資金調達のお知らせ:三菱UFJキャピタル並びにアクシル・キャピタルを引受先とした第三者割当増資を実施しました
ユナイテッド・イミュニティ株式会社(三重県津市 代表取締役社長 原田 直純)はこの度、三菱UFJライフサイエンス2号投資事業有限責任組合(東京都中央区 無限責任組合員 三菱UFJキャピタル株式会社 代表取締役社長 半田 宗樹)並びにアクシル・キャピタル・パートナーズ有限責任事業組合(東京都中央区 代表組合員 フレデリック シェーン)を割当先とする第三者割当増資を実施いたしました。
ユナイテッド・イミュニティ株式会社は、「複合がん免疫療法で難治性がんの克服に挑む」をミッションとし、新しいタイプの難治性がん「Cold tumor(コールド・テューモア)」に対する複合がん免疫療法の実用化を目指しています。
2018年のノーベル賞受賞に象徴されるように、がんを免疫の力で治す免疫療法が、がん治療の柱の一つになりつつあります。免疫チェックポイント阻害薬はその代表格ですが、しかし、この新薬にも反応しない新しいタイプの難治性がんが、様々ながん種で見つかっています。この難治性がんは「Cold tumor」と呼ばれ、免疫的に活性が低い(「免疫的に冷たい」)タイプのがんです。Cold tumorは世界的な課題となっており、当社ではその克服に向けて、独自のT細胞活性化技術「T-ignite」を基盤とする新しい免疫療法の基礎研究と臨床試験を世界に先駆けて進めています。今回の資金調達により、当社の研究開発事業をさらに加速・拡大して参ります。
● 新しいタイプの難治性がん「Cold tumor」について
がんは、がん組織の内部が免疫的に活性化していてT細胞を豊富に含む「Hot tumorタイプ」と、がん組織内部が免疫的に不活性でT細胞不在の「Cold tumorタイプ」の2種類に大別できることが、世界中の最近の研究で明らかになりました。Cold tumorタイプのがんは、最新がん治療薬の免疫チェックポイント阻害薬にも強い抵抗性を示します。ヒトの多くのがんがCold tumorタイプであるとも言われ、Cold tumorタイプのがんにも有効な新しいがん治療法の登場が待ち望まれています。
● Cold tumorを克服するナノテクノロジー応用免疫療法「T-ignite」について
T-igniteは、国立大学法人三重大学のペプチド抗原最適化技術と、国立大学法人京都大学のマクロファージ選細胞択的ナノゲル型デリバリーシステムを組み合わせて開発された、医工連携研究から生まれた独自のナノテクノロジー応用免疫活性化技術です。T-igniteは、投与方法によって「Cold tumorをHot tumorに変換する働き」または「生体内で抗がんT細胞を強化する働き」を発揮します。当社は、これらの効果を持つT-ignite技術をCold tumorタイプのがんに有効な複合がん免疫療法の中核として活用します。現在、T-igniteと遺伝子改変T細胞療法の複合がん免疫療法の難治性軟部肉腫を対象とする第1/2相医師主導治験が進行中です。
● ユナイテッド・イミュニティ株式会社 会社概要
社名: ユナイテッド・イミュニティ株式会社
住所:〒514-0003 三重県津市栗真町屋町1577 三重大学キャンパスインキュベータ220号
設立:2017年11月
事業内容:がん免疫療法を中心とする医薬品の研究・開発・製造・販売
ウェブサイト:https://unitedimmunity.co.jp
● 本件に関するお問合せ先
ユナイテッド・イミュニティ株式会社(担当 原田)
〒514-0003 三重県津市栗真町屋町1577 三重大学キャンパスインキュベータ220号
Tel/Fax: 059-231-5484
E-mail: naozumi.harada@unitedimmunity.co.jp
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