女性の“美”と“健康”に大切な「ミネラル」 ミネラルが女性の体におよぼす影響と効果
<ミネラル基本情報>
■ミネラルとは?
人間の身体の96.7%は、酸素・炭素・水素・窒素の4元素で構成されており、残りのカルシウム、リン、ナトリウム、鉄、亜鉛、銅などの元素を含め、総称して「ミネラル」と呼ばれています。ミネラルには、「必須ミネラル」と「有害ミネラル」の2種類があり、必須ミネラルの欠乏や有害ミネラルの蓄積は、疲労、イライラ、肌荒れなど、様々な不定愁訴(ふていしゅうそ)や生活習慣病に関与するといわれています。
ミネラルは身体に必要な5大栄養素の1つであり、体内で作り出すことができないため、食物から摂取しなければならないのですが、最近は食生活や環境の変化によりミネラルの摂取量が減少していることが問題視されています。
■必須ミネラルの働き
身体機能の維持や調節に欠かせない栄養素であり、歯や骨格を形成する人体の構造材料としての働きや、体の発育・新陳代謝をつかさどる酵素を構成し、人体の代謝機能をつかさどります。現代社会では不足しがちな栄養素ですが、摂取のしすぎも過剰症状を起こすことがあります。
■有害ミネラルの影響
体内に蓄積すると様々な生理機能や代謝機能を阻害する有害な金属類のことで、代表的なものとして鉛、水銀、カドミウムなどがあります。有害ミネラルは食事や生活環境から日常的に体内に蓄積されるため、汚染予防には生活環境への配慮と共に、有害ミネラルの排泄作用を持つ必須ミネラルの積極的な摂取が必要です。
Topic1. ミネラルが女性の体におよぼす影響と効果
<「美肌」とミネラルの関係>
■必須ミネラルの肌の構成成分と働き
必須ミネラルは肌の構成成分であり、それぞれ肌の状態を保つための重要な働きがあります。
(表参照)
■有害ミネラル「水銀」の蓄積と美肌
有害ミネラルである「水銀」は、「GFAT」という酵素の働きを阻害します。「GFAT」は、肌の保湿に大変重要な「ヒアルロン酸」の成分となる「グルコサミン」を作る酵素であることから、水銀を摂取することによって、ヒアルロン酸の産生量が減少し、肌荒れやシワの原因となってしまうのです。
<「美髪」とミネラルの関係>
■美髪に必要なミネラル「亜鉛」
必須ミネラルのひとつ「亜鉛」は、体内でのたんぱく質合成に必要不可欠のミネラルです。髪の毛はケラチンというたんぱく質でできているため、亜鉛が足りないとたんぱく質が合成できず、髪の伸びが悪くなる・抜け毛が増える・髪質が悪くなる、といった髪のトラブルが発生します。
亜鉛の髪への効果・・・抜け毛防止、育毛、発毛、髪質改善
■「亜鉛」は積極的な摂取が必要
亜鉛は腸での吸収率が悪く、必要量を摂取しにくい栄養素です。20~60代男性が1日に必要な亜鉛の量は8mg、女性は6mgですが、実際に必要量を摂取している人はわずかであるといわれています。亜鉛は他の必須ミネラルに比べて過剰摂取による体への影響が少ないため、亜鉛を含む食材やサプリメントで積極的に摂取することがもとめられます。
■髪のパサつきには「亜鉛」と「銅」が効果的
紫外線・加齢・ブラッシングなどが原因で、髪の表面のキューティクルがはがれると、はがれた部分から水分やタンパク質が流出し、髪がパサついてしまいます。「コラーゲン」にはキューティクルを保護する働きがあり、「コラーゲン」を形成するには「亜鉛」と「銅」が必要です。必須ミネラルは髪の育成だけではなく、表面を保護し、見た目の美しさを保つためにも必要な成分なのです。
<「妊婦」と有害ミネラルの関係>
有害ミネラルのひとつである「水銀」は、妊娠中、またはこれから妊娠の予定がある女性には要注意です。一部の魚介類は、食物連鎖によって他の魚介類より水銀を多く含んでおり、それらを制限以上に食べ過ぎると、胎児に影響を与える可能性を懸念する報告がなされています。
