【国産初】COBOL・RPGレガシー資産とクラウドをつなぐ『API-Bridge』を提供開始
レガシーを負の遺産から価値ある資産へ。レガテックによるLegacy with DXを支援。
【製品提供の背景】
レガシーシステム(COBOLやRPGなどでスクラッチ開発されたシステム)と最新技術(SaaSやWebサービスなど)を組み合わせたDXを推進する「Legacy with DX」へのニーズが急速に高まっています。多くの企業がレガシーIT資産の完全脱却ではなく、安定性・資産継承性といったレガシーIT資産を活かしながら、最新技術を取り入れる方針へと舵を切り始めているためです。
しかしながら、レガシーシステムと最新技術の両方を有効活用することは簡単ではありません。新旧の技術を連携させるための技術的な障壁と、双方の技術に精通した技術者不足に直面します。そうした壁に直面する企業は、大企業から中堅企業まで2万社以上と推測され、日本社会の大きな共通課題ともなっています。最新技術と組み合わせてレガシーシステムを有効活用するためのテクノロジーである "レガテック" への需要が今まで以上に高まってきています。
【製品コンセプト】
現在多くの企業では、業務領域ごとに適材適所に様々なSaaS採用や自社サービス構築を行い、各サービスをAPI連携することで短期間でDX推進を行う手法が一般化しています。そうした中でレガシーIT資産を有効活用していくためには、COBOLやRPGで作られたプログラム資産を簡単にRESTful API連携に対応させる仕組みが必要となります。そうしたニーズにお応えするため、オムニサイエンスはAPI-Bridgeを提供開始いたします。
様々な領域のDXにおいて基幹システムとの連携は必須です。例えば、Eコマースにおける基幹システムにおける在庫情報の連携、kintone、楽楽明細、salesforceなどのSaaSと基幹システムの顧客情報の連携、生産設備のIoT化と生産管理システムの連携、基幹システムのデータ更新のslackなどへの通知、与信情報や天候情報などのAPI公開された情報の基幹システムへの取込など、基幹システム連携はROIの高いDXを実現する上で重要なポイントとなります。
【製品の特長】
レガシーシステムと新サービスとの連携には2つのAPI連携パターンが発生します。API-Bridgeはこの2つのパターンに従来のスキルで対応できることが特徴です。
1. COBOL・RPG資産をAPI公開する(APIサーバー化)
フロントエンドのアプリケーションから基幹システムのビジネス・ロジックやデータを呼び出すことが可能です。バックエンドに工数を割くことなくフロントエンドの開発に専念できるようになります。
2.COBOL・RPG資産から外部APIを呼び出す(APIクライアント化)
COBOL・RPGプログラムの中で外部のRESTful APIを実行できるコマンド(CALLAPIコマンド)を提供し、基幹システムから外部のサービスに更新処理や通知を簡単に行えるようにします。さらに、API実行後に返り値として受信したJSONデータをデータベースにスムーズに取り込むことが可能となります。
こうした2つのAPI連携パターンに対応し、クラウドやWebの技術者、またはレガシーITシステムに習熟した技術者、双方にとって設定・管理のしやすいインターフェース、具体的にはモニタリング機能・ユーザー管理機能、開発者向けSwagger UIでの出力機能などをご提供します。
【製品のご提供】
月額3万円~ (サブスクリプションに使用権・保守サポートを含みます。)
API-Bridgeの稼働環境はLinuxおよびIBM i(AS/400)です。 稼働環境はクラウド環境およびオンプレミス環境の両方をサポートします。10月13日(水)より順次提供を開始いたします。
弊社が開催・運営協力を行う日本アイ・ビー・エム株式会社主催の『DXチャレンジ 2021』では、IBM i トラック参加企業に対して本製品の特別提供を行います。本コンテストでは様々なSaaSサービスとIBM i (AS/400)の連携したプロトタイプの作成が予定されています。(URL:https://www.ibm.com/jp-ja/partnerworld/resources/dxchallenge2021)
API-BridgeはOmniSuite製品群の一つとして、ご提供します。
製品サイトURL:https://www.omni-s.co.jp/api-bridge/
【OmniSuiteについて】
オムニサイエンスが開発するLegacy with DXを推進するサブスクリプション製品群。データ活用・自動化ツールの「PHPQUERY」、データ更新・自動化ツールの「OmniTransfer」、エミュレーター・コマンド拡張ツール「OmniFunctions」、本発表製品の「API-Bridge」などから構成されます。
【株式会社オムニサイエンスについて】
オムニサイエンスは、レガシーITと新技術の双方に精通した技術力と経験を元に、受託開発およびプロダクト開発を行い、顧客のLegacy with DXを支援いたします。
「レガシー」という言葉は、IT市場では「古い」、「時代遅れ」とネガティブな意味で使われますが、本来は「過去に作られた価値のある資産・財産」という意味があります。IBM i のお客様が作ってこられた基幹システムは、まさにそうした価値のある資産・財産です。しかし、その資産・財産だけでは今の時代にキャッチアップできないのも事実です。
最新技術と組み合わせてレガシーIT資産を有効活用していくためのテクノロジーである "レガテック"領域のサービスを今後も強化してまいります。
URL:http://www.omni-s.co.jp/
所在地:東京都中央区日本橋小網町11-9 ザ・パークレックス小網町第2ビル 8F
代表者名:代表取締役社長 藤井 星多
資本金:3,000万円
事業内容:IBM i (AS/400) ソリューションの開発・保守・販売
【本リリースに関するお問合せ先】
株式会社オムニサイエンス 担当:IBM i DX事業部 関戸
E-mail:omnisuite@omni-s.co.jp Tel:03-3527-3291
※製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標である場合があります。
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