2016年のブルゴーニュ/Bourgogneの天候 極端に変動 !

ブルゴーニュワイン委員会(BIVB) 2016年11月15日付プレスリリース

ブルゴーニュの人々は、ハッピーエンドのものがたりを望んでいます。ブルゴーニュ/Bourgogneワインの2016年ヴィンテージはその願いを受け止め、厳しい状況を見せた年初には望むべきもなかった高い品質を見せています。様々な気象現象の影響で収穫が減り、過去20年で最も少ない収穫量の年のひとつに数えられることは疑う余地がありませんが、品質の面ではブルゴーニュ/Bourgogneワインの愛好家の期待に応え得る結果となりました。

暖かく、雨が多く、日照の少ない冬
2016年は、とても暖かい陽気で始まりました。1月と2月は高い気温が特徴で、コート・ドール/Côte-d’Orは特にその傾向が強く見られました。実際、例年との気温差は1月にディジョン/Dijonで+109%、ボーヌ/Beauneで+115%までに至っています。 ソーヌ・エ・ロワール県/Saône-et-Loireでも同様の状況で、マコン/ Mâconで+ 97 %、リュリー/Rully + 65 %でとなりました。ヨンヌ県/ L’Yonneでも同様ながら、気温差はこれほど大きくはありませんでした(シャブリ/Chablisで+ 35 %、サン・ブリ・ル・ヴィニュー/Saint-Bris-le-Vineuxで+43%)。この傾向は2月も続き、例年との気温差は1月ほど大きくはないものの際立っています(シャブリ/Chablisの+22%からボーヌ/Beauneの+63%まで)。2015/16年(12月、1月、2月)は、1900年以来最も気温の高い年となりました。

この暖かさは区画により差はあるものの、例年よりも多い雨を伴いました。コート・ドール県/Côte-d’Orは最も影響を受け、ボーヌ/Beauneの1月の降雨量は例年の+92%、ソーヌ・エ・ロワール/Saône-et-Loire県も累積の降雨量は多く、リュリー/Rullyで+ 53 %、マコン/Mâconで+ 72 %となりました。ヨンヌ県/Yonneでは例年との差は少なく、特にオーセロワ/Auxerroisでは、わずかに+ 3 %。2月は、コート・ドール県/Côte-d’Orでは雨が多い状態が続いたが、ソーヌ・エ・ロワール県/Saône-et-Loireでは例年に近い降雨量で、ヨンヌ県では逆に雨が多くなりました。

これに応じて日照時間は例年より少なく、特に2月で、ボーヌ/Beauneで- 41 %、マコン/ Mâconで- 33 %、オーセール/Auxerreで- 27 %にとどまりました。

寒さ、そしてとても湿気の多かった春
冬は3カ月遅れで訪れ、3月からは例年の気温を下回りました。この寒さは特にヨンヌ県/Yonneで見られ、例年よりも20%以上気温が下がり、他の2県では約10~15%減となりました。4月と5月もとても涼しく、例年との差は3~8%。3月と4月は、月初は寒く、月末の気温は例年を上回りました。このため、発芽は4月初めに始まり、発芽の中間期は4月中旬で、過去10年平均の日付に近いタイミングでした*。

降雨量は継続して多く、コート・ドール県/Côte-d’Orとソーヌ・エ・ロワール県/Saône-et-Loire では特に4月に多くなりました。5月はブルゴーニュ北部で多く、この結果4月の降雨量はボーヌ/Beauneとディジョン/Dijonで+ 100 %を超え、リュリー/Rullyでは+50%、マコン/Mâconでは+68%となりました。5月、シャブリ/Chablis (+ 214 %) とサン・ブリ/Saint-Bris  (+173 %)となり、メーターの故障が疑うほどの多さでした。このとても雨の多い春は6月にも続き、依然として例年とは大きな差がありました(例年並みであったボーヌ/Beauneを除く)。

年初と同じくこの異例の雨は著しい日照不足を招きました。4月、5月(-15%のマコン/Mâconを除く)、6月の3県の日照時間は、例年よりも20%以上少なくなりました。6月、ヨンヌ県では日照時間が例年に対して40%もマイナスとなりました。
 