■妊婦に必要な栄養素
○水銀が少なく妊婦に必要な栄養素
必須ミネラル「鉄・亜鉛・セレン」を含む魚介類・・・あじ・いわし・さけ・さんま・ししゃも・わかさぎ・えび・あさり
○水銀排出促進栄養素を含む食材
主食:発芽玄米・小麦胚芽・そば・はと麦・ライ麦・緑豆春雨
主菜:牛肉・豚肉の赤身・小魚・大豆製品
副菜:ブロッコリー・アスパラガス・ほうれん草・ニラ・ネギ類・ぬか漬け
その他:種実類・ドライフルーツ
Topic2.成長を続ける健康美容市場 美容で注目される「ミネラル」
<美容業界注目のミネラル市場>
「ミネラル」や「ビタミン」を手軽に摂取できる健康食品やサプリメント(栄養補助食品)。美容や健康志向が高く、また多忙な毎日を送る現代人の生活の中では、既に日常化しつつあります。その市場は今や1兆円にまで成長しており、現在も大手メーカーが次々に市場参入していることから、今後も成長が見込まれる分野です。
■「ミネラルファンデーション」の流行
健康食品やサプリメントから摂取する「ミネラル」は、化粧品の分野でも注目されています。その代表格といえるのが、天然の鉱物(=ミネラル)で作られた「ミネラルファンデーション」です。肌に負担をかけない天然のミネラルを高配合し、従来のファンデーションに含まれる合成化学物質を排除していることから、肌にやさしいと評判になり、多くの女性に認知されてきています。2003年ごろから海外メーカーが国内での商品展開を開始し、今年から大手国内化粧品メーカーも本格的に市場に参入するなど、美容業界で「ミネラル」は大注目の分野なのです。
※毛髪ミネラル検査実施機関
ら・べるびぃ株式会社
TEL:03-5614-2711 FAX:03-3668-5001 URL:http://www.lbv.jp/
〒103-0006 東京都中央区日本橋富沢町8-4 イワサキ第一ビル2F
■ミネラルとは?
人間の身体の96.7%は、酸素・炭素・水素・窒素の4元素で構成されており、残りのカルシウム、リン、ナトリウム、鉄、亜鉛、銅などの元素を含め、総称して「ミネラル」と呼ばれています。ミネラルには、「必須ミネラル」と「有害ミネラル」の2種類があり、必須ミネラルの欠乏や有害ミネラルの蓄積は、疲労、イライラ、肌荒れなど、様々な不定愁訴(ふていしゅうそ)や生活習慣病に関与するといわれています。
ミネラルは身体に必要な5大栄養素の1つであり、体内で作り出すことができないため、食物から摂取しなければならないのですが、最近は食生活や環境の変化によりミネラルの摂取量が減少していることが問題視されています。
■必須ミネラルの働き
身体機能の維持や調節に欠かせない栄養素であり、歯や骨格を形成する人体の構造材料としての働きや、体の発育・新陳代謝をつかさどる酵素を構成し、人体の代謝機能をつかさどります。現代社会では不足しがちな栄養素ですが、摂取のしすぎも過剰症状を起こすことがあります。
■有害ミネラルの影響
体内に蓄積すると様々な生理機能や代謝機能を阻害する有害な金属類のことで、代表的なものとして鉛、水銀、カドミウムなどがあります。有害ミネラルは食事や生活環境から日常的に体内に蓄積されるため、汚染予防には生活環境への配慮と共に、有害ミネラルの排泄作用を持つ必須ミネラルの積極的な摂取が必要です。
Topic1. ミネラルが女性の体におよぼす影響と効果
<「美肌」とミネラルの関係>
■必須ミネラルの肌の構成成分と働き
必須ミネラルは肌の構成成分であり、それぞれ肌の状態を保つための重要な働きがあります。
(表参照)
■有害ミネラル「水銀」の蓄積と美肌
有害ミネラルである「水銀」は、「GFAT」という酵素の働きを阻害します。「GFAT」は、肌の保湿に大変重要な「ヒアルロン酸」の成分となる「グルコサミン」を作る酵素であることから、水銀を摂取することによって、ヒアルロン酸の産生量が減少し、肌荒れやシワの原因となってしまうのです。
