Sketch「脱!サウナ体育館プロジェクト」のPRを担当 2026年夏「空調のない体育館、失われた 練習時間は約4倍」
小中学校の指導者2人に1人が「命に関わる暑さ」と回答 6競技団体が賛同、桃田賢斗選手ら登壇しスポーツの日を前に東京でローンチ
株式会社Sketch(本社:東京都世田谷区、代表取締役:橋本恭輔)は、学校体育館断熱プロジェクト実行会議(事務局:公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES))が始動した「脱!サウナ体育館プロジェクト」において、PR Directorとしてプロジェクトを担当しました。
公式Webサイト:https://sauna-gym.jp/


10月6日(火)には東京でローンチ発表会を開催し、桃田賢斗選手らアスリートが「暑かった体育館」の記憶を語るインタビュー映像、プロジェクト公式Webサイトを公開。10月8日(木)には石川県輪島市の輪島小学校でも子どもたちとともに啓発活動を行いました。
気候変動による猛暑は、子どもたちのスポーツ環境を大きく変えつつあります。文部科学省の調査(令和8年5月1日現在)によると、公立小中学校等の普通教室の空調(冷房)設備設置率が99.6%に達する一方、体育館等は31.7%にとどまります。窓を閉め切った館内は、日射や輻射熱等の影響により厳しい暑熱環境となる場合があり、熱中症の危険に加え、体育や部活動の中止・短縮によって、子どもたちの運動・スポーツの機会に影響が及んでいます。
SDGs in Sportsが実施した「消えた夏練」実態調査では、空調のない体育館で指導する指導者がこの夏に暑さで失った練習時間は平均8.9時間と、空調のある体育館の約4倍にのぼりました。指導者の2人に1人が「このまま続けたら命に関わる」と感じながら、現場で判断を迫られています。
課題は空調の有無だけではありません。屋根や窓などの断熱性能が十分でない場合、外からの熱の影響を受けやすく、空調効率の低下や電気代の増加につながります。さらに体育館は災害時の指定避難所でもあり、その空調設置率は都道府県間で0.8%〜95.6%と大きな差があります。
本プロジェクトは、こうした体育館の暑さを社会課題として可視化し、アスリートや賛同団体、有識者、自治体・企業とともに解決の輪を広げていきます。
■ 「脱!サウナ体育館プロジェクト」概要
本プロジェクトが目指すこと
全国の学校体育館を「夏でも安心してスポーツができ、災害時には命を守れる場所」にすることを目指します。
①猛暑でも安心してスポーツができる体育館へ:子どもたちが季節を問わず、体育や部活動に安心して取り組める環境をつくります。
②「冷やす」前に「熱を入れない」を当たり前に:空調設備の導入だけでなく、建物の断熱性能を高めることで、エネルギー効率にも配慮した体育館整備を全国に広げます。
③住む場所で差が生まれない避難所へ:地域による体育館の空調・断熱整備の格差を解消し、災害時にも命と健康を守れる避難環境の実現を目指します。
本プロジェクトの取り組み
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モデル体育館で調査・検討する:2件程度の学校体育館を対象に、専門家による現地調査、断熱・空調方式の検討、整備方針・仕様等の作成支援を行います。
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自治体と一緒に考える:体育館の暑さや断熱に課題を抱える自治体・教育委員会・学校関係者と対話し、地域に合った空調・断熱整備について技術的なアドバイスを行います。
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知識とノウハウを全国へ広げる:体育館断熱の考え方や整備のポイント、モデル地域で得られた知見をガイドブックやオンラインセミナーなどを通じて公開します。
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アスリート、競技団体とともに社会へ発信する:スポーツをする当事者であるアスリートの声を通じて、暑さによってスポーツができなくなる問題や、体育館の空調・断熱の重要性を社会に伝えます。
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整備を後押しする制度・財源の選択肢を整理する:国の支援制度や官民連携なども視野に入れ、自治体が学校体育館の断熱・空調整備を進める際に活用できる制度や財源の選択肢を整理・検討します。
賛同アスリート(五十音順・敬称略):東俊介(ハンドボール)、上山容弘(トランポリン)、大山加奈(バレーボール)、鹿島丈博(体操)、加藤憲二(卓球)、佐藤美弥(バレーボール)、潮田玲子(バドミントン)、志田千陽(バドミントン)、清水邦広(バレーボール)、下川寛子(卓球)、陣内貴美子(バドミントン)、杉本美香(柔道)、田渡凌(バスケットボール)、寺本明日香(体操)、根木慎志(車いすバスケットボール)、見延和靖(フェンシング)
※全アスリートのコメントは公式Webサイトに掲載しています。
■ トピックス① 「消えた夏練」実態調査
一般社団法人SDGs in Sportsが、学校体育館で指導する指導者147名(21都道府県)に調査したところ、体育館の空調の有無によって、この夏の練習時間と子どもたちの安全に大きな差が生まれていました。
ポイント① 暑さで失われた練習時間は、空調なしで空調ありの約4倍
空調のない体育館の指導者が、この夏に暑さで失った練習時間は平均8.9時間。空調のある体育館(平均2.1時間)の約4倍にのぼりました。