しかし、最も影響が大きかったのが春の天候の異常です。4月13日、最初の雹がマコネ/Mâconnais南部を襲い、一部の畑が被害を受けました。この地区はその後の4月末の霜、特に4月26日の夜から27日にかけての霜からは免れました。発芽が終了し最初の葉が見えていましたが、この霜により、グラン・オーセロワ/Grand Auxerroisからコート・シャロネーズ/Côte Chalonnaise北部まで数千ヘクタールが影響を受けました。複数の気象要因が重なったことが被害を大きくし、100%に近い湿度と凍てつくような風によって芽は急速に凍結しました。翌朝に太陽が出たことにより、放射冷却で凍結はさらにひどくなりました。5月13日には激しい雹まじりの雷雨がヨンヌ県を襲いました。さらに新たな雹まじりの雷雨が、5月27日、北部(シャブリ /Chablisとグラン・オーセロワ/Grand Auxerrois)とマコネに被害をもたらし、ぶどう樹はこの年の収穫の可能性も含めて大きな被害を受けました。

夏に方向転換!
夏は期待通りの時期に到来し、6月21日から天気は急激に変化しました。最初の開花は6月中旬で、暑さが戻ったことにより色づきも始まりました。この数年*の中で最も遅い開花にもかかわらず、気温が上がったために開花自体は早く進みました。7月から、気温は例年並みに戻り、あるいは例年よりもわずかに高いほどであった。降雨量は全般的に不足しており時には著しい不足を見せ、サン・ブリ・ル・ヴィニュー/Saint-Bris-le-Vineuxでは、降雨量は- 68 %に達しました。日照時間は例年を超えており、しかしコート・ドール/ Côte-d’Or県は例外で日照時間の不足が続きました。


8月に入るといっそう夏らしさを増しました。平均気温は例年をわずかに上回る程度でしたが、降雨量は例年差- 31% から -71 %と低く、一方で日照時間は、3つの県で例年を大きく上回り、ヨンヌ県/Yonneとコート・ドール県/Côte-d’Orで約24%増、ソーヌ・エ・ロワール県/ Saône-et-Loireで約29%増となりました。


9月もこの傾向は続き、暑い月となりました。温度計はブルゴーニュ/Bourgogne全域で例年よりも約10%高い数値を示しました。コート・ドール県/Côte-d’Orとソーヌ・エ・ロワール県/Saône-et-Loireは、継続して雨が不足していたが、ヨンヌ県/Yonneでは例年よりも降雨量が多くなりました(18 %と31 %)。日照時間も依然としてとても長く、ヨンヌ県では例年に対し+ 15 %、コート・ドール県/ Côte-d’Orで+ 19 %、ソーヌ・エ・ロワール県/Saône-et-Loireでは+ 24 %という長さでした。この穏やかな天候が続いたことで、ぶどうの成熟が確実なものとなりました。とても良い条件の中でぶどうの成熟は進み、収穫は9月20日頃に始まりました。インディアンサマー(晩秋の好天)が10月末まで続いたために、収穫は複数の週にわたり続きました。


2016年の天候は中途半端なものではなくむしろ両極端で、気温(夏の暑さ、冬の暖かさ、春の寒さ)、降雨量(第一四半期の多い降雨、夏の雨不足)、日照時間の記録が塗り替えられるほどでした。波乱万丈の気候状況にかかわらず高い品質が見込まれ、前向きな結果となりました。2016年はブルゴーニュ/Bourgogneの造り手と畑を試す1年になったと言えるかもしれません。

*BIVB(ブルゴーニュワイン委員会)のヴィンテージのモニターデータ)

動画でより印象的に

 

ブルゴーニュワインのSNS

Facebook & Twitter : @BourgogneWine (英語)/ @VinsdeBourgogne (仏語)

Instagram: @VinsdeBourgogne

 

 

 

 

 

 

 

 


 
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります。

メディア会員登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。
※内容はプレスリリースにより異なります。

  1. プレスリリース >
  2. ブルゴーニュワイン委員会(BIVB) >
  3. 2016年のブルゴーニュ/Bourgogneの天候 極端に変動 !