【業界初】VCA Japan動物病院グループが東京大学に「獣医学未来ビジョン・次世代教育開発学」社会連携講座を開設

~「統合的臨床思考」「トランスレーショナルリサーチ」「日本の獣医療標準化」を軸に次世代のリーダーを養成~

VCA Japan合同会社

日本最大級の動物病院グループを運営するVCA Japan合同会社(本社:東京都港区港南1-2-70品川シーズンテラス7階、社長:島田次郎、以下、VCA Japan)は、2026年4月1日より、国立大学法人東京大学 大学院農学生命科学研究科(以下、東京大学)に、日本の動物病院業界として初となる「獣医学未来ビジョン・次世代教育開発学」社会連携講座を開設いたしました。

■ 社会連携講座開設の目的
専門領域の垣根を越え、次世代を牽引するリーダー・教育者を養成

本講座は、これからの日本の獣医学および獣医療を牽引するリーダー、ならびに次の世代を育てる教育者を養成することを目的としています。本講座に参加する研究員は、VCA Japanに所属する獣医師の中から選抜され、臨床現場で培った経験をもとに、東京大学の学術的知見と結びつきながら、次世代の獣医療を担う人材として育成されます。

高度化・多様化が進む伴侶動物医療の現場では、特定の専門領域に関する知識や技術だけでなく、複数の分野を横断しながら課題を捉え、解決策を導き出す力がこれまで以上に求められています。従来の獣医学教育や臨床教育は、外科、内科、臨床病理、画像診断など、専門領域ごとの高度な知識・技術の習得を中心に発展してきました。専門性を高めることは獣医療の質の向上に不可欠である一方、実際の臨床現場で直面する課題は、ひとつの専門分野だけで完結するものではありません。

診断、治療、研究、教育、チーム医療、病院運営など、さまざまな視点を統合して考え、現場に即した判断を行う力が今後ますます重要になります。本講座では、こうした従来の専門領域の垣根を取り払い、症例や研究課題に対して「なぜそう考えるのか」「どのように検証するのか」「どのように臨床へ還元するのか」を重視した教育・研究に取り組みます。

単に知識を学ぶだけでなく、問題を発見し、仮説を立て、検証し、得られた知見を社会へ実装するまでの一連の思考プロセスを身につけることを目指します。VCA Japanが有する全国規模の臨床ネットワークと、東京大学が蓄積してきた学術的知見を結びつけることで、研究員が臨床現場でリーダーシップを発揮し、研究と臨床をつなぎ、将来的には次世代の獣医療人を育成できる教育者として活躍することを目指します。

■ 本講座における3つの主要活動

  1. グローバル基準による次世代リーダー・教育者の養成

    米国コーネル大学名誉教授であり、本講座の客員教授を務める林 慶先生の指導のもと、世界水準の教育メソッドを導入します。

    本講座では、単に高度な専門知識を持つ人材ではなく、臨床・研究・教育の各領域をつなぎ、周囲を導くことのできる次世代のリーダーおよび教育者の育成を目指します。特に、論理的思考、問題解決能力、教育力、発信力を重視し、VCA Japan研究員が自ら考え、実践し、後進を育成できる力を養います。

    林 慶教授は、VCA Japan研究員のリーダーシップ開発を担うとともに、東京大学の教育現場においても、グローバルな視点と論理的思考を兼ね備えた次世代の教員・指導者を養成する役割を担います。これにより、臨床現場に根ざした実践力と、世界水準の教育・研究に基づく思考力を併せ持つ人材の育成を進めます。

  2. トランスレーショナルリサーチの推進と「標準化」の実装

    従来の獣医学教育では、外科、内科、臨床病理、画像診断など、専門領域ごとの学びが中心でした。本講座では、その垣根を越え、症例や課題を多角的に捉える領域横断型の教育を行います。

    臨床現場で求められるのは、個別の知識を単独で用いる力だけではなく、それらを組み合わせて最適な判断を行う力です。本講座では、研究者と臨床家に共通する思考の枠組みである「問題設定」「仮説構築」「検証」「発表」を重視し、現場で実践できる統合的な臨床思考を育成します。

    また、東京大学が有する研究成果や学術的知見を、VCA Japanの広範な臨床ネットワークと結びつけることで、トランスレーショナルリサーチを推進します。大学の「研究の種(シーズ)」を、VCA Japanの「臨床の場(フィールド)」で検証・応用し、得られた知見を再び教育や研究へ還元する双方向のサイクルを構築します。

