【第25回モンブラン国際文化賞授賞式】ラグジュアリーブランド「モンブラン」が世界16ヵ国で開催するアート界随一の権威を誇る国際的文化賞に国際的音楽家・坂本龍一氏が受賞!
副賞として、特別限定品“パトロンシリーズ”の万年筆も授与。坂本氏と東北オーケストラ有志2名が『Merry Christmas Mr.Lawrence』他を生披露し、村上龍氏も駆けつけ祝意を表明
この度、モンブラン文化財団は、若い才能の擁護・育成などに尽力する芸術と文化の支援者“アートパトロン”として貢献されている方を称える「モンブラン国際文化賞(モンブラン・ドゥ・ラ・キュルチュール-アート・パトロネージ・アワード)」の日本における2016年度の授賞式を、12月21日(水)、第一生命ホールにて開催いたしました
今年度の受賞者は、音楽・映画・出版・広告などメディアを越えて精力的に活動し、そのマルチな才能で日本人初となるアカデミー賞受賞など、様々な分野において活躍してきた坂本龍一氏に決定致しました。坂本氏は音楽や舞台芸術、絵画などあらゆるフィールドで活躍する、若きアーティストの才能を伸ばすプロジェクトを、数多く成し遂げています。また楽曲リリースやコンサートを開催することで、多くの観衆へ彼らの才能を広めるサポートをしてきたその功績が、今回の受賞に繋がりました。
坂本氏は今回の受賞を受け「このようなプレスティージャス(名誉ある)な賞をいただいていいのだろうかという気持ちでいっぱいです。歳を取ってくると上の世代の責任として、下を育てなければいけない。また一生懸命自分が色々やってきたことなど、経験を伝えるのも大切な役目だと感じています。過去受賞されているオノ・ヨーコさんや小澤征爾さん等と並んでしまうと僕なんかでいいのかという気持ちが強いですが、しっかり受け止めてこれからも精進して参ります。」と喜びのコメントをしています。
当日は、世界の歴史に名を残すアートパトロンに捧げて発表されるモンブラン特別限定品「パトロンシリーズ」の贈呈や、坂本氏と縁の深い村上龍氏にゲストオブオーナーとしてご登場頂き、坂本氏への受賞お祝いコメントとして「35年以上の付き合いですが、坂本は若手を育成することを意識していないかもしれないが、気に入った人には厳しい。それが若い人にとっては自然とトレーニングになっていると思います。」「坂本の作った音楽はどれも最高傑作、世界のあらゆる音楽の中で一番好きですね。お互いいつか一緒にオペラをやりたいですね。」とお話されました。
また坂本氏は、坂本氏が音楽監督を務める東日本大震災を体験した小学生から大学生までの混成オーケストラ「東北ユースオーケストラ」の有志2名と『Merry Christmas Mr.Lawrence』『美貌の青空』の2曲を披露し、会場中を感動の渦に巻き込みました。
<受賞者>
Name: 坂本龍一氏(Mr. Ryuichi Sakamoto)
Patronage:音楽および舞台芸術の分野で若いアーティストたちを支援する数々のプロジェクト
Country: 日本
受賞理由:
坂本龍一氏は、日本の音楽家ですが、彼にとって才能がある若い人材を支援することは自らの活動の中心に位置付けられています。彼は、これまでに数多くのさまざまなプロジェクトを発表し、音楽や舞台芸術、絵画、その他多種多様な分野のアーティストを支援してきました。この点に関して、彼は若いミュージシャンたちとの数多くの作品を発表し、数え切れないほどのコンサートを主催し、彼らの才能を大勢の聴衆に紹介してきました。
山口市文化振興財団でアーティスティック・ディレクターの職責を担う坂本龍一は、各種のワークショップで自らの才能を次世代へ受け渡す形で同地域に住む子供たちの芸術教育に貢献しています。彼は、ベルリン国際映画祭のタレント・キャンパスで世界中から集まった若い新鋭の音楽家に作曲を指導し、日本では音楽活動を通じて子供の成長を支援するなど、世界的な取り組みに携わっています。
また、音楽の上演を通じて東日本大震災の被災者の心を元気付け、世界中で受け入れられる音楽家の育成とその活躍をサポートすることを目的として、東北ユースオーケストラの代表理事と監督も務めています。そのパフォーマンス活動への取り組みにより、彼は日本や世界中の人々に東日本大震災の教訓やその惨禍の記憶を伝えています。
世界各国の受賞者たち:
