【⽇本最南端の酒⽶で挑む】種⼦島の寿司職⼈が3年かけて醸した「理想の⾷中酒」 純⽶吟醸酒「わたる」全国800本限定で予約開始
種子島の農家と蔵元の協力のもと誕生した、純米吟醸酒「わたる」をぜひお試しください

寿司職人として20年以上、「本当に寿司に合う日本酒」を追い求め続けてまいりました。 理想の一本が見つからず、「ないなら作るしかない」と一念発起し、酒蔵も酒米もない種子島でゼロから挑んだのが、この『わたる』です。
仲間や農家さん、蔵元の多大なる協力のもと、今年も自信を持ってお届けできる新酒が完成いたしました。 『わたる』という名には、種子島から全国へ、そして次世代へと想いが「わたる」ようにという願いを込めております。
ぜひ一度ご賞味いただき、「これが寿司に合う酒だ」と感じていただければ幸いです。 本年度は限定800本でのご案内となります。
「寿司の脇役」を追い求めた島の挑戦──⽇本酒不⽑の地から⽣まれた奇跡の⼀滴
⿅児島県種⼦島。ロケット発射場で知られるこの島で、ある寿司職⼈が「理想の⽇本酒」を求めて⽴ち上がった。島には酒蔵がない。酒⽶の栽培すら⼀般的ではなかった。それでも「本当に寿司に合う酒を作りたい」という想いが、238年続く⻑崎の⽼舗蔵元を動かし、⽇本最南端の酒⽶栽培という前例のない挑戦へと発展した。
本⽇11⽉13⽇、その挑戦の結晶である純⽶吟醸酒「わたる」が、全国わずか800本限定で予約販売を開始する。
販売サイト: https://sakagomeya-gin.stores.jp/

なぜ寿司職⼈が⽇本酒を作るのか──始まりは「完璧な脇役」への探求
種⼦島で20年以上、お寿司屋「⼋千代寿司」を営む⼋汐航さん(41)。毎⽇カウンター越しにお客様と向き合う中で、ある違和感を抱き続けていた。
「どんなに良い⽇本酒でも、寿司と合わせると『酒が主役』になってしまう。本当は⿂の繊細な味、シャリの温度、酢の加減──そのすべてを引き⽴てる『完璧な脇役』が欲しかったんです」
全国の⽇本酒を試し続けたが、理想には出会えなかった。ならば⾃分で作るしかない。そう決意したのが3年前だった。
⽇本酒不⽑の地・種⼦島から始まった「ないないづくし」の挑戦
課題1:島には酒蔵がない
種⼦島には酒蔵が存在しない。焼酎⽂化が根強い⿅児島で、⽇本酒は「よそ者」だった。⼋汐さんは⻑崎県佐世保市の梅ヶ枝酒造(創業238年)に協⼒を求めた。
「最初は断られると思いました。でも、蔵元の⽅が『寿司職⼈が求める理想の酒、⾯⽩い』と
⾔ってくれた。それが転機でした」
課題2:酒⽶の栽培実績がほぼゼロ
さらに⼤きな問題があった。種⼦島では酒⽶の本格栽培が⾏われていなかったのだ。しかし⼋汐さんは、ある可能性に気づいた。「種⼦島は⽇本で⼀番早く新⽶が届く早期⽶コシヒカリの産地。温暖な気候と農家さんの技術がある。酒⽶だって作れるはずだ」
農研機構が開発した酒造好適⽶「吟のさと」に着⽬。地元農家4⼈を説得し、栽培をスタートさせた。
課題3:「⾷中酒」という難しいバランス
蔵元との試⾏錯誤は2年に及んだ。華やかすぎても、⾟すぎても、⽢すぎてもダメ。寿司に寄り添う「脇役」のバランスは、想像以上に難しかった。
「熟した⻘リンゴのような⾹り、⽶の旨味、そしてキレのある⾟⼝。この3つが揃った時、『これだ』と確信しました」
⽇本最南端の酒⽶が⽣む、唯⼀無⼆の味わい
完成した「わたる」は、種⼦島産「吟のさと」を100%使⽤した純⽶吟醸酒。⽇本最南端で栽培された酒⽶を使った⽇本酒として、業界でも注⽬を集めている。
「吟のさと」は農研機構が九州での酒⽶栽培を⽬指して開発した品種で、2007年に品種登録された。温暖な気候でも栽培しやすく、華やかな⾹りとバランスの良い味わいが特徴だ。
種⼦島の温暖な気候と豊かな⾃然の恵み、そして農家の技術が⽣み出す「吟のさと」。それが⻑ 崎の⽼舗蔵元の技術と出会い、寿司職⼈の理想を形にした。



地⽅創⽣×職⼈魂──広がる「酒⽶屋 吟」の挑戦
このプロジェクトは、⼋汐さんと仲間4⼈で結成した任意団体「酒⽶屋 吟(さかまいや ぎん)」が主導している。⽬的は2つ。
1. 種⼦島の⽶農家の新たな収⼊源を作る
2. 寿司職⼈が本当に求める⾷中酒を実現する
「酒⽶栽培が定着すれば、島の農家さんに新しい選択肢が⽣まれる。そして全国の寿司屋さんが『これだ』と思える⽇本酒が届けられる。⼀⽯⼆⿃なんです」
今回の販売は800本限定だが、反響次第では⽣産拡⼤も視野に⼊れている。種⼦島の新たな地場産業として、「⽇本最南端の酒⽶」ブランドが育つ可能性を秘めている。

商品情報

純米吟醸酒 わたる
商品名: 純⽶吟醸酒 わたる
原材料名: ⽶(種⼦島産 吟のさと 100%)、⽶麹(種⼦島産 吟のさと 100%)
精⽶歩合: 60%
アルコール度数: 15度
容量・価格(税込):
720ml:1,815円 / 300ml:869円
味わい: 熟した⻘リンゴのような⾵味、⽶のふくよかな旨味、⾟⼝ですっきりとした後⼝
⾷中酒としての特⻑:
寿司、刺⾝、吸い物といった繊細な和⾷全般と相性抜群。料理の味を引き⽴てる「脇役」として、⾷卓に⾃然に溶け込む設計。
販売情報
【現在予約受付中】
全国でわずか800本のみの限定販売
予約開始⽇: 2025年11⽉13⽇(⽔)配送開始⽇: 2026年2⽉16⽇(⽉)
販売数量: 全国限定800本(完売次第終了)
販売サイト: https://sakagomeya-gin.stores.jp/ (⼋千代商店)
※初回⽣産分800本のみの限定販売。反響次第で第2弾の⽣産を検討。
プロジェクト参画団体について

八千代商店
種⼦島でお寿司屋「⼋千代寿司」を経営する⼋汐航と4⼈の仲間で結成。「繊細な和⾷、特に寿司の味を最⼤限に引き⽴てる脇役的な⽇本酒」というコンセプトのもと、本プロジェクトを⽴案・運営。種⼦島の⽶農家の地場産業活性化を⽬指す。

株式会社 梅ヶ枝酒造
⻑崎県佐世保市城間町で創業238年の⽼舗蔵元。地場産業の発展と挑戦的な酒造りへの理念のもと本プロジェクトに参画。寿司職⼈が求める理想の⾷中酒という前例のない依頼に応え、2 年にわたる試⾏錯誤の末に完成させた。
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