東大発ニューロテックの FastNeura、スペースデータとAGI社会に向けた戦略的協業へ
「環境」と「人間」をリアルタイムに接続する次世代インフラの構築へ——防衛・安全保障、防災・国家レジリエンス領域で共同開発を推進

株式会社FastNeura(本社:東京都文京区、代表取締役:水口成寛、以下FastNeura)と株式会社スペースデータ(本社:東京都港区、代表取締役:佐藤航陽、以下スペースデータ)は、「環境」と「人間」のデータをリアルタイムに同期させる統合プラットフォームの構築に向けた業務提携を締結したことをお知らせいたします。
両社は、防衛・安全保障および防災・国家レジリエンスの領域において、平時の訓練環境から有事の極限環境まで、人間の認知能力を維持・拡張する次世代インフラの共同開発に取り組みます。
■ 協業の背景:「環境」と「人間」の分断を解消する
AGI(汎用人工知能:人間のように非常に幅広いタスクを学習し遂行できるAI)の実現へと加速度的に進む中で、AIの処理能力が人間の認知限界を遥かに凌駕する時代が到来しようとしています。情報爆発による認知負荷や極限環境下での意思決定において、「人間の認知能力の限界」がテクノロジー活用のボトルネックになりつつあります。
スペースデータは、衛星データから地球・宇宙環境をバーチャル空間に再現するデジタルツイン技術と、プラネタリースケールのフィジカルAI統合基盤「PROVIDENCE」を有しています。一方、FastNeuraは、脳・生体信号から無意識状態を推定・制御する「認知を最適化するニューロテクノロジー群」を開発しています。
両社のディープテックを組み合わせることで、「環境」と「人間」を相互接続し、いかなる環境下でも人類のパフォーマンスを最大化する「生存インフラ」の構築が可能となると確信しています。
■ 重点取り組み領域
1. 防衛・安全保障:認知領域における優位性の確立
現代の安全保障では、物理空間の制御だけでなく「認知領域」が焦点となっています。物理空間の制御だけでなく、人間の認識や判断能力そのものを守り拡張することで、高度情報戦時代における国家の優位性を確立していく必要があります。また、認知戦など人間の認知の脆弱性を突いた重大課題に対する防御策としての脳・生体側からのソリューション提供など、スペースデータの環境シミュレーション技術とFastNeuraの認知状態推定・介入技術を組み合わせることで、環境と人間を統合した認知支援インフラを構築していきます。
2. 防災・国家レジリエンス:フェーズフリーな社会システムの構築
平時の都市インフラが、災害時には人々の心理状態に寄り添う適応型システムへと変貌する「フェーズフリー」な社会レジリエンスの構築を目指します。例えば、災害時の避難所において、避難者の集団的なストレス状態をリアルタイムに把握し、照明・音響・情報提示を自動調整することで、パニックを抑制し睡眠の質を確保するシステムや、長時間の監視任務に従事するオペレーターの認知疲労を検知し、重大インシデントを未然に防ぐ支援システムなどが想定できます。
■ 代表コメント
株式会社FastNeura 代表取締役 水口 成寛
「テクノロジーが人間の能力を超越していく時代において、私たちは「人間側のOS」である認知領域をアップデートする技術を開発しています。スペースデータが構築する精密な環境シミュレーションと、FastNeuraの認知介入技術が融合することで、環境が人間に適応し、人間が環境に最適化される——そのような双方向のインテリジェンスが初めて実現します。ヘルスケアのみならず防衛・防災という国家の根幹を支える領域から、この技術の社会実装を加速させてまいります」
■ 今後の展望
両社は本提携を起点に、防衛省・自衛隊および関連機関との連携を通じた実証実験の推進、企業・自治体向け防災ソリューションの開発、さらには認知科学×環境シミュレーションの学術的知見の蓄積を並行して進めてまいります。最終的には、ディープテックによる国策レベルの課題解決と新たな産業基盤の創出を主導することを目指します。
■ 株式会社FastNeuraについて
株式会社FastNeuraは、人間の無意識に直接働きかける認知拡張技術を開発する東京大学発スタートアップです。脳・生体信号からリアルタイムに心身の状態を推定する自律型AIと、感覚刺激によるクローズドループな介入を組み合わせたプロダクト「Sync」により、ユーザーの認知を守り、拡張する技術を開発しています。すべての人が無意識のうちに最高のパフォーマンスを発揮できる社会の実現を目指し、大学・国・企業との共創を通じてヘルスケアから国家安全保障まで、AGI時代の認知インフラを創造していきます。
社 名:株式会社FastNeura
代 表:水口 成寛
所在地:東京都文京区本郷6-25-14 宗文館ビル3階
事業内容:ニューロテック/AI関連技術の研究開発、認知拡張ソリューションの提供
■代表取締役について
東京大学医学部学士課程在学。東京大学・大阪大学研究員としてBrain-Machine Interface、デジタル脳の研究に従事。ニューロテックを通じた人間とAIの共進化を目指し、現在は認知拡張技術の実装に取り組む。専門は神経工学。別企業にて侵襲BMI開発や海外事業開発担当。国際/国内学会発表多数。
■ 株式会社スペースデータについて
株式会社スペースデータは、「宇宙を誰もが活用できる社会へ」をミッションに、宇宙とデジタル技術の融合によって新たな産業・社会基盤を創造するテクノロジースタートアップです。地球・宇宙環境を精密に再現するデジタルツイン技術を活用し、宇宙から都市開発、防災、安全保障まで次世代デジタルプラットフォームの構築を目指しています。
社 名:株式会社スペースデータ
代 表:佐藤 航陽
所在地:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
資本金:15億1300万円
事業内容:宇宙開発に関わる投資と研究
■ 本件に関するお問い合わせ先
株式会社FastNeura 広報担当
E-mail:info@fastneura.com
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