  3. 獣医学未来ビジョンの策定と国際連携

    本講座では、多施設共同試験や症例記録の透明化を通じて、施設や個人の経験に依存しすぎない、より再現性の高い獣医療の実現を目指します。VCA Japan研究員が、臨床現場での実践を通じて「日本の獣医療の標準化」を体現し、その担い手として成長することを目指します。

    さらに、10年、20年後の獣医療のあるべき姿を多角的に分析し、業界全体のグランドデザインを提示することにも取り組みます。高度化・多様化が進む伴侶動物医療において、今後どのような人材、教育、研究、臨床体制が必要とされるのかを検討し、将来の獣医療の方向性を示していきます。

    米国コーネル大学とMars Veterinary Healthの国際的なネットワークを活かし、グローバルな文脈の中で日本の獣医療の価値を再定義します。これにより、日本の獣医療の質の向上と標準化に貢献するとともに、国際的な水準で活躍できる人材の育成を進めます。

■ 講座の概要

項目

内容

講座名

獣医学未来ビジョン・次世代教育開発学(社会連携講座)

設置場所

東京大学 大学院農学生命科学研究科

設置期間

2026年4月1日~2029年3月31日

担当教員

・武内 ゆかり
(東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授 / 副研究科長 / 社会連携講座責任教員)

・林 慶
(東京大学 大学院農学生命科学研究科 客員教授)

(米国コーネル大学 獣医学部 永年名誉教授 / 客員教授)

・奥田 優
(東京大学 大学院農学生命科学研究科 教授 / 獣医内科学教室)

・佐久間 大樹
(東京大学 大学院農学生命科学研究科 特任助教)

連携機関

VCA Japan合同会社

  

■ 連携機関代表・担当教員メッセージ

VCA Japan合同会社 社長

島田 次郎

「学術研究の成果を一日も早く診察室へ届けるトランスレーショナルリサーチの実装は、VCA Japanの臨床ネットワークが果たすべき重要な社会的使命であると考えています。日本の獣医療がさらに発展していくために、東京大学の学術的知見とVCA Japanの臨床ネットワークを結びつけ、次世代の獣医療を牽引するリーダーおよび教育者の養成に取り組んでまいります。そして、日本の獣医療の未来に貢献してまいります。」

東京大学 大学院農学生命科学研究科 客員教授

米国コーネル大学 獣医学部 永年名誉教授 / 客員教授

林 慶

「私の使命は、基本原則を遵守した世界水準の獣医学教育を日本の臨床現場に根付かせることです。本社会連携講座では、VCA Japanの研究員が伴侶動物医療という『社会』のリーダーとして成長することを支えるとともに、東京大学での教育を通じて、学際的・包括的な視点を持つ次世代の教育者を養成します。『苦しんでいる伴侶動物を助ける』という明確な目標のもと、『なぜそうするのか』という論理的根拠に基づいた思考の枠組みを次世代へ継承することにより、日本の臨床獣医学教育の明るい未来に貢献したいと思います。」

■ VCA Japan合同会社について

VCA Japanは、2019年に日本で事業を開始し、現在では全国48施設、社員約1,200名を擁する日本最大級の動物病院グループです。
「A Better World For Pets(ペットにとってのより良い世界)」をパーパスに掲げ、質の高い医療サービスの提供と、獣医療従事者のキャリア形成支援に取り組んでいます。

また、VCA Japanは、世界各国で動物病院事業を展開するMars Veterinary Health(親会社:Mars Inc.)のグループ会社です。Mars Veterinary Healthが有する国際的な知見やネットワークも活かしながら、日本の伴侶動物医療の発展と、獣医療従事者が学び続け、成長し続けられる環境づくりを進めています。

今回の社会連携講座の開設を通じて、VCA Japanは、臨床・研究・教育をつなぐ取り組みをさらに推進し、動物たちとそのご家族に、より質の高い獣医療を届けることを目指してまいります。
公式サイト:https://www.vcajapan.com

【本件に関するお問い合わせ先】

VCA Japan合同会社 マーケティング部 江藤

Email:vcajcontact@vcajapan.com / Tel:03-5953-1308

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会社概要

VCA Japan合同会社

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URL
https://www.vcajapan.com
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス7階
電話番号
03-5953-1308
代表者名
島田次郎
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2018年12月