25回目を迎えた今年、各国の受賞者は以下の通りです(敬称略)。カッコ内は、このたびの授賞の対象となった活動です。
・ブラジル: ボダンスキー夫妻 (Cine Mambembe(ローキングムービーシアター)に対して)
・中国: シュ・ゼン氏 (現代芸術アーティストならびにアートパフォーマーとしての業績に対して)
・コロンビア: クラウディア・ハキム氏 (ビジュアルアートNCアートデベロップペントに対して)
・フランス: ルイ・ロデレール財団 (芸術教育機関とアーティスト支援に対して)
・ドイツ: アンドレア・フォン・ゴッツ氏 (VG&S アート振興財団に対して)
・ギリシャ: The B&M Theocharakis Foundation for the Fine Arts & Music (音楽とファインアートの振興への貢献に対して)
・香港: ジョニー・トー氏 (フレッシュウェーブショートフィルムフェスティバルに対して
・イタリア: ジョルジオ・マルコーニ氏 (現代芸術のためのマルコーニ財団の活動に対して)
・日本: 坂本龍一氏 (音楽分野での若いアーティストのサポートプロジェクトに対して)
・韓国: ソンドク・ヨー氏 (ソンユン芸術文化財団に対して)
・メキシコ: ソウマヤ・スリム氏 (ソウマヤ美術館に対して)
・ロシア: レオニード・ミハエルソン (V-A-C 財団に対して)
・スペイン: エレナ・オチョア・フォスター氏 (アイヴォリープレスに対して)
・スイス: ヘンリー・レヴィ氏 (BINZ39 財団に対して)
・英国: サー・ジョン英帝国勲爵士とレディ・ソレル (ソレル財団に対して)
・アメリカ: マリア・アレーナ・ベル (PS Arts & co-chair of MOCAに対して)
■モンブラン国際文化賞とは
~四半世紀の歴史を持つ世界で唯一の“アートパトロン”国際文化表彰~
1992年に設立された、「モンブラン国際文化賞 (モンブラン・ドゥ・ラ・キュルチュール - アート・パトロネージ・アワード)」は、芸術・文化の世界において、情熱と献身を傾けて若い才能の支援を行うアートパトロンを讃える、世界でも唯一の文化表彰です。以来毎年1回、世界各国(本年度は、ドイツ、スイス、フランス、イギリス、イタリア、スペイン、ロシア、ギリシャ、アメリカ、メキシコ、コロンビア、ブラジル、中国、韓国、香港、そして日本の16カ国)で、各芸術分野の中でパトロンとして活躍されている方々から、各国1名ずつ選ばれます。
日本では、これまでアーティストのオノ・ヨーコ氏(2011)、歌舞伎俳優の市川猿翁氏(2013)、指揮者の小澤征爾氏(2014)、バレエダンサーの熊川哲也氏(2015)をはじめとする高名な方々に贈られてきました。現在では、芸術界でも権威ある賞としての地位を築き「アート界のオスカー」の異名をとるほどとなり、審査員は各芸術分野でご活躍される、著名な方々で構成されています。なお、本年度の日本からの審査員は、デヴィ夫人、書道家の武田双雲氏、ダンスパフォーマー蛯名健一氏のお三方です。
■受賞者副賞 特別限定品‘パトロンシリーズ2016’ (非売品)
~歴史的な芸術文化へのオマージュとして毎年製作される、世界限定モデル~
モンブランは文化・芸術の発展に貢献した人物に敬意を表し、世界の歴史に名を残すアートパトロンに捧げてデザインされた最新のモンブラン特別限定品「パトロンシリーズ」の万年筆のスペシャルバージョンが受賞者に授与されます。2016年度の「パトロンシリーズ」は、20世紀アメリカを代表するモダンアートの収集家であり庇護者であった女傑、ペギー・グッゲンハイムにオマージュを捧げてデザインされたものです。
ボディもキャップもソリッドゴールドの塊をくり抜いて製作されるこの贅沢且つ特別な筆記具は、毎年受賞者の人数分と、モンブランミュージアムに永久保存される1本のみの生産となり、大変稀少なものとなっています。また、受賞者のイニシャルを刻印して贈呈されるため、世界に唯一無二の筆記具となります。もし同様な仕様の万年筆を販売するとしたら、日本円で150万円は下らない品となるでしょう。世界史に名を残すアートパトロンのエスプリを集大成したこの万年筆は、授賞式セレモニーの当日、喝采の中、専用台座トロフィーに据えられて、今を生きるパトロンたちの栄誉を讃えるのです。
