IBMとTata Communications、ヘデラ運営審議会に参加
審議会参加を通して一流企業がヘデラ・ハッシュグラフの成長を牽引
エンタープライズ分野での利用を想定した分散型台帳のヘデラ・ハッシュグラフは本日、IBMとTata Communicationsがヘデラ運営審議会メンバーになったと発表しました。ヘデラ・ハッシュグラフは分散型アプリケーションを作るための公開分散型台帳プラットフォーム(Public Ledger)です。開発者はセキュア、公平で超高速な分散型アプリケーションをヘデラ・ハッシュグラフ上で作ることが出来ます。
IBMとTata Communications、ヘデラ運営審議会に参加
~審議会参加を通して一流企業がヘデラ・ハッシュグラフの成長を牽引~
ダラス州テキサス – 2019年8月12日 – エンタープライズ分野での利用を想定した分散型台帳のヘデラ・ハッシュグラフは本日、IBMとTata Communicationsがヘデラ運営審議会メンバーになったと発表しました。ヘデラ・ハッシュグラフは分散型アプリケーションを作るための公開分散型台帳プラットフォーム(Public Ledger)です。開発者はセキュア、公平で超高速な分散型アプリケーションをヘデラ・ハッシュグラフ上で作ることが出来ます。
また、ヘデラ・ハッシュグラフは「ヘデラ運営審議会」というガバナンス組織によって運営されています。このヘデラ運営審議会は業界と地域を横断した世界トップレベルの企業39社を含み、次世代の分散型台帳プラットフォームに非中央集権的な責任のあるガバナンスを提供できるように形成されています。
【ヘデラ・ハッシュグラフCEO、マンス・ハーモン氏のコメント】
『ヘデラ運営審議会にIBMとTata Communicationsが加わったことでヘデラ・ハッシュグラフのガバナンスはより非中央集権化します。また、この参加はハッシュグラフ・コンセンサス・アルゴリズムに対する強い信頼の現れでもあります。私たちのガバナンスモデルは権力が集中しないように設計されていますし、台帳に安定性とスケーラビリティーを提供しています。これにより開発者は安心してアプリケーションを作ることができます。』
全ての運営審議会メンバーはヘデラ・ハッシュグラフソフトウェアの更新や運営政策をつくる上で等しい投票権を持っています。ヘデラのガバナンスモデルは台帳フォークの阻止、ソフトウェアの品質保証、そしてソースコードの公開をすることでユーザーを守っていきます。運営審議会メンバーは連続2期6年までと定められています。
両社が運営審議会に加わったことで審議会の多様性はさらに拡充され、電気通信、ハイテク、金融サービス、法律、小売り業界において世界で最も権威のある企業が参加をしていることになります。
運営審議会メンバーからのコメント
【IBMブロックチェーン技術のヴァイスプレジデント、ジェリー・クオモ氏のコメント】
『ヘデラ運営審議会に参加をし、公開台帳(Public Ledger)と業界固有ネットワークの関係性を模索できることを楽しみにしています。Hyperledger(ハイパーレジャー)はエンタープライズがブロックチェーン台帳の構築、管理、そして展開をする枠組みとして事実上の業界標準になっています。ヘデラ・ハッシュグラフはHyperledger Fabricを活用した展開を興味深い形で強化、簡素化できると信じています。これにより企業がグループやネットワークを構築し、広げることが容易になります。』
【Tata Communicationsコーポレートベンチャーとイノベーションのグローバルヘッド、アンクル・ジンダル氏のコメント】
『分散型台帳、AI、IoT等のイノベーションは企業や人々の交流を変えることができる。このような先進的技術を応用すれば顧客の運用効率やデジタルトランスフォーメーションを可能にすることができると思う。ヘデラ・ハッシュグラフ運営審議会に参加をしている他のメンバー企業と共に分散型台帳の可能性を広くデジタルエコノミーに提供することを楽しみにしている。』
【ヘデラ・ハッシュグラフCEO、マンス・