日本初の養老牧場の閉鎖で行き馬をなくした3頭の高齢馬のいのちを守りたい!
「オーシァン愛馬の会」(北海道白老町・代表:浦野正義)が3頭の余生を支える里親とクラウドファンディングによる寄付を募集
馬は人に癒しを与えてくれる動物です。
3頭が残る余生を穏やかに、幸せに暮らせるように、また馬とのふれあいを通じてストレスフルな現代社会に生きるビジネスパーソンや子供たちも心穏やかに過ごせる場をつくり、維持していきたいと願い、3頭の余生を支援してくださる里親と養育費を募集しています。
■日本初の馬の養老牧場「イーハトーヴオーシァンファーム」の閉鎖と3頭の引き取り
1984年に日本で初めてつくられた馬の養老牧場「イーハトーヴオーシァンファーム」。
今でこそ引退馬の養老牧場は全国に数多く存在しますが、当時はまだ「役に立たなくなった馬を長生きさせてどうするの?」と冷ややかな視線で見られる時代でした。
そんな環境の中でも、共感してくださる多くの人々のご尽力のおかげで、「イーハトーヴオーシァンファーム」の初代場長だった大井昭子氏亡きあとも牧場を存続することができました。
しかしながら、2017年4月に閉鎖が決まり、ここで養老生活を送っていた3頭の高齢馬が行き場をなくして残されたことを知って、このまま傍観することができずにいろいろ手を尽くしたものの生かせる場がなかったため、「浦野牧場」で引き取って養育することを決意しました。
■人と馬が触れ合う穏やかな時間が流れる場所をつくりたい
人間のために働き、役目を終えた馬たち。
そのほとんどが殺処分という悲しい末路を辿ります。
3頭がようやく辿り着いたこの場所を終の棲家として穏やかに幸せな日々を過ごせること。
そして、馬と触れ合うことで人々がストレスから解放されて心穏やかな時間を過ごし、命の大切さを考えるきっかけをつくれればと願い、このプロジェクトを立ち上げました。
■3頭のご紹介
メリー(29歳・牝馬)
「乗馬を通して一人でも多くの人に馬の愛らしさ、賢さ、素晴らしさを知って欲しい」と願った大井昭子氏の忘れ形見ともいえる馬です。
美しい栗毛の馬体の持ち主で、三頭の中では最高齢ですが弱った脚でしっかりと踏ん張り、心の強さを見せています。
イブキダイハーン(27歳・セン馬)
重賞勝ちこそありませんが、平成6年のスプリングS(G2)ではナリタブライアンの3着、NHK杯(当時G2)ではナムラコクオーの4着と健闘しました。
8歳まで競走馬として走った後、乗用馬となり、17歳の時に引退して「イーハトーヴオーシァンファーム」へ。
栗毛の美しい馬体で、おとなしい性格から多くの馬仲間を和ませる役目を立派に果たしてきました。
ホクトヴィーナス(競走馬名:イワノダンシング 23歳・牝馬)
アラブを父に持つ元競走馬。
ホッカイドウ競馬で走り、競走生活を引退した後、「イーハトーヴオーシァンファーム」で一般の人が乗る乗用馬として活躍し、その役目を終えた後も同牧場で暮らしていました。
大好きなメリーに寄り添う姿は、いつまでも甘えん坊のままです。
※クラウドファンディングのサイトでは2017年11月時点の馬齢が記載されています。
■ご支援の方法
【3頭の里親になる】
これまでに数多くの引退競走馬の里親会の立ち上げや運営をサポートしてきた「認定NPO法人引退馬協会」(千葉県香取市・代表理事:沼田恭子)の対外支援事業「引退馬ネット」のサポートを受けて、「オーシァン愛馬の会」を設立し、3頭の余生を支える里親を募集しています。
ご支援には二通りあります。
・継続的なご支援 会員として、毎月定額のご支援をお願いいたします。
・単発的なご支援 任意の金額をご寄付としてご支援いただけます。
くわしくは「オーシァン愛馬の会」ホームページにて
https://ocean-aibanokai.jimdo.com/
【クラウドファンディングで寄付をする】
朝日新聞社が運営する「A-port」において、十分な人数の里親さんが集まるまで3頭を飼養管理するのに必要な養育費へのご支援を募っています。
期間:2018年2月28日(水)まで
目標金額:1,000,000円
くわしくは「A-port」のプロジェクトページにて
https://a-port.asahi.com/projects/oceanaibanokai/
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