「日本文化の温故知新」を体感できるスポットが表参道に登場!アーティスト舘鼻則孝 最大規模の展覧会「舘鼻則孝 リ・シンク展」開催レポート
開催期間:8月12日(土)~8月20日(日)
この度、アーティスト舘鼻則孝の自身最大規模となる展覧会「舘鼻則孝 リ・シンク展」が、8月12日(土)より表参道ヒルズ本館のスペース オーにて開催となりました。
■舘鼻則孝 リ・シンク展とは
作家史上最大規模となる本展では、最新作品とともに、代表作であるレディー・ガガが愛用するヒールレスシューズや、そのインスピレーションソースとなった花魁の浮世絵や写真等も作家所蔵品として公開いたします。
ご来場の皆様は本展覧会を通し、舘鼻自らが自身のルーツを見つめ直し、ヒールレスシューズを始めとする作品が誕生するまでに至ったプロセスを、日本文化の過去と現在を往来しながら体験できる展覧会構成になっています。本展のタイトル「RETHINK」に共鳴するかたちで、舘鼻がディレクションし、TORAYA CAFÉ・AN STANDとのコラボレーションによる茶屋も特設され、本展限定の特別メニューをお楽しみいただけます。また本展は、舘鼻の日本文化を現代へ翻訳する思考・プロセスに共鳴した、JT Rethink PROJECTが協賛についています。
【舘鼻則孝 リ・シンク展公式サイト】 http://rethink.noritakatatehana.com/
■舘鼻則孝の本展に対する想いとは?
「この展覧会は、私の創出のプロセスとも言える『RETHINK』という観点から導き出される作品群を初めて大規模に紹介するものです。東京藝術大学在学中は工芸科染織専攻に在籍し、日本の伝統的な工芸技法やそれに纏わる文化研究をしました。また、卒業制作として発表した 『ヒールレス・シューズ』は、日本文化の前衛性を主題として、花魁の履く高下駄から着想を得て制作したものです。それは、西洋化された現代日本のアヴァンギャルド・ファッションとして広く知られるようになりました。私はクリエイションにおいて、現在と過去を往来する過程で自分のルーツを見直しています。それは家族や生まれ育った土地、自分の幼少期の記憶などの個人史的なものであり、また大学時代に学んだ日本の工芸が、私のアイデンティティーをかたちづくっています。」
■各展示品のご紹介
【初公開の最新作品群】
パリのカルティエ現代美術財団で公演をした人形浄瑠璃文楽の舞台を完全再現、国内初公開します。近年取り組んでいる彫刻作品や絵画作品群をご覧いただきます。
【前衛的なファッション】
代表作であるヒールレスシューズから、その背景にある江戸の前衛的なファッションを花魁の浮世絵を通じてご覧いただきます。
【 TORAYA CAFÉ・AN STAND x 舘鼻則孝】
日本の休憩文化ともいえる茶屋を舘鼻則孝のディレクションによりTORAYA CAFÉ・AN STANDとのコラボレーションで現代的に表現。あんペーストかき氷やあんボーロを本展限定メニューとして無償提供いたします。(※数量限定)
【THEORY OF THE ELEMENTS】
遊女の煙管(キセル)から着想を得た「THEORY OF THE ELEMENTS」の新作が本展初公開。現代版の煙管とも言えるPloom TECH専用のデバイスケースです。本展では成人限定でPloom TECHのテイスティングをすることができる部屋をご用意しております。室内では煙管を持つ花魁や、江戸の男衆の浮世絵をプロジェクションで映し出し、モーショングラフィックでムービングするインタラクティブなアート空間をご提供致しております。
【舘鼻則孝 リ・シンク展 開催概要】
【期間】 2017年8月12日(土)~8月20日(日) 11時00分~19時00分(8月20日(日)のみ16時00分まで)
【会場】 表参道ヒルズ 本館B3F スペース オー(〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4丁目12番10号)
【提供メニュー】
・リ・シンク展限定あんペーストかき氷
・リ・シンク展限定あんボーロ
※ご来場の方に無料でご提供いたします。
※かき氷、あんボーロの数には限りがございますので、無くなり次第終了となります。
【主催】 株式会社ノリタカタテハナ
【協賛】 日本たばこ産業株式会社
【協力】 TORAYA CAFÉ・AN STAND / 太田記念美術館
【公式サイト】 http://rethink.noritakatatehana.com/
【舘鼻則孝(たてはなのりたか)プロフィール】
1985年、東京生まれ。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。シュタイナー教育に基づく人形作家である母の影響で幼少期から手でものをつくることを覚える。東京藝術大学では絵画や彫刻を学び、後年は染織を専攻する。遊女に関する文化研究とともに日本の伝統的な染色技法である友禅染を用いた着物や下駄の制作をする。近年はアーティストとして、国内外の展覧会へ参加している。2015年12月に和敬塾本館で開催した「舘鼻則孝:面目と続行」展では、JT(日本たばこ産業株式会社)の「Rethink」の考えに共鳴し、日本各地の伝統工芸士とともに制作した現代的な煙管作品「Theory of the Elements」を発表した。 2016年3月には、仏カルティエ現代美術財団にて人形浄瑠璃文楽の舞台を初監督「TATEHANA BUNRAKU :The Love Suicides on the Bridge」を公演した。作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館など、世界の著名な美術館に永久収蔵されている。
【JT Rethink PROJECT】
JT Rethink PROJECTでは、時代とともに多様化するさまざまな自然・社会・人、そのひとつひとつの価値を大切にしたいと考えています。その上で、「たばこ」だけにとらわれることなく、過去の常識や慣習をひとつひとつ見直し、新しい文化やライフスタイルを生みだしていきたいという想いから始まったプロジェクトです。世の中を変えるさまざまなことに挑戦し、幅広いフィールドでのコラボレーションを通じて、『Rethink』を具現化・発信し、社会に対して新しい価値を創っていきます。
この度ご一緒する機会を頂きました舘鼻則孝氏は、高下駄を現代的に再解釈する事で生まれた『ヒールレスシューズ』に代表されるように、花魁や友禅染など、日本の伝統的な文化や技法を独自の視点と発想でRethinkし、新たな価値や文化を生み出し続けておられます。
私たちはこれからも、幅広いフィールドでのコラボレーションを通じて、『Rethink』を具現化・発信し、社会に対して新しい価値を提供し続けます。
舘鼻氏の今後の活躍とともに、私たちの『Rethink PROJECT』にもぜひご期待ください。
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