運送事業の倒産を防ぐ経営論文を無料公開(株式会社グリーンベル)
運送業の構造的赤字体質の理解と生き抜く経営技術の実践的指導要綱

運送事業の支援経歴20年の株式会社グリーンベル(代表取締役:葛西宣行)の運送事業の赤字構造を分かりやすく分解し、その対策法をこの指導要綱として無料で公開する。厳しい運送事業者の健全な成長、拡大を支援する事を目的とする。
■ データで見る倒産の現実

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年度 |
倒産件数 |
前年比 |
背景 |
|---|---|---|---|
|
2019年 |
241件 |
― |
運賃低迷・人件費増 |
|
2020年 |
195件 |
▲19.1% |
コロナ禍・政府支援 |
|
2021年 |
187件 |
▲4.1% |
コロナ支援継続 |
|
2022年 |
216件 |
+15.5% |
燃料費高騰 |
|
2023年 |
337件 |
+56.0% |
ゼロゼロ融資返済+燃料費 |
|
2024年上半期 |
189件(年換算378件) |
+12.4% |
資金ショート・金利上昇 |
出典:帝国データバンク「全国企業倒産集計」各年版

コロナ禍の「ゼロゼロ融資」返済本格化と燃料費高騰が重なった2023年の急増は、多くのメディアでも報道された。しかし本論文は、表面的な原因の背後に「三重の構造的歪み」があると指摘する。
■ 倒産の本当の原因:運送事業の倒産の3つの要因
1. 税制の課題:法定耐用年数と実態の乖離
実質経済耐用年数15年のトラックを法定耐用年数5年で償却する、この償却スピードが運送事業者を倒産させる最大の要因となっている。
運送事業者の黒字化は、償却後の設備投資から6年目以降に訪れ、その間金融取引が出来なくなる事業者も少なくない。
2. 税理士指導の課題:税務と会計の混同
税理士による会計は非常に危険であり、会計と税務を混同してしまう傾向にあり、税理士指針においても税務会計を進めている事が本件の大きな課題である。
減価償却スピードを最大値(法定耐用年数)で処理をする為、実際の資産価値を税務上(会計上)の簿価にしてしまい、5年で1円の資産価値にする事で、過剰償却を生み、運送事業者を赤字化させてしまう。
3. 金融機関の事業性評価の課題:悪化した決算書のスコアリング
銀行がこの決算スコアを目の当たりにし、審査スコアをベースに融資判断を行う為、税理士による過剰償却による赤字が運送事業者の金融調達を大きく影響する。正しい会計はその会社の企業価値であり、保有するトラックの市場価値を評価しなければならない。
【最重要】
運送事業を正しく評価するには少なくとも10年間の事業計画を評価しなければならない。(償却後の収益回復見込み分の評価)
■ 運送会社には「創業10年の壁」がある - 三段階V字回復モデル
本論文が提唱する「三段階V字回復モデル」は、運送事業の収支が10年単位で初めて正しく評価できることを示している。

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フェーズ |
時期 |
収益の状況 |
最大のリスク |
|---|---|---|---|
|
第1フェーズ:投資期 |
創業1〜5年目 |
毎年▲9%の赤字が続く |
「構造的な赤字」と知らずに走り続ける |
|
第2フェーズ:困難期 |
創業3〜6年目 |
累積赤字が▲45%に到達 |
高金利の借入・ファクタリングに頼り始める |
|
第3フェーズ:回収期 |
創業6〜10年目以降 |
毎年+11%の黒字が続く |
困難期に抱えた高コスト契約が足を引く |
年間売上5,000万円の事業者が5年間で2,250万円の累積損失を抱えるのは「失敗」ではなく「構造」。この構造を事前に知り、困難期の分岐点で正しい判断ができるかどうかが、生存と倒産を分ける。
■ 倒産を防ぐ5つの実践的手法
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【費用計算の見直し】走行距離に比例してトラックの償却費用を計上する方法や10年使うと決めたら1年分を今期の償却とする(生産高比例法)を採用する
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【リースの組み替え】5年リースの3〜4年目に契約を見直すことで、月額40万円のリース料が15〜18万円程度まで下がるケースがある(リファイナンス)
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【コストの7項目管理】人件費・燃料費・車両費・保険料・修繕費・高速代・間接コストの7つに分類し、全国平均と比較して優先改善項目を特定する
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【10年の収支計画】トラックの入れ替えスケジュール・リース終了時期を含めた10年単位の収支計画を銀行に提示し、困難期でも融資が通りやすくする
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【1台ごとの日次収支】1日の走行記録・燃料費・高速代を記録し、不採算の路線や荷主を早期に発見する。無料のWebアプリで今日から始められる
運送事業者の経営存続は、物流インフラの持続的機能という観点から社会的な課題でもある。本論文が、経営者・税理士・金融機関・政策立案者が運送事業の構造を共通理解するための基礎資料として活用され、日本の物流産業の健全な発展に寄与することを切に願う。
■ 研究論文を無料公開中
本プレスリリースの根拠となる研究論文「運送事業の倒産を防ぐ経営論」全文は、以下より無料でご覧いただけます。運送事業者・顧問税理士・金融機関担当者の方に広くご活用いただくことを目的に、無償公開しています。
▼ 論文全文(無料):運送事業の倒産を防ぐ経営論—運送事業の構造的課題と経営存続のための実践的指針—
▼ 輸送原価計算アプリ(無料):https://unsoukaikei-app.com/
▼ LINEでご相談(無料):https://lin.ee/ZZFLppa
■ 会社概要
会社名:株式会社グリーンベル
代表者:代表取締役 葛西 宣行(財団法人 日本中古トラック査定協会 理事)
事業内容:運送事業者向け経営支援・リース事業・会計指導サービス
コーポレートサイト:https://www.green-bell.net/
グリーンオートリース:https://www.g-autolease.com/

株式会社グリーンベル
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株式会社グリーンベル 広報担当
メール:gbinfo@g-autolease.com (担当:各務)
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