T-ICU、Beyond Next Venturesなどから第三者割当増資による資金調達により遠隔集中治療ソリューションの展開を加速
専門医による遠隔集中治療ソリューションの普及を図るベンチャー企業、株式会社T-ICU(兵庫県芦屋市、代表取締役社長・医師:中西 智之、以下「T-ICU」)は、Beyond Next Ventures株式会社(東京都中央区、代表取締役社長: 伊藤 毅)を筆頭として、その他医師を含む投資家を引受先とする第三者割当増資を実施し、資金調達を行ったことをお知らせします。
T-ICUは今回の第三者割当増資で調達した資金を用いて、T-ICUが提供する遠隔集中治療ソリューション開発を加速化するとともに、積極的な事業展開を行い、全国に遠隔集中治療支援ソリューションを普及させてまいります。
T-ICUは今回の第三者割当増資で調達した資金を用いて、T-ICUが提供する遠隔集中治療ソリューション開発を加速化するとともに、積極的な事業展開を行い、全国に遠隔集中治療支援ソリューションを普及させてまいります。
【日本の集中治療の現状】
救急搬送後応急処置が行われ容体が一旦安定した患者様や、大きな手術を受けた後の患者様など重症患者の予後を管理する集中治療室は、全国で約1,100(※1)あります。1,100室の内、約300室には5人から10人の集中治療専門医が在籍していると言われていますが、残りの800室には専門医が在籍していません。その理由の一つが、日本に約30万人いる医師の中で、集中治療専門医は0.5%、約1,500人(※2)と数が少ないことが挙げられます。
(※1総務省統計局 2014年 医療施設(静態・動態)調査より ※2 2016年4月 日本集中医療学会発表)
【遠隔集中治療の重要性】
重症患者管理は集中治療専門医の関与が大きいほど診療成績が良いと報告されていますが、日本では専門医の絶対的・相対的不足から、集中治療専門医が全く勤務していない施設も多数存在します。そのため専門医ではない医師が集中治療の診療に関わらざるを得ない状況となっています。そうした現場を医師として立ち会ってきたT-ICU代表中西は、集中治療専門医がチームとなり、遠隔から24時間体制で生体情報(心電図、X線、採血データ等)を監視し、早期に的確な治療方針を提案することにより、重症患者を急変させることなく、予後の改善をサポートすることが出来るのではないかと考えました。そこで、2016年に遠隔集中治療を主な事業とするT-ICUを立ち上げました。
今後、遠隔集中治療が発展・普及すれば、医療の地域格差は緩和され、より多くの重症患者様を救うことに繋がるのではと期待しています。
【株式会社T-ICU】
所在地 : 兵庫県芦屋市南宮町1-13-1003
設立 : 2016年10月
代表取締役社長: 中西 智之(医師 1976年4月10日生)
事業内容 : 集中治療支援・医療情報提供サービス・医療コンサルティング等
URL : http://www.t-icu.co.jp/
代表について: 2001年 京都府立医科大学 医学部 卒業
2001年 京都府立医科大学 外科 研修医
2003年 熊本赤十字病院 心臓血管外科
2007年 横浜市立大学 麻酔科学教室 入局
2009年 武蔵野赤十字病院 救急救命センター
2013年 守口生野記念病院 救急科 部長
2016年 株式会社T-ICU設立
日本集中治療医学会専門医・日本救急医学会専門医
日本麻酔科学会専門医 等
【Beyond Next Ventures株式会社】
所在地 : 東京都中央区日本橋本町1-4-3 日本橋ムロホンビル1
設立 : 2014年8月
代表取締役社長: 伊藤 毅
URL : http://beyondnextventures.com
代表について : 日本最大のベンチャーキャピタルである株式会社ジャフコにおいて
産学連携投資グループリーダーを務め、CYBERDYNE株式会社、
Spiber株式会社など数々の有力なテクノロジーベンチャーにリード
投資を行い、社外取締役として支援するなど、大学発・技術系
ベンチャーのインキュベーション投資に関して、豊富な経験と優れた
運用実績を有しています。
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