日本網膜研究所と大日本住友製薬の資本提携について
~iPS細胞技術の実用化に関する連携に向けて~
株式会社日本網膜研究所(本社:福岡市、社長:鍵本忠尚)と大日本住友製薬株式会社(本社:大阪市、社長:多田正世)は、本日、大日本住友製薬が日本網膜研究所に出資し、日本網膜研究所との間でiPS細胞技術の実用化に関する連携の協議を行うことについて、基本合意書(以下、「本合意」)に調印しましたので、お知らせします。
本合意に基づき、大日本住友製薬は、日本網膜研究所による15億円の第三者割当増資を引き受けます。大日本住友製薬は、日本網膜研究所との間で網膜疾患を適応症としたiPS細胞技術の実用化に関する国内外における連携に向けて、独占的に協議します。
大日本住友製薬は、2013年度を起点とする第三期中期経営計画において、細胞医薬/再生医療の事業化に向けて取り組みを本格化することを掲げています。大日本住友製薬は、このたびの本合意が、将来の細胞医薬/再生医療領域での事業基盤の構築に寄与することを期待しています。
日本網膜研究所は、理化学研究所認定ベンチャーであり、独立行政法人理化学研究所が発明した日本発の技術に係る特許の実施許諾に基づいて、iPS細胞から分化誘導した網膜色素上皮細胞移植による、加齢黄斑変性の新たな治療法を開発することを目指しています。さらにこの治療開発を端緒として、視細胞移植、網膜再生薬、検査法開発などにより、現代の難治性網膜疾患を治療可能な疾患にすることを目指しています。
両社は、難治性網膜疾患の患者さんに一刻も早く治療方法をご提供するために、また将来のiPS細胞による再生医療の礎となるために、iPS細胞の実用化に関する連携に向けて協議を進める所存です。
(ご参考)日本網膜研究所の概要
(1) 名称: 株式会社日本網膜研究所
(2) 所在地: 福岡市東区
(3) 代表取締役社長: 鍵本忠尚
(4) 設立年月: 2011年2月 24日
(5) 株式の種類: 非上場
以上
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