【千葉県市川市】江戸時代から400年続く「房総の鯨食文化」を次世代へつなぐ ─食の プロが集う「くじらについて知るランチ交流会」開催
鯨食を扱う事業者は減少の一途。南房総の生産者と管理栄養士が、5品の試食をとおして伝統食の継承に向き合う。

千葉県の食の担い手に向けた交流会シリーズ「食のプロに学ぶ交流会」の第4回目として、2026年11月26日(木)、千葉県市川市のKeiyoGAS Community Terrace「てらす」にて『くじらについて知るランチ交流会』を開催します。管理栄養士・永吉峰子が代表を務める株式会社みねごはん(本社:千葉県)と、食関連ブランディングを手掛ける株式会社337WORKS(本社:東京都/代表:保坂唯氏)が共同主催、くじら食品の製造卸売販売を手掛ける、ハクダイ食品有限会社(千葉県南房総市)の大川航平氏が協力します。江戸時代から400年続く房総の鯨食文化と、資源管理のもとで続く現代の捕鯨、くじらの栄養的価値を学びながら、様々な種類の鯨(鯨種)を使った料理5品を試食いただけます。
【イベントのポイント】
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400年続く房総特産「くじらのたれ」※ の試食付き
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様々な鯨種を一度に味わえる全5品
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千葉を拠点とする管理栄養士と食ブランディング会社の共催、生産者と直接会える機会
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食の担い手不足と伝統食の継承を背景にした、第4回目の「食のプロに学ぶ交流会」
※「くじらのたれ」とは、液体の調味料ではなく、鯨肉を薄く切って天日干しにした房総特産の干物。見た目はスルメに近く、炙って食べるのが一般的で、400年以上受け継がれる保存食です。
■ 開催の背景
日本の鯨食文化は、生産者の高齢化と担い手不足により、継承が年々難しくなっています。房総半島では江戸時代から400年以上にわたって鯨を食べる文化が受け継がれ、中でも干物「くじらのたれ」は長きにわたる保存食として地域に根づいてきました。現在も資源管理のもとで捕鯨が続けられていますが、鯨食品に関わる事業者は減少を続け、文化そのものが途絶える瀬戸際にあります。
鯨はたんぱく質・鉄分を豊富に含み、栄養的にも優れた食材です。しかし消費者はもちろん、飲食店オーナーですら「本物のくじら料理」に出会う機会が限られているのが現状です。
本イベントは、こだわりの食材を持つメーカー・生産者と食関連の方々を一堂に集め、食材のストーリーを「知って・食べて・考える」場をつくる取り組みです。第4回目となる今回は、房総半島に根づく鯨食文化を取り上げ、食の担い手を次世代へつなぐきっかけづくりを目指します。

■ 数字で見る 鯨食文化の現在地
日本の鯨食は、ピーク時から現在にかけて劇的に縮小してきました。
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消費量の激減:1962年のピーク時 年間約23万3千トン → 現在 年間約2,000〜3,000トン(約1/100)
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一人あたり年間消費量:約33g(刺身にして約3切れ程度)。鶏肉 約14.4kg と比較すると約1/440、他の肉類全体から見ても極端に少ない水準
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食べられる場所の偏り:全国で鯨料理の提供店が最も多いのは山口県(200店超)。それ以外の地域では、鯨料理を扱う飲食店は限定的
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2019年、商業捕鯨を再開:日本はIWC(国際捕鯨委員会)を脱退し、排他的経済水域内で商業捕鯨を再開
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房総の捕鯨:江戸時代から続く沿岸捕鯨が、現在も南房総市和田町で続けられている(日本で沿岸捕鯨を続ける数少ない地域)
※数値は水産庁統計、京都大学「東南アジア研究会」資料(2021年)、山口県水産課、Statista等を参照
■ なぜ今、鯨肉を見直すのか栄養的に突き抜けた食材
日本食品標準成分表(八訂)によると、鯨肉(ミンククジラ赤肉)100gあたりの栄養成分は、エネルギー100 kcal、たんぱく質 24.0 g、脂質 0.4 g、鉄 2.5 mg。
牛もも赤肉と比較すると、たんぱく質はほぼ同等以上、脂質は約1/26、鉄分は同等。鶏むね肉と比較すると、鉄分は約8倍。たんぱく質と鉄分をしっかり摂取でき、脂質は控えめという、現代の健康志向と非常に相性のよい栄養構成を持つ食材です。