また、モンブラン文化財団より、受賞者が支援する団体に寄付金15,000ユーロが贈られます。坂本龍一氏は、その寄付先に「東北ユースオーケストラ」を指定されました。
ペギー・グッゲンハイムとは
アメリカで当代随一の影響力を持った現代美術の収集家であり、それを紹介した人物のひとりです。彼女がヨーロッパやアメリカで作品を紹介したサルバドール・ダリ、パブロ・ピカソ、ジャクソン・ポロックなどの多くの若いアーティストたちが、彼女の支援により早期に成功を収めました。ペギー・グッゲンハイムはその生涯の大半をヨーロッパで過ごし、1920年代初めにはパリで自由奔放な生活を送っています。ロンドンとニューヨークにギャラリーを構えた後、1948年 に彼女はヴェネツィアのカナルグランデ沿いにパラッツォ・ヴェニエ・デイ・レオーニという由緒ある邸宅を購入し、自らのコレクションの展示室を備えた自宅に改装しました。この邸宅は一般市民に公開され、世界中の知識人やアーティストたちを引き付けたのです。
ペギー・グッゲンハイムは1979年12月23日に死去し、パラッツォ・ヴェニエ・デイ・レオーニの庭に埋葬されました。隣には彼女が愛した14匹のラサ・アプソ犬たちが眠っています。彼女の自宅はその遺志に従って美術館に改装され、一般公開されました。これにより、ヴェネツィアのペギー・グッゲンハイム・コレクションは長く後世に受け継がれる存在となりました。
■特別限定品‘パトロンシリーズ2016’
ペギー・グッゲンハイム (2016年4月発売)
Patron of Art Edition – Peggy Guggenheim
特別限定品パトロンシリーズ
ペギー・グッゲンハイム4810Patron of Art Edition – Peggy Guggenheim 4810
万年筆 (ペン先:F、M)税別本体価格 305,000円 4810点限定
特別限定品パトロンシリーズ、ペギー・グッゲンハイムは、世界限定4810本と世界限定888本の2モデルが展開されています。
モンブランパトロンシリーズ「ペギー・グッゲンハイム」のクリップとキャップの直線的なデザイン、そしてプラチナ仕上げのキャップとボディに配されたブラックラッカーの象嵌によるラインとシェイプは、彼女のコレクションのアールデコ様式の作品からインスピレーションを得ています。尻軸に装飾されたレッドラッカーの象嵌のスパイラルは、ヴェネツィアの運河に並ぶ縞模様の係船柱を思わせます。また、キャップリングにエンボスされたライオンの頭は、ペギー・グッゲンハイムのヴェネツィアの邸宅の名前『パラッツォ・ヴェニエ・デイ・レオーニ』、およびヴェネツィアの象徴である聖マルコのライオンに因んだものです。彼女が熱愛した犬たちを追悼して、パトロンシリーズ「ペギー・グッゲンハイム」のハンドクラフトの750ゴールド製ペン先には、この犬種の足型が精巧にエングレーヴされています。
読者様お問い合わせ先
モンブラン コンタクトセンター 0120-39-4810 www.montblanc.com
※会場展示、トロフィー
■坂本龍一氏
~音楽・映画・出版・広告など、メディアを越えて精力的に活動~
78年にアルバム『千のナイフ』でデビュー、同年YMOに参加。YMO散開後、数々の映画音楽を手がけ、作曲家としてアカデミー賞を受賞するなど世界的な評価を得ながら常に革新的なサウンドを追求している。
99年に制作したオペラ「LIFE」以降は、環境・平和・社会問題に言及することも多く、2001年に発生した同時多発テロをきっかけに、論考集「非戦」を監修。また同年、自然エネルギー利用促進を提唱するアーティスト団体「artists' power」を創始した。さらに、2006年には六ヶ所村核燃料再処理施設稼働反対を表明し「stop-rokkasho.org」を開始。07年7月には有限責任中間法人「more trees」の設立を発表し、温暖化防止についての啓蒙や植樹活動をおこなうなど活動は多岐に渡っている。
また、06年には新たな音楽コミュニティの創出を目指し「commmons」を設立。09年には、国連環境計画が世界環境デーの一環として実施する「ECHO Festival」において、音楽活動の現場における積極的な環境配慮への取り組みに対して「Echo Award」を受賞。さらに同年7月にはフランス共和国文化省より芸術文化勲章オフィシエを受勲する。このほか10年には文化庁より芸術選奨文部科学大臣賞を授与されるなど、活動全般において世界各国で高い評価を受けている。
