『支援する人を支える』社会の実現へ ~ セルフ・スーパーバイズ実践プログラムを開始、受講者・協力団体を募集
高齢社会の切実な課題である「支援する人を支える」社会の実現に向け、50年以上にわたる研究・実践から生まれたセルフ・カウンセリング🄬に基づいた本プログラムの社会実装事業を2026年度より開始します。

特定非営利活動法人セルフ・カウンセリング普及協会(神奈川県川崎市、理事長森島文子)は、医療・介護・福祉・教育・家族介護者、などのケアラー(他者を支える立場にある人々)を対象とした「セルフ・スーパーバイズモデル」の社会実装事業を2026年度より開始します。加えて、実践プログラムの受講者および協力団体の募集を開始いたします。
■ 事業発足の背景と社会課題
日本では、医療従事者、介護職、福祉職、教育職など、多くの人々が日常的に他者のケアや支援を担っています。WHOにおいても、家族介護者、家族や友人など無償でケアを担う人々(family members and informal caregivers)は、保健医療システムを支える重要な存在として位置づけられています。しかし、支援を行う人自身の身体的・精神的負担や孤立は十分に可視化されておらず、「支援する人を支える仕組み」の不足が社会課題となっています。
特に、相手に親身に寄り添い、「少しでも力になりたい」「より良い支援をしたい」と願う人ほど、感情的に巻き込まれたり無力感を抱えやすくなります。そして、「良い支援者・良いケアラーでありたい」という願いが、「良い支援をし続けなければならない」というプレッシャーとなり、自分自身への過度な評価や不安につながり、心身の疲弊やバーンアウト、孤立の大きな要因となっています。
日本ケアラー連盟の調査でも、「ケアラーへの支援が、より良いケアにつながる」という視点の重要性が示されており、支援を担う人自身を支える仕組みづくりが求められています。
■ 研究開発から生まれた実践プログラム「セルフ・スーパーバイズモデル」
当協会では、故・渡辺康磨氏によって創案されたセルフ・カウンセリング®の理論と方法を基盤に、これまで医療・教育・企業分野において普及啓発と人材育成を行ってきました。 近年は、緩和ケア・グリーフケアの現場をはじめとする高ストレス環境における支援者への個別レッスンや現場ヒアリングを含む約5年間の研究開発と試行を重ね、「支援する人が、自分自身を支えながら支援を継続するための理論と方法」として、 セルフ・スーパーバイズモデルを構築しました。
■ プログラムの特徴
本プログラムでは、研究開発の過程で体系化した5冊の実践テキストを活用し、単なる知識習得ではなく、記述と振り返りを重ねる体験学習を行います。
●その1 自他境界線(人格尊重線) を引く
今よりもケア対象者を尊厳ある存在として接することができるようになります。
●その2 「心のカラクリ」を理解する
より深い心の交流、より深い共感ができるようになります。
●その3 価値観のとらわれから、自由になる
どのような相手、どのような状況にも柔軟に対応できるようになります。
● その4 受け止めの実践
相手の話を大切にする言葉がけができるようになります。
●その5 自己受容
共に成長していける関わりを目指して、自分も相手も受容できるようになります。
■ 2026年度の活動
2026年度は、まず緩和ケア従事者を中心とした医療・介護・福祉領域において、本プログラムを実施致します。受講者サロンや追跡調査を通じて、セルフ・スーパーバイズモデルの実践現場における有効性を検証するとともに、さらなる普及に向けたモデルの精緻化を図ります。
また、本事業の趣旨に賛同し、ともに実践と検証に取り組んでいただける受講者および協力団体を募集します。医療機関、介護施設、福祉団体、支援団体、家族介護者団体等、関心をお寄せいただけましたら、ぜひご連絡ください。
【受講者・協力団体募集】
当協会では、2026年度プログラムの受講者および協力団体を募集しています。
・支援者のセルフケアやレジリエンス向上に関心のある方
・現場での実践・検証に協力いただける団体
・「支援する人を支える」仕組みづくりに関心のある関係の方
ご連絡をお待ちしています。
まずは、本事業のセルフ・スーパーバイズモデルや実施予定プログラムについてオンライン説明会(無料)を8月に開催予定です。
お申し込みいただいた方には、説明会のご案内および後日アーカイブ配信でもご案内いたします。
お申し込みはこちらから https://forms.gle/KPev4Y2Btbjcv2mU7
■ 今後の展望
支援する人を支える社会へ
私たちは、「ケアする人が支えられることで、ケアの質も社会も豊かになる」という考えのもと、支援者・ケアラー自身が、自らを支えながら他者を支え続けることができ、他者を支えることと自分自身を大切にすることが両立できる社会・共に生きる社会の実現を目指しています。
今後は、本事業で得られた知見をもとに、医療・介護・福祉・教育・遺族支援・家族介護者、など、多様なケア領域へ展開し、「支援する人を支える」ための持続可能な学びと支え合いの循環を構築してまいります。
【本件に関するお問い合わせ】 特定非営利活動法人セルフ・カウンセリング普及協会
担当:セルフ・スーパーバイズモデル事業 齋藤久枝/櫻井眞理/吉田みどり (和泉智子)
所在地:〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15
E-mail:self-c@jt7.so-net.ne.jp TEL:044-955-3226 公式サイト:https://www.self-c.jp/
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