企画展「近代紡績のススメ―渋沢栄一と東洋紡―」(企業の原点を探るシリーズ)開催
大規模紡績を、合本会社で。
公益財団法人渋沢栄一記念財団 渋沢史料館(〒114-0024東京都北区西ヶ原2-16-1・飛鳥山公園内)では、3月14日より企画展(企業の原点を探るシリーズ)「近代紡績のススメ―渋沢栄一と東洋紡―」を開催します。
本年、創立から133年を迎える東洋紡株式会社は、渋沢栄一から贈られた「順理則裕」を企業理念としています。同社の起点となる大阪紡績会社、三重紡績会社は、いずれも栄一が創立、育成に尽力した会社です。日用の品となる綿糸、綿布の輸入量の多さを憂慮した栄一は、最新の紡績技術、機械を導入、合本会社として近代的で大規模な紡績事業を推進し、成功させました。この新しい産業は次第に成長を遂げ、綿糸・綿布は日本の主要な輸出品となっていきます。本展では、東洋紡株式会社創立期を中心に、紡績業に対する栄一の思いと会社育成への関わりを紹介します。
■会期:2015年3月14日(土)~5月31日(日)
■会期中の休館日:5月4日を除く毎月曜日、3月24日(火)、4月30日(木)、5月7日(木)
■無料入館日:2015年5月3日(日祝)(東洋紡株式会社創立記念日)
■場所・時間:渋沢史料館 企画展示室 10時~17時 *最終入館は16時半
■入館料:大人300円 / 学生(小中高生)100円 *その他、各種割引有
■主催:渋沢史料館 / 後援:東洋紡株式会社
■関連シンポジウム:第1回「渋沢栄一と大阪~関西企業との関わりを中心に~」4月16日(木)(大阪)
第2回「渋沢栄一と東洋紡」4月18日(土)(東京)
■ホームページ:http://www.shibusawa.or.jp/museum/
■公式Facebookページ:https://www.facebook.com/ShibusawaEiichiMemorialFoundation
[ みどころ]
● 日本で初めて会社組織で紡績事業が成り立った、大阪紡績会社の創立期の資料を展示。
渋沢栄一が、日本に近代的で大規模な紡績事業を起こした経緯と、その思いを紹介します。
● 渋沢栄一が東洋紡のために揮毫した書「順理則裕」など、東洋紡株式会社所蔵の貴重な資料を展示します。
[展示構成]
1.大規模紡績を合本会社で―大阪紡績会社創立―
2.十基紡からの脱出―三重紡績会社創立―
3.紡績の時代―紡績業の躍進―
4.世界を視野に―東洋紡績株式会社誕生―
5.もっと、何だかわからない会社へ。―高い技術で豊かな未来を創造する―
[主な展示資料(予定)]
・渋沢栄一 1883年頃 渋沢史料館所蔵
・PLAN OF SPINNING MILL 1881年 渋沢史料館所蔵
・大阪紡績株式会社精紡室 1908年頃 東洋紡株式会社所蔵
・銀製センターピース 1917年山辺丈夫が受贈 東洋紡株式会社所蔵
・渋沢栄一書「順理則裕」1921年 東洋紡株式会社所蔵
[関連事業]
◆関連シンポジウム
主催:東洋紡株式会社、公益財団法人渋沢栄一記念財団
第1回 渋沢栄一と大阪~関西企業との関わりを中心に~
日時:2015年4月16日(木) 18時30分~20時45分
会場:綿業会館(大阪市中央区備後町2-5-8)
定員:200名(事前申込・先着順)
参加費:無料
後援:大阪商工会議所
司会:宮本又郎(大阪大学名誉教授)
パネリスト:津村準二(東洋紡株式会社相談役)佐藤茂雄(大阪商工会議所会頭)
阿部武司(国士舘大学政経学部教授)老川慶喜(立教大学経済学部教授)
第2回 渋沢栄一と東洋紡
日時:2015年4月18日(土) 13時30分~16時30分
会場:渋沢史料館(東京都北区西ヶ原2-16-1)
定員:40名(事前申込・先着順)
参加費:無料(要入館料)
司会:阿部武司(国士舘大学政経学部教授)
パネリスト:宮本又郎(大阪大学名誉教授)村上義幸(東洋紡株式会社社史編集室)
平野恭平(神戸大学大学院経営学研究科准教授)大田康博(徳山大学経済学部教授)
申込/問合先:渋沢史料館「シンポジウム係」
A、Bいずれかの方法でお申込み下さい。
A) 渋沢史料館ウェブサイト内、企画展情報ページの申込みフォーム。
B) 往復はがきに〔1〕参加希望回〔2〕郵便番号〔3〕住所〔4〕氏名(ふりがな)〔5〕電話番号をご記入の上「シンポジウム係」まで。1枚につき、2名まで応募可。2名の場合は、それぞれの氏名を必ず明記のこと。
本件のお問合せ・取材申込み:学芸員:永井/広報:加藤・星野 Tel・03-3910-0005 Fax・03-3910-2849
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