医療法人社団良凰会(TGC東京がんクリニック)、認知症を合併するがん患者様への包括的な治療アプローチを強化

医療法人社団良凰会(TGC東京がんクリニック)は、認知症を合併するがん患者様に対し、患者様とそのご家族の生活の質と尊厳を尊重した、よりきめ細やかな治療とケアを提供するための体制を強化いたしました。

TGC東京がんクリニック OGC大阪がんクリニック

1. 増加する認知症合併がん患者様への医療ニーズ

近年、高齢化の進展に伴い、認知症を合併しながらがんと診断される患者様が増加しています。厚生労働省の推計によれば、2025年には認知症高齢者数は約700万人に達するとされており、がん患者様の高齢化も相まって、両疾患を併せ持つ患者様は今後さらに増加することが予想されます。

しかしながら、現状では多くの医療機関において、認知症を合併するがん患者様への積極的治療を躊躇したり、十分な支援体制が整わないまま治療を中断せざるを得ないケースが少なくありません。

当院は「認知症があるから治療を諦める」のではなく、「認知症があるからこそ必要な支援を整える」という姿勢で、包括的なサポート体制を構築してまいりました。

TGC東京がんクリニックにおける認知症を併存する方のがん治療の詳細

2. 認知症合併によるがん治療の課題

認知症を患っている方ががんと診断された場合、治療を進める上で以下のような具体的な課題に直面することがあります。

2.1 治療説明と同意取得の困難

  • 病名や病状の記憶が難しく、告知内容を保持できない

  • 「手術」「抗がん剤」「放射線」といった治療法の説明を受けても、その内容や必要性を理解できない

  • 説明を受けたことを忘れてしまい、「何も聞いていない」と混乱される

  • 治療同意書へのサインの意味が理解できず、インフォームド・コンセントの成立が困難

2.2 症状や副作用を訴えることの困難

  • 「胸が痛い」「吐き気がする」といった症状を言葉で正確に伝えられない

  • 抗がん剤の副作用(手足のしびれ、味覚の変化など)を説明できず、苦痛が見過ごされる恐れ

  • 痛みの程度を評価する「ペインスケール」などのツールが使用できない

  • 不快感を言葉以外の行動や態度で表現されることがあり、医療スタッフが症状の把握に苦慮する場合がある

2.3 治療スケジュールの理解と服薬管理の困難

  • 「毎週水曜日に通院」「朝晩2回の内服」といったスケジュールを記憶できず、治療の継続が難しい

  • 治療の必要性が理解できず、通院や服薬を拒否される

  • 内服薬を飲んだことを忘れて重複服用したり、全く服用しなかったりする

  • 副作用対策の予防薬(吐き気止めなど)の服用を忘れ、症状が悪化する

2.4 治療の副作用への脆弱性

  • 高齢で認知症がある方は、抗がん剤の副作用(骨髄抑制、腎機能障害など)が重篤化するリスクが高まる可能性がある

  • 治療中の体調変化を訴えられず、重症化のリスクが高まる可能性がある

  • 放射線治療の際、じっと同じ姿勢を保つことができず、正確な照射が困難

  • 免疫力低下による感染症リスクが高まるが、症状を訴えられず重症化するリスクが高まる可能性がある

2.5 ご家族の介護負担の増大

  • 通院の付き添い、服薬管理、副作用の観察など、ご家族にかかる負担が大きい

  • 「治療を受けさせるべきか」「このまま自然に任せるべきか」という葛藤で心が疲弊する

  • 患者様本人の意思が確認できないため、「自分の判断で良かったのか」と自責の念に苦しむ

3. 当院の包括的サポート体制

当院では、認知症を合併するがん患者様特有のニーズに応える医療を実践しています。

3.1 多職種連携による個別化された治療計画の策定

医師、看護師、さらには大学や認知症関連企業との連携により、患者様一人ひとりの認知機能のレベル、身体状況、価値観を総合的に評価します。その評価に基づき、がんの根治性、治療による負担、そして残された生活におけるQOLのバランスを慎重に考慮した個別化された治療計画をご提案します。

3.2 コミュニケーションと意思決定支援の強化

患者様やご家族に対し、わかりやすい言葉を用いて治療に関する情報を丁寧に提供します。患者様の意思を尊重した意思決定支援を行い、ご家族とも十分に対話を重ねながら、最善の治療方針を共に考えてまいります。

3.3 安心できる治療環境の提供と専門的ケア

認知症の患者様が不安を感じにくいよう、外来での対応方法や環境整備に配慮します。通院時の混乱を最小限にするため、予約時間の調整や待ち時間の短縮に努めます。必要に応じて連携医療機関と情報共有を行い、継続的なケアをサポートします。

3.4 ご家族へのサポート体制

定期的なカンファレンスを通じて、治療の進捗状況や今後の見通しを共有します。ご家族の心理的負担に配慮し、必要に応じて相談支援を提供いたします。

3.5 患者様の負担に配慮した治療選択肢の提案

認知症を合併されている患者様の身体的・精神的負担を考慮し、従来の標準治療に加えて、副作用の軽減が期待できる治療法についても選択肢としてご提案いたします。患者様お一人おひとりの状態に応じて、QOLの維持を重視しながら、最適な治療方針を検討してまいります。

4.院長挨拶

院長 小林賢次

「認知症を合併するがん患者様への治療は、単にがん細胞をたたくことだけが目的ではありません。患者様の『その人らしさ』を尊重し、穏やかで質の高い時間を送っていただくための全人的なサポートが不可欠です。私たちは、今後も医療チーム一丸となって、患者様とそのご家族に寄り添った、最善と思われるケアを提供できるよう努力してまいります。」

TGC東京がんクリニック院長 小林賢次

医療法人社団良凰会について

医療法人社団良凰会は、地域に根差した医療機関として、東京(TGC東京がんクリニック)を中心に活動を開始し、現在では大阪(OGC大阪がんクリニック)にも拠点を広げ、がん治療を中心に地域医療へ貢献してまいりました。患者様の心身の状態、社会的な背景を踏まえた包括的で質の高い医療の提供を目指しています。

お問い合わせ方法

📞 電話相談
TEL:0120-833-177
受付時間:9:00〜18:00

がん治療についての検討段階でのご相談や、現在の治療状況について整理したい場合など、まずはお電話にてお話をお伺いしています。

※内容により、確認や資料のご用意にお時間をいただく場合があります。

✉️ メール(お問い合わせフォーム)
当院のお問い合わせフォームよりご連絡ください。

お問い合わせフォームはこちら
※ご返信までにお時間を要する場合があります。
※お急ぎの際は、お電話でのご相談をご利用ください。

クリニック概要

名称:医療法人社団良凰会 TGC東京がんクリニック
所在地:東京都中央区日本橋室町1-9-15 千切屋東京ビル9階
診療時間:9:00〜18:00
公式HPhttps://gan-chiryou-clinic.com/

TEL:0120-833-177

すべての画像


会社概要

医療法人社団良凰会

0フォロワー

RSS
URL
https://gan-chiryou-clinic.com/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都中央区日本橋室町1-9-15 千切屋東京ビル9階
電話番号
0120-833-177
代表者名
小林賢次
上場
-
資本金
-
設立
2019年01月