11年に発生した東日本大震災に際しては、被災地復興支援プロジェクトとして「LIFE311 by more trees」、「kizunaworld.org」、「こどもの音楽再生基金」を立ち上げるなど、さまざまな活動を続けている。
■村上龍氏
著書に「コインロッカー・ベイビーズ」「トパーズ」「五分後の世界」「KYOKO」「ラブ&ポップ トパーズ2」「イン・ザ・ミソスープ」「55歳のハローライフ」「オールド・テロリスト」などがある。また、「トパーズ」「KYOKO」などで自ら映画監督を務める。平成11年3月には新しいメディアの実験として、メール配信を使い金融経済を中心に扱った「Japan Mail Media」を創刊、編集長を務める。120万部を突破したベストセラー「13歳のハローワーク」では、今を生き抜くための新しい職業観を打ち立てた。長編書き下ろし「半島を出よ」は文芸の枠を越えた話題作となり、第59回毎日出版文化賞、第58回野間文芸賞を受賞する。今年7月、坂本龍一氏プロデュースのCD付書籍「日本の伝統行事 Japanese Traditional Events」を発表。最新刊は「星に願いを、いつでも夢を」。第123回より芥川賞選考委員。また、「カンブリア宮殿」(テレビ東京)にメインインタビュアーとして出演中。
■東北ユースオーケストラ
東北ユースオーケストラは、2013年9月から10月にかけて、宮城県松島町にて開催された東北と世界をつなぐ音楽祭「Lucerne Festival ARK NOVA 松島 2013」をきっかけに企画・編成されたオーケストラです。
楽団員は東日本大震災の被災三県(岩手県・宮城県・福島県)を中心に、ふだんは異なる組織で演奏をしている小学校・中学校・高等学校の子どもたちが、プログラム(演奏)ごとに楽団編成を変えながら活動します。東北ユースオーケストラの活動は、単なる演奏目的にとどまりません。東北の子供たちが、優れた音楽家による指導や演奏をはじめ、普段は会うことのないさまざまな人々との交流を通じて世界を知り、沢山の仲間たちとともに経験していく「成長の場」と考えています。子どもたちの活力が、周囲の大人や地域全体、そして東北全体に活力を与え、あたらしい未来をつくりだすことを目指しています。
坂本氏は今回の受賞を受け「このようなプレスティージャス(名誉ある)な賞をいただいていいのだろうかという気持ちでいっぱいです。歳を取ってくると上の世代の責任として、下を育てなければいけない。また一生懸命自分が色々やってきたことなど、経験を伝えるのも大切な役目だと感じています。過去受賞されているオノ・ヨーコさんや小澤征爾さん等と並んでしまうと僕なんかでいいのかという気持ちが強いですが、しっかり受け止めてこれからも精進して参ります。」と喜びのコメントをしています。
当日は、世界の歴史に名を残すアートパトロンに捧げて発表されるモンブラン特別限定品「パトロンシリーズ」の贈呈や、坂本氏と縁の深い村上龍氏にゲストオブオーナーとしてご登場頂き、坂本氏への受賞お祝いコメントとして「35年以上の付き合いですが、坂本は若手を育成することを意識していないかもしれないが、気に入った人には厳しい。それが若い人にとっては自然とトレーニングになっていると思います。」「坂本の作った音楽はどれも最高傑作、世界のあらゆる音楽の中で一番好きですね。お互いいつか一緒にオペラをやりたいですね。」とお話されました。
また坂本氏は、坂本氏が音楽監督を務める東日本大震災を体験した小学生から大学生までの混成オーケストラ「東北ユースオーケストラ」の有志2名と『Merry Christmas Mr.Lawrence』『美貌の青空』の2曲を披露し、会場中を感動の渦に巻き込みました。
<受賞者>
Name: 坂本龍一氏(Mr. Ryuichi Sakamoto)
Patronage:音楽および舞台芸術の分野で若いアーティストたちを支援する数々のプロジェクト
Country: 日本
受賞理由:
坂本龍一氏は、日本の音楽家ですが、彼にとって才能がある若い人材を支援することは自らの活動の中心に位置付けられています。彼は、これまでに数多くのさまざまなプロジェクトを発表し、音楽や舞台芸術、絵画、その他多種多様な分野のアーティストを支援してきました。この点に関して、彼は若いミュージシャンたちとの数多くの作品を発表し、数え切れないほどのコンサートを主催し、彼らの才能を大勢の聴衆に紹介してきました。
山口市文化振興財団でアーティスティック・ディレクターの職責を担う坂本龍一は、各種のワークショップで自らの才能を次世代へ受け渡す形で同地域に住む子供たちの芸術教育に貢献しています。彼は、ベルリン国際映画祭のタレント・キャンパスで世界中から集まった若い新鋭の音楽家に作曲を指導し、日本では音楽活動を通じて子供の成長を支援するなど、世界的な取り組みに携わっています。
また、音楽の上演を通じて東日本大震災の被災者の心を元気付け、世界中で受け入れられる音楽家の育成とその活躍をサポートすることを目的として、東北ユースオーケストラの代表理事と監督も務めています。そのパフォーマンス活動への取り組みにより、彼は日本や世界中の人々に東日本大震災の教訓やその惨禍の記憶を伝えています。
世界各国の受賞者たち:
25回目を迎えた今年、各国の受賞者は以下の通りです(敬称略)。カッコ内は、このたびの授賞の対象となった活動です。
・ブラジル: ボダンスキー夫妻 (Cine Mambembe(ローキングムービーシアター)に対して)
・中国: シュ・ゼン氏 (現代芸術アーティストならびにアートパフォーマーとしての業績に対して)
・コロンビア: クラウディア・ハキム氏 (ビジュアルアートNCアートデベロップペントに対して)
・フランス: ルイ・ロデレール財団 (芸術教育機関とアーティスト支援に対して)
・ドイツ: アンドレア・フォン・ゴッツ氏 (VG&S アート振興財団に対して)
・ギリシャ: The B&M Theocharakis Foundation for the Fine Arts & Music (音楽とファインアートの振興への貢献に対して)
・香港: ジョニー・トー氏 (フレッシュウェーブショートフィルムフェスティバルに対して
・イタリア: ジョルジオ・マルコーニ氏 (現代芸術のためのマルコーニ財団の活動に対して)
・日本: 坂本龍一氏 (音楽分野での若いアーティストのサポートプロジェクトに対して)
・韓国: ソンドク・ヨー氏 (ソンユン芸術文化財団に対して)
・メキシコ: ソウマヤ・スリム氏 (ソウマヤ美術館に対して)
・ロシア: レオニード・ミハエルソン (V-A-C 財団に対して)
・スペイン: エレナ・オチョア・フォスター氏 (アイヴォリープレスに対して)
・スイス: ヘンリー・レヴィ氏 (BINZ39 財団に対して)
・英国: サー・ジョン英帝国勲爵士とレディ・ソレル (ソレル財団に対して)
・アメリカ: マリア・アレーナ・ベル (PS Arts & co-chair of MOCAに対して)
■モンブラン国際文化賞とは
~四半世紀の歴史を持つ世界で唯一の“アートパトロン”国際文化表彰~
1992年に設立された、「モンブラン国際文化賞 (モンブラン・ドゥ・ラ・キュルチュール - アート・パトロネージ・アワード)」は、芸術・文化の世界において、情熱と献身を傾けて若い才能の支援を行うアートパトロンを讃える、世界でも唯一の文化表彰です。以来毎年1回、世界各国(本年度は、ドイツ、スイス、フランス、イギリス、イタリア、スペイン、ロシア、ギリシャ、アメリカ、メキシコ、コロンビア、ブラジル、中国、韓国、香港、そして日本の16カ国)で、各芸術分野の中でパトロンとして活躍されている方々から、各国1名ずつ選ばれます。
日本では、これまでアーティストのオノ・ヨーコ氏(2011)、歌舞伎俳優の市川猿翁氏(2013)、指揮者の小澤征爾氏(2014)、バレエダンサーの熊川哲也氏(2015)をはじめとする高名な方々に贈られてきました。現在では、芸術界でも権威ある賞としての地位を築き「アート界のオスカー」の異名をとるほどとなり、審査員は各芸術分野でご活躍される、著名な方々で構成されています。なお、本年度の日本からの審査員は、デヴィ夫人、書道家の武田双雲氏、ダンスパフォーマー蛯名健一氏のお三方です。
■受賞者副賞 特別限定品‘パトロンシリーズ2016’ (非売品)
~歴史的な芸術文化へのオマージュとして毎年製作される、世界限定モデル~