ポイント② 空調なしの92%が、暑さで活動の中止・短縮・変更を経験
空調のある体育館(25%)と比べ、3倍以上の差がありました。「完全中止」だけでも約4割が経験しています。

ポイント③ 館内で35℃以上を計測した指導者は46%。40℃以上も7名
空調のない体育館では、46%が館内で35℃以上を計測(空調あり14%)。40℃以上を計測した指導者も7名いました。

ポイント④ 2人に1人が「命に関わる」と感じ、63%が熱中症等に対応
空調のない体育館の指導者の50%が「このまま続けたら命に関わる」と感じ(空調あり15%)、63%が熱中症(疑い含む)等に対応しました(空調あり20%)。8割以上が暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラートを基準に判断していますが、基準を守れば練習が消え、続ければ命に関わる――その線を、現場の指導者が引いています。

ポイント⑤ 指導者の89%が、空調の有無による「格差」を実感
体育館の空調の有無が、練習量・競技力・スポーツの機会の「格差」につながっていると89%が回答しました。文科省(2026)のデータからも、東京都の空調設置率が95.6%なのに対し、一番低い佐賀県では0.8%と大きな差があることが示されています。

※調査概要:「消えた夏練」実態調査/調査主体:一般社団法人SDGs in Sports(脱!サウナ体育館プロジェクト)/対象:学校体育館を主な活動場所とする指導者/回答期間:2026年9月1日〜9月20日/対象期間:2026年7月1日〜8月31日の活動/有効回答数:147名(21都道府県)。空調の有無による比較は「使用制限あり」の6名を除く141名で集計。
■ トピックス② 桃田賢斗選手のインタビュー映像
元バドミントン世界王者・桃田賢斗選手(NTT東日本 選手兼コーチ)の原体験インタビュー映像を公開。小学2年生から25年間、体育館でバドミントンを続けてきた桃田選手。風の影響を受けるバドミントンは真夏でも窓やカーテンを閉め切って練習するのが当たり前で、高校1年生のインターハイでは脱水症状に陥り、意識が朦朧とする中で敗れた経験もあります。映像では、「暑かった体育館」の記憶とともに、次の世代への想いを語っています。
※インタビュー映像の公開先:https://www.youtube.com/watch?v=3d32PQZMugE
■ 株式会社Sketch 代表取締役/PR Director:橋本恭輔コメント
日本のスポーツは強くなったのか、弱くなったのか。そんな議論をよく耳にします。でも、選手たちが日々汗を流す体育館の環境には、どれほど目を向けてきたでしょうか。猛暑で体育館が暑いことは、誰もが知っています。けれど、その暑さで練習する時間そのものが失われていることは、十分に語られてきませんでした。このままでは、子どもたちがスポーツに打ち込む機会も、日本のスポーツの未来も狭まってしまう。そう感じて、空調のある体育館とない体育館で「失われた練習時間」を比べました。
「暑い」という感覚を数字にすることで、この課題を社会で共有できるようになる。何かが起きてからではなく、起きる前に社会が動き出す。そのきっかけとなるニュースを、これからもつくっていきます。
■ 株式会社Sketchについて
Sketchは、PRの発想でブランドの伝わり方を設計するPRコンテクストデザインファームです。「前へ進もうとする人の、一歩目を描く」をミッションに、ブランドの想いと世の中の関心を結び、思わず誰かに話したくなる文脈をつくります。その想いを一度きりの話題で終わらせず、人から人へ広がり、新しい行動を生む力に変えます。「全てのビジネスパーソンを、PRパーソンへ」というビジョンのもと、一枚のスケッチから、社会との新しい関係を描きます。
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