心を提供します。

効率性から持続可能性へ

 オーバー/アンダースプレーの削減、列間隔・直進精度の向上、データトレーサビリティの強化により、投入コストを抑えつつ安定した成果と監査対応の容易さを実現。グリーン農業と事業レジリエンスの両立を支援します。

ガイダンス-制御-視認-整地-FMSの統合能力

 作物、地形、機械フリートの種類を問わず、投入と成果の比率を予測しやすくし、監査対応も容易に。ユーザーにとって、より管理しやすく持続可能な農業経営を実現します。

3つの重要ポイント:

エコシステム統合:

 ガイダンス、タスク制御、デジタル管理が、より多くのブランド・モデル間でシームレスに連携。

サービスのクローズドループ化:

 「設置-運用-アップグレード」まで、標準化された保守およびリモートサポートにより全体効率を向上。

長期的価値:

 トレーサブルなデータ資産を通じて作業知見を蓄積し、より科学的な投入対効果の意思決定を支援。

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会社概要

URL
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業種
情報通信
本社所在地
Building C, No. 599 Gaojing Road, Xujing Town, Qingpu District, Shanghai Building C, No. 599 Gaojing Road, Xujing Town, Qingpu District, Shanghai
電話番号
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代表者名
Gianna zhang
上場
未上場
資本金
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設立
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