モンブランは文化・芸術の発展に貢献した人物に敬意を表し、世界の歴史に名を残すアートパトロンに捧げてデザインされた最新のモンブラン特別限定品「パトロンシリーズ」の万年筆のスペシャルバージョンが受賞者に授与されます。2016年度の「パトロンシリーズ」は、20世紀アメリカを代表するモダンアートの収集家であり庇護者であった女傑、ペギー・グッゲンハイムにオマージュを捧げてデザインされたものです。
ボディもキャップもソリッドゴールドの塊をくり抜いて製作されるこの贅沢且つ特別な筆記具は、毎年受賞者の人数分と、モンブランミュージアムに永久保存される1本のみの生産となり、大変稀少なものとなっています。また、受賞者のイニシャルを刻印して贈呈されるため、世界に唯一無二の筆記具となります。もし同様な仕様の万年筆を販売するとしたら、日本円で150万円は下らない品となるでしょう。世界史に名を残すアートパトロンのエスプリを集大成したこの万年筆は、授賞式セレモニーの当日、喝采の中、専用台座トロフィーに据えられて、今を生きるパトロンたちの栄誉を讃えるのです。
また、モンブラン文化財団より、受賞者が支援する団体に寄付金15,000ユーロが贈られます。坂本龍一氏は、その寄付先に「東北ユースオーケストラ」を指定されました。
ペギー・グッゲンハイムとは
アメリカで当代随一の影響力を持った現代美術の収集家であり、それを紹介した人物のひとりです。彼女がヨーロッパやアメリカで作品を紹介したサルバドール・ダリ、パブロ・ピカソ、ジャクソン・ポロックなどの多くの若いアーティストたちが、彼女の支援により早期に成功を収めました。ペギー・グッゲンハイムはその生涯の大半をヨーロッパで過ごし、1920年代初めにはパリで自由奔放な生活を送っています。ロンドンとニューヨークにギャラリーを構えた後、1948年 に彼女はヴェネツィアのカナルグランデ沿いにパラッツォ・ヴェニエ・デイ・レオーニという由緒ある邸宅を購入し、自らのコレクションの展示室を備えた自宅に改装しました。この邸宅は一般市民に公開され、世界中の知識人やアーティストたちを引き付けたのです。
ペギー・グッゲンハイムは1979年12月23日に死去し、パラッツォ・ヴェニエ・デイ・レオーニの庭に埋葬されました。隣には彼女が愛した14匹のラサ・アプソ犬たちが眠っています。彼女の自宅はその遺志に従って美術館に改装され、一般公開されました。これにより、ヴェネツィアのペギー・グッゲンハイム・コレクションは長く後世に受け継がれる存在となりました。
■特別限定品‘パトロンシリーズ2016’
ペギー・グッゲンハイム (2016年4月発売)
Patron of Art Edition – Peggy Guggenheim
特別限定品パトロンシリーズ
ペギー・グッゲンハイム888
Patron of Art Edition – Peggy Guggenheim 888
万年筆 (ペン先:M)税別本体価格 1,025,000円 4810点限定
特別限定品パトロンシリーズ
ペギー・グッゲンハイム4810Patron of Art Edition – Peggy Guggenheim 4810
万年筆 (ペン先:F、M)税別本体価格 305,000円 4810点限定
特別限定品パトロンシリーズ、ペギー・グッゲンハイムは、世界限定4810本と世界限定888本の2モデルが展開されています。
モンブランパトロンシリーズ「ペギー・グッゲンハイム」のクリップとキャップの直線的なデザイン、そしてプラチナ仕上げのキャップとボディに配されたブラックラッカーの象嵌によるラインとシェイプは、彼女のコレクションのアールデコ様式の作品からインスピレーションを得ています。尻軸に装飾されたレッドラッカーの象嵌のスパイラルは、ヴェネツィアの運河に並ぶ縞模様の係船柱を思わせます。また、キャップリングにエンボスされたライオンの頭は、ペギー・グッゲンハイムのヴェネツィアの邸宅の名前『パラッツォ・ヴェニエ・デイ・レオーニ』、およびヴェネツィアの象徴である聖マルコのライオンに因んだものです。彼女が熱愛した犬たちを追悼して、パトロンシリーズ「ペギー・グッゲンハイム」のハンドクラフトの750ゴールド製ペン先には、この犬種の足型が精巧にエングレーヴされています。
読者様お問い合わせ先
