アクゾノーベル、中国における有機過酸化物生産能力を大幅に拡大
生産能力を倍に
アクゾノーベルのスペシャルティ・ケミカル事業部門は、今後2年間に中国寧波工場での有機過酸化物生産能力を2倍に拡大する計画を進めています。
この生産拠点では、ポリマー製造における架橋剤として使用される有機過酸化物のDCPパーオキサイト(ジーα-クミルパーオキサイド)が生産されています。生産能力を40%拡大する計画はすでに進められており、8月中旬頃までに完了する見込みです。アクゾノーベルは現状の生産能力を2倍に拡大する、より大規模な拡張を検討しています。
アクゾノーベルのポリマー・ケミストリー事業担当マネージングディレクターであるヨハン・ランドフォース(Johan Landfors)は、「アクゾノーベルの製品への需要が急速に拡大しており、既存施設の拡張は世界中のお客様のニーズにより応えていくことに繋がります。この拡張によって当社の市場をさらに広げるとともに、世界最大の有機過酸化物生産者としての位置付けをさらに確立していきます」と述べています。
DCPは、優れた耐久性を持つさまざまなポリマーの生産において使用される架橋剤です。このようなポリマーは、特に発展途上国で成長著しい靴底をはじめ、多様な製品に使用されています。また、DCPは需要が拡大している送電網の改善や、洋上風力発電施設および再生エネルギーの伝送などで使用される高圧ケーブルの絶縁用ポリマーにも使用されています。
アクゾノーベルのスペシャルティ・ケミカルズ事業を担当するエグゼクティブコミッティメンバーであるティエリー・ファンランカー(Thierry Vanlancker)は、「当社は、お客様にコミットしており、有機過酸化物を含む自らの事業分野のリーダーとしての地位を維持できるよう邁進し続けます。継続的に既存事業へ投資し、卓越した業務遂行に注力することにより、お客様の事業成長を支えるための信頼性の高い供給を実現していきます」と述べています。
中国寧波DCP工場は2016年10月に操業を開始し、同分野の製造拠点として、世界最大の規模を誇っています。また、同拠点には約500名の従業員が所属しており、アクゾノーベルの複数のスペシャリティ・ケミカルズ事業の操業が行われております。アクゾノーベルは中国天津にも新たに有機過酸化物工場の建設を進めており、中国国内業界における長期的なコミットメントを確実に推進しています。
【アクゾ ノーベルについて】
アクゾノーベルは、人々の生活をより暮らしやすく活気に満ちたものにするための日々の必需品を作り出しています。塗料およびコーティング剤のグローバルリーダーならびにスペシャルティ・ケミカル製品の大手メーカーとしてアクゾノーベルは世界中の産業界および消費者にとって不可欠な原料、保護ソリューションならびにカラーをお届けしています。パイオニアとしての伝統に支えられたアクゾノーベルの革新的な製品とサステナブルなテクノロジーは、世界で急速に変化し成長し続ける需要に応えていくとともに人々の暮らしの安心を支え続けることを目指しています。オランダのアムステルダムに本社を置くアクゾノーベルは世界80か国に約45,000人の社員を擁し、事業ポートフォリオにはDulux、Sikkens、International、Interpon、Ekaをはじめとする著名ブランドが含まれています。アクゾノーベルは継続してサステナビリティのリーダー企業の一員として、企業としての活動を通じて都市やコミュニティが活性化し、人々がより暮らしやすく安全で色彩に満ちた世界を作り出すことに貢献してまいります。
アクゾノーベルジャパンWebサイト:http://www.akzonobel.co.jp
グローバルWebサイト:http://www.akzonobel.com
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