安藤礼二×やなぎみわ トークイベント「文学と芸能の始原へ」紀伊國屋ホールにて11月18日開催
羽鳥書店 創業10周年記念フェア&安藤礼二『迷宮と宇宙』刊行記念
法律・人文・美術を柱にした出版社・羽鳥書店(東京都文京区)は、創業10周年を迎えました。【記念フェア】を紀伊國屋書店新宿本店(3F)にて開催[11月1日〜30日]。あわせて、安藤礼二さん(文芸評論家)とやなぎみわさん(美術家・演出家)の【記念トークイベント】[11月18日(月)19時/紀伊國屋ホール]を行います。
羽鳥書店では11月中旬に、安藤礼二さんの新刊『迷宮と宇宙』を刊行し、記念トークイベントではお披露目もかねます。また、やなぎみわさんは、現在、10年ぶりの大規模個展となる「神話機械」を神奈川県民ホールギャラリーで開催中。羽鳥書店ではこの展覧会の公式図録を製作し、3月に刊行しました(安藤礼二さんの寄稿収録)。関西を基盤にされているやなぎさんの東京でのトークイベント登壇は、たいへん貴重な機会です。
安藤礼二さんは、折口信夫や鈴木大拙など日本近代の異形の思想家を丁寧に読み解いてこられ、たくさんの著作を発表されています。このたびの著書は、文芸批評の集大成となるもの。やなぎみわさんは近年、巨大なトレーラー車をステージにした野外劇『日輪の翼』(原作:中上健次)を日本各地で公演するなど、安藤さんともフィールドを共有しつつ、演劇・芸術からのアプローチで「神話」を繙き、古代から未来を紡いでいます。トークイベントでは、「古代神話」を基点に、文学・演劇(芸能)・芸術がさまざまに交錯する異界へ誘います。
羽鳥書店創業10周年記念&安藤礼二『迷宮と宇宙』刊行記念
★安藤礼二×やなぎみわ トークイベント
「文学と芸能の始原へ」
2019年11月18日(月)19:00開演(18:30開場)
会場:紀伊國屋ホール(紀伊國屋書店 新宿本店4F)
東京都新宿区新宿3-17-7
料金:1,500円 *下記URLにてチケット発売中
https://www.kinokuniya.co.jp/c/label/20190920095000.html
【書籍概要】
安藤礼二『迷宮と宇宙』
四六判・上製・320頁 2019年11月中旬刊行 本体価格2,800円
文芸批評の集大成。現世と幽冥を行き来する者たちの、壮大な文学史。
平田篤胤とエドガー・アラン・ポーをめぐる「二つの『死者の書』」から始まり、ポーの多面性を繙きながら、鏡花、谷崎、土方、乱歩、三島、澁澤へと論が展開する「I 迷宮と宇宙」6編。折口を通底におきながら、賢治と久作を手繰りよせる「II 胎児の夢」2編。最後に、ポーからボードレールに及ぶ1編「III 批評とは何か」で、「解釈」(翻訳)そして「創作」について分析し、批評の世界を切り拓く。
http://www.hatorishoten.co.jp/items/24234037
やなぎみわ『神話機械』 *「やなぎみわ展 神話機械」公式図録
A4判変型・並製・128頁 2019年3月刊行 本体価格2,800円
火と桃投げと別離の古代神話から、人外で永久に演じつづけるマシンたちの神話世界へ。
福島の桃を撮影した新作シリーズ〈女神と男神が桃の木の下で別れる〉や、自動で演じつづけるマシン4機がつくりあげる演劇空間《神話機械》の会場写真を中心に、これまでの代表作や演劇アーカイブなどの資料も充実。寄稿:高山宏、安藤礼二。
http://www.hatorishoten.co.jp/items/19082872
★大規模個展「やなぎみわ展 神話機械」開催中
会場:神奈川県民ホールギャラリー
会期:2019年10月20日〜12月1日
https://www.kanakengallery.com/detail?id=36191
★羽鳥書店 創業10周年フェア
紀伊國屋書店 新宿本店3F
2019年11月1日〜30日
▶︎問い合わせ先
株式会社 羽鳥書店(担当:矢吹)
Tel: 03-3823-9320 Fax: 03-3823-9321
e-mail: mail@hatorishoten.co.jp
URL http://www.hatorishoten.co.jp/
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