グローバルなレースリーグ、SailGPが誕生~ロンドンで華やかなローンチイベントが行われる~
• SailGP、ファン中心のグランプリレースサーキットでヨットレースに革命を起こす
• 2019年2月のシドニー大会を皮切りに、6つナショナルチームで構成された国際的なリーグが世界5か所の会場を回る
• 各チームは時速100キロの壁を超えるべく最先端の技術が搭載された同型のF50カタマラン(双胴艇)を使用
• シーズンの締め括りは、トップ2チームによる賞金100万ドルのマッチレース一発勝負
• 2019年2月のシドニー大会を皮切りに、6つナショナルチームで構成された国際的なリーグが世界5か所の会場を回る
• 各チームは時速100キロの壁を超えるべく最先端の技術が搭載された同型のF50カタマラン(双胴艇)を使用
• シーズンの締め括りは、トップ2チームによる賞金100万ドルのマッチレース一発勝負
2018年10月3日ロンドン発 ― SailGPは本日、ヨットレースに革命を起こす、新たなグローバルレースリーグを発表しました。世界最速かつ最新技術を搭載したウィングセール付きの同型F50カタマラン(双胴艇)を使用した6つのナショナルチームが計5大会のグランプリシリーズで競います。ラリー・エリソン(Larry Ellison)およびサー・ラッセル・クーツ(Sir Russell Coutts)により、世界トップレベルのクルーがチャンピオンシップトロフィーと100万ドルの賞金を懸けて、最初のシーズンはシドニー、サンフランシスコ、ニューヨーク、カウズ(イギリス)そしてマルセイユを舞台に激しいハイスピードヨットレースをファンの前で繰り広げます。
2019年2月にキックオフするSailGPの最初のシーズンは、オーストラリア、中国、フランス、イギリス、日本、アメリカを代表する6つのチームが出場します。5名ずつで構成される各クルーは、同型の水中翼を搭載した50フィート(約15.2メートル)のカタマランを使用。新たなボートクラスとなるF50は、昨年開催の第35回アメリカズカップで使用され、卓越していると称賛されたAC50を再設計し、最先端の技術を搭載したものです。ニュージーランドのコア・ビルダーズ・コンポジット(Core Builders Composites) に所属する技術者やエンジニアによる12ヵ月の開発期間を経て、F50は50ノット(時速100キロ近く相当)の壁を打ち破ることが期待されています。
SailGP創業者のエリソン氏は「SailGPはセーリングの革命です。統一デザインのヨットと同様に桁外れな技術が加わることで、各ナショナルチーム間で繰り広げられる熱い大接戦が見られるでしょう。さらに、現代的で一貫したレース形式を通じて、SailGPは国を代表してレースに参加したい才能ある選手たちに新たな機会を提供するといえます。」と述べています。
SailGP CEOのクーツ氏は「SailGPはハイレベルでプロフェッショナルなレースに必要な要素をエキサイティングな形で全て取り入れながら、国対抗の競技にある面白さも加えています。新たな技術、ボート設計、ビジネスパートナーシップ、世界的な観客のエンゲージメントにおいて先駆者となることを目指しています。しかし全てのクルーが同じカタマランを使用することで、このレースはテクノロジーを競うのではなく、最先端のカタマランを扱う最も優秀なセーリング・チームを決める究極のテストであるといえるでしょう。」と説明しています。
国際セーリング連盟(World Sailing)承認のSailGPでは、各グランプリ大会において2日間で全6チームによる5つのフリートレースが行われ、最後にトップの2チームが競うマッチレースで優勝チームが決定します。SailGPの2月に行われるシドニー大会(2月15-16日)を皮切りに、5月にサンフランシスコ(5月4-5日)、6月にニューヨーク(6月21-22日)、8月にカウズ(8月10-11日)、そして9月にマルセイユのファイナルグランプリ(9月20-22日)が開催予定です。マルセイユでは、最終日の3日目にシーズン中のトップ2チームがマッチレースで競い、勝者には100万ドルの優勝賞金が授与されます。
国際セーリング連盟CEOのアンディ・ハント氏(Andy Hunt)は「新しい形のエキサイティングでファンに親しみやすいエリートレースリーグを実現でき、SailGPと関われたことを誇りに思います。SailGPは、非常に前向きなリーダーシップチームがリードしてきた意欲的なプロジェクトです。セーリングに革新を与え進化させるSailGPの心意気に期待しています。また、このパートナーシップを通じて、何百万人もの新たなファンをセーリングという競技に夢中にさせることを目指します。」と述べています。
