「論語」の次は『実語教』 日本人千年の教科書(齋藤孝・著)
寺子屋教育の原点はここにあった
今年3月22日(金)に『子どもと声に出して読みたい「実語教」』を刊行しました。
江戸時代の寺子屋教育のベースとして広く普及し、
日本人の心を育む原点となった道徳教科書『実語教』の教えを、
明治大学教授・齋藤孝先生の丁寧な解説を交えて新たに一冊の本として蘇らせました。
1,000年ものあいだ読み継がれてきた
日本人の道徳教科書『実語教』がいま蘇る――
『子どもと声に出して読みたい「実語教」』好評発売中!
(明治大学教授 齋藤孝・著)
「私は『実語教』のことを「日本人千年の教科書」と呼んでいます。
というのも、日本人は長い時間の流れの中で、
『実語教』を学び続けて、日本人として生きる基礎をつくってきたからです」
――本書「まえがき」より
子供用の教科書として、1,000年近く読み継がれてきた『実語教』は、
寺子屋が普及した江戸時代に至り、日本中の子供がその教えに浴したと伝わるほど、
身近な存在として大切に学ばれてきました。
そこに説かれている内容は「学問の大切さ」や「親・兄弟・目上の人へ礼儀」など、
いずれも人生の指針となる大切な教えばかりです。
巻末には子供と素読ができるよう総ルビの専用ページも付記されており、
素読用のテキストとしても、お使いいただけます。
お子さまのいる方は家庭教育の指針としてぜひご家庭で、
また、子供たちの道徳教材として、学校教育の副読本としても
ご活用いただける大変おすすめの一冊となっています。
◆『実語教』とは◆
平安時代から明治初期まで、1,000年近くにわたって使用されてきた道徳教科書。弘法大師(774~835年)の作とも伝わっていますが、作者・著作年代ともに不明です。「山高きが故に貴からず」に始まり、実践で得られた知恵の価値を不朽のものとし、学問に励むことの必要性について説かれています。寺子屋の発達に伴い、江戸時代に盛んに刊行されましたが、明治以降近代日本の初等教育においても、この内容の多くが倫理規範として採用され、後世に影響を与えています。
◆書籍概要◆
書籍名:『子どもと声に出して読みたい「実語教」』
著者名: 齋藤 孝(著)
URL: http://www.chichi.co.jp/book/7_news/post_59.html
発売日: 2013年3月22日(金)
定 価: 1,470円(税込)
発 売: 株式会社致知出版社
〔本件に関するお問い合わせ先〕
株式会社致知出版社 書籍編集部 担当:川久保守
TEL 03-3796-2114 FAX 03-3796-2107
E-mail : chichi-book@chichi.co.jp
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