国産タンパク源としての位置づけ
鯨は、日本の排他的経済水域内で獲れる貴重な国産タンパク源です。
食料自給率の低下が国内の課題となるなか、改めて評価されるべき食材と言えます。
伝統食の担い手不足への実践
鯨食に関わる事業者は減少を続け、文化そのものが途絶える瀬戸際にあります。
「知る・食べる・選ぶ」ことが、食文化を次世代につなぐ最も確かな行動となります。
■ 当日の内容(タイムスケジュール)
13:00 開会のあいさつ・事務局紹介
13:10 房総半島の捕鯨と食文化/ ハクダイ食品 大川 航平
13:40 くじらの栄養とレシピ/株式会社みねごはん 永吉 峰子
13:55 集合写真撮影
14:00 ランチタイム・懇談・販売タイム
15:00 終了
■ 試食メニュー(全5品)
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「くじらのたれ」焼き
※「くじらのたれ」は液体の調味料ではなく、鯨肉を干した房総特産の保存食(干物)
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くじらの竜田揚げ
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くじらの2色ユッケ
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「くじらのたれ」の炊き込みご飯
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くじらベーコン入りジャーマンポテト

■ 登壇者プロフィール
大川 航平(おおかわ こうへい)/ハクダイ食品有限会社
千葉県南房総市出身。家業であるハクダイ食品にて、くじらやアジなどの水産加工品の商品開発・営業・販促に携わる。捕鯨船に乗船した経験を活かし、房総半島に根づくくじら文化を未来へつなぎながら、地域の食の魅力を全国へ発信している。
永吉 峰子(ながよし みねこ)/管理栄養士・株式会社みねごはん代表
簡単・美味しい・ヘルシーなヘルスケアごはんレシピを提案し、レシピ開発・料理教室・ダイエットサポート等を行う。月刊誌『栄養と料理』連載、朝日新聞レシピ掲載等。


■ 主催者コメント
永吉 峰子(株式会社みねごはん 代表)
独立以来「料理で健康寿命を延ばしたい」というビジョンをかかげ活動してきました。ただ、管理栄養士である私がいくら「健康に良いものを食べてください」と言っても、良いものを作る担い手の方が減ってしまっては健康寿命に貢献することはできません。こだわりを持ってものを作られている食の担い手の方と協力をし、日本に伝わる良いものを残し、知っていただく機会としてこの交流会を開催しています。この交流会が参加された皆様の健康作りと、食材の認知拡大のきっかけになれば幸いです。
保坂 唯(株式会社337WORKS 代表)
食は人を笑顔にし、幸せな時間をつくり出してくれるものです。地域のおいしいものを全国へ届ける『地産他消』を実現し、より多くの人に食の幸せを届けたい。そして、生産者の方々が安心して事業を続けられる環境をつくることで、日本の食を未来へつないでいきたいと考えています。本イベントを通して、つくり手のこだわりや想いを知っていただき、日本の食文化を次世代へ残していく一助となれば嬉しいです。

■ 協力・ハクダイ食品有限会社 大川航平氏より
くじらは古くから日本の食文化を支えてきた食材ですが、現在は食べる機会が減り、特に若い世代には馴染みの薄い存在となっています。私たちは、この伝統的な食文化を次世代へ継承していくことが大切だと考えています。今回のイベントを通じて、くじら料理の美味しさや魅力を知っていただき、「くじらって美味しい!」「また食べたい!」と思ってもらえるきっかけをつくり、くじら食文化の未来につなげていきたいです。
■ 開催概要

■ 会社概要

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