モンブラン コンタクトセンター 0120-39-4810 www.montblanc.com
※会場展示、トロフィー
■坂本龍一氏
~音楽・映画・出版・広告など、メディアを越えて精力的に活動~
1952年生まれ。1990年よりニューヨーク在住。
78年にアルバム『千のナイフ』でデビュー、同年YMOに参加。YMO散開後、数々の映画音楽を手がけ、作曲家としてアカデミー賞を受賞するなど世界的な評価を得ながら常に革新的なサウンドを追求している。
99年に制作したオペラ「LIFE」以降は、環境・平和・社会問題に言及することも多く、2001年に発生した同時多発テロをきっかけに、論考集「非戦」を監修。また同年、自然エネルギー利用促進を提唱するアーティスト団体「artists' power」を創始した。さらに、2006年には六ヶ所村核燃料再処理施設稼働反対を表明し「stop-rokkasho.org」を開始。07年7月には有限責任中間法人「more trees」の設立を発表し、温暖化防止についての啓蒙や植樹活動をおこなうなど活動は多岐に渡っている。
また、06年には新たな音楽コミュニティの創出を目指し「commmons」を設立。09年には、国連環境計画が世界環境デーの一環として実施する「ECHO Festival」において、音楽活動の現場における積極的な環境配慮への取り組みに対して「Echo Award」を受賞。さらに同年7月にはフランス共和国文化省より芸術文化勲章オフィシエを受勲する。このほか10年には文化庁より芸術選奨文部科学大臣賞を授与されるなど、活動全般において世界各国で高い評価を受けている。
11年に発生した東日本大震災に際しては、被災地復興支援プロジェクトとして「LIFE311 by more trees」、「kizunaworld.org」、「こどもの音楽再生基金」を立ち上げるなど、さまざまな活動を続けている。
■村上龍氏
大学在学中の昭和51年、基地の町の若者風俗を描いた「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、第75回芥川賞を受賞する。その後、小説、エッセイ、対談集など、幅広い分野にわたり、話題作を発表し続けている。
著書に「コインロッカー・ベイビーズ」「トパーズ」「五分後の世界」「KYOKO」「ラブ&ポップ トパーズ2」「イン・ザ・ミソスープ」「55歳のハローライフ」「オールド・テロリスト」などがある。また、「トパーズ」「KYOKO」などで自ら映画監督を務める。平成11年3月には新しいメディアの実験として、メール配信を使い金融経済を中心に扱った「Japan Mail Media」を創刊、編集長を務める。120万部を突破したベストセラー「13歳のハローワーク」では、今を生き抜くための新しい職業観を打ち立てた。長編書き下ろし「半島を出よ」は文芸の枠を越えた話題作となり、第59回毎日出版文化賞、第58回野間文芸賞を受賞する。今年7月、坂本龍一氏プロデュースのCD付書籍「日本の伝統行事 Japanese Traditional Events」を発表。最新刊は「星に願いを、いつでも夢を」。第123回より芥川賞選考委員。また、「カンブリア宮殿」(テレビ東京)にメインインタビュアーとして出演中。
■東北ユースオーケストラ
東北ユースオーケストラは、2013年9月から10月にかけて、宮城県松島町にて開催された東北と世界をつなぐ音楽祭「Lucerne Festival ARK NOVA 松島 2013」をきっかけに企画・編成されたオーケストラです。
楽団員は東日本大震災の被災三県(岩手県・宮城県・福島県)を中心に、ふだんは異なる組織で演奏をしている小学校・中学校・高等学校の子どもたちが、プログラム(演奏)ごとに楽団編成を変えながら活動します。東北ユースオーケストラの活動は、単なる演奏目的にとどまりません。東北の子供たちが、優れた音楽家による指導や演奏をはじめ、普段は会うことのないさまざまな人々との交流を通じて世界を知り、沢山の仲間たちとともに経験していく「成長の場」と考えています。子どもたちの活力が、周囲の大人や地域全体、そして東北全体に活力を与え、あたらしい未来をつくりだすことを目指しています。
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