SailGPは競技セーリングの商業的発展に重要な役割を果たしたエリソン氏とクーツ氏により設立されました。世界最新のカタマランを用いて、各ナショナルチームが継続的に競い合うというこの新たなプロセーリングリーグは、次世代のファンを魅了し未来のセーラーに道筋を与える革新的なリーグです。また、SailGPは商業ベースのスポーツ競技となり、最終的にはフランチャイズモデルを目指します。
世界最大級のスポーツイベントを協賛し伝説的なトロフィーを数々手掛けてきた老舗ブランドのルイヴィトン(Louis Vuitton)や業界トップのエンタプライズクラウド・コンピューティングのグローバルプロバイダーであるオラクル(Oracle)、そしてプレミアムな四輪駆動自動車の世界トップメーカーであるランドローバー(Land Rover)が設立パートナーに名を連ねます。なお、詳細情報やスポンサーについては後日発表予定です。
世界的な視聴率とファン層の拡大を主な目標として掲げ、SailGPの放送計画は中継放送を中心にハイライト番組や最新技術を盛り込んだアプリやサービスを含みます。プロダクション・パートナーとしてウィスパー・フィルムズ(Whisper Films)が特許取得済みの躍動感溢れるメディアテクノロジーを活用しながらパーソナリティ主導の番組制作を指揮し、タリスマン・スポーツ・アンド・メディア(Talisman Sports and Media)が世界各地における放送権を取り扱います。
また、SailGP イギリスチームがロンドンの発表イベントにおいて地元ファンに紹介されました。2016年のリオオリンピックにおいて舵を取った世界チャンピオンのディラン・フレッチャー選手(Dylan Fletcher)を始め、オリンピック銅メダリストのクリス・ドレーパー(Chris Draper)がチームCEOおよびウィング・トリマー、オリンピック銀メダリストのスチュワート・ビッセル(Stuart Bithell)がフライト・コントローラー、そしてオリンピック金メダリストのマット・ゴトレル(Matt Gotrel)およびエクストリーム・セーリング・シリーズ優勝者のリチャード・メイソン(Richard Mason)がグラインダーとして参戦します。
イギリスチームの操舵手ディラン・フレッチャーは「SailGPのコンセプトを聞いて興奮を抑えられませんでした。このリーグはトップチームと競い、世界最速のカタマランを使用しながらあらゆる側面において自分たちの限界にチャレンジする機会を与えてくれます。我々のスポーツ競技の限界の壁を越えるチャンスであることから、私の競技人生の中でとても誇らしい瞬間に立ち会えたといえます。ラリーとラッセルが作り上げてくれたこのリーグは他にないものであり、世界中の観客を魅了すると確信しています。」と述べています。
なお、記念イベントはロンドンのタワーブリッジで実施されました。ITVのベン・シェパード(Ben Shephard)が司会を務め、エリソン氏、クーツ氏、ハント氏およびSailGP イギリスチームメンバーによるスピーチの後、世界各地の観客にSailGPがもたらすものを、テムズ川のサウスバンクにビジュアル・ディスプレイで映し出しました。
インタビューや記念イベントの様子を撮影した動画はこちらからダウンロードいただけます。
https://www.webcargo.net/d/14645277/1qxp5zsNLZ/
SailGPについて
SailGPは、ヨットレースに革命を起こすリーグです。2018年に設立されロンドンおよびサンフランシスコに本拠地を置くSailGPは、大胆で最先端の技術とともに感動を呼ぶスポーツ精神を特徴とした毎年開催のグローバルなスポーツリーグです。ファン中心のレースは世界各地の象徴的な港を舞台にし、優勝者が賞金100万ドル全てを持ち帰るマッチレースをクライマックスに迎えます。時速100キロに迫る驚愕のスピードで繰り広げられる激しいレースを想定し、最先端技術が搭載された同型のF50カタマランを用いてオーストラリア、中国、フランス、イギリス、日本、アメリカのチームが競い合います。詳しくはSailGP.com をご覧ください。
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