<「美髪」とミネラルの関係>
■美髪に必要なミネラル「亜鉛」
必須ミネラルのひとつ「亜鉛」は、体内でのたんぱく質合成に必要不可欠のミネラルです。髪の毛はケラチンというたんぱく質でできているため、亜鉛が足りないとたんぱく質が合成できず、髪の伸びが悪くなる・抜け毛が増える・髪質が悪くなる、といった髪のトラブルが発生します。
亜鉛の髪への効果・・・抜け毛防止、育毛、発毛、髪質改善
■「亜鉛」は積極的な摂取が必要
亜鉛は腸での吸収率が悪く、必要量を摂取しにくい栄養素です。20~60代男性が1日に必要な亜鉛の量は8mg、女性は6mgですが、実際に必要量を摂取している人はわずかであるといわれています。亜鉛は他の必須ミネラルに比べて過剰摂取による体への影響が少ないため、亜鉛を含む食材やサプリメントで積極的に摂取することがもとめられます。
■髪のパサつきには「亜鉛」と「銅」が効果的
紫外線・加齢・ブラッシングなどが原因で、髪の表面のキューティクルがはがれると、はがれた部分から水分やタンパク質が流出し、髪がパサついてしまいます。「コラーゲン」にはキューティクルを保護する働きがあり、「コラーゲン」を形成するには「亜鉛」と「銅」が必要です。必須ミネラルは髪の育成だけではなく、表面を保護し、見た目の美しさを保つためにも必要な成分なのです。
<「妊婦」と有害ミネラルの関係>
有害ミネラルのひとつである「水銀」は、妊娠中、またはこれから妊娠の予定がある女性には要注意です。一部の魚介類は、食物連鎖によって他の魚介類より水銀を多く含んでおり、それらを制限以上に食べ過ぎると、胎児に影響を与える可能性を懸念する報告がなされています。
■妊婦に必要な栄養素
○水銀が少なく妊婦に必要な栄養素
必須ミネラル「鉄・亜鉛・セレン」を含む魚介類・・・あじ・いわし・さけ・さんま・ししゃも・わかさぎ・えび・あさり
○水銀排出促進栄養素を含む食材
主食:発芽玄米・小麦胚芽・そば・はと麦・ライ麦・緑豆春雨
主菜:牛肉・豚肉の赤身・小魚・大豆製品
副菜:ブロッコリー・アスパラガス・ほうれん草・ニラ・ネギ類・ぬか漬け
その他:種実類・ドライフルーツ
Topic2.成長を続ける健康美容市場 美容で注目される「ミネラル」
<美容業界注目のミネラル市場>
「ミネラル」や「ビタミン」を手軽に摂取できる健康食品やサプリメント(栄養補助食品)。美容や健康志向が高く、また多忙な毎日を送る現代人の生活の中では、既に日常化しつつあります。その市場は今や1兆円にまで成長しており、現在も大手メーカーが次々に市場参入していることから、今後も成長が見込まれる分野です。
■「ミネラルファンデーション」の流行
健康食品やサプリメントから摂取する「ミネラル」は、化粧品の分野でも注目されています。その代表格といえるのが、天然の鉱物(=ミネラル)で作られた「ミネラルファンデーション」です。肌に負担をかけない天然のミネラルを高配合し、従来のファンデーションに含まれる合成化学物質を排除していることから、肌にやさしいと評判になり、多くの女性に認知されてきています。2003年ごろから海外メーカーが国内での商品展開を開始し、今年から大手国内化粧品メーカーも本格的に市場に参入するなど、美容業界で「ミネラル」は大注目の分野なのです。
※毛髪ミネラル検査実施機関
ら・べるびぃ株式会社
TEL:03-5614-2711 FAX:03-3668-5001 URL:http://www.lbv.jp/
〒103-0006 東京都中央区日本橋富沢町8-4 イワサキ第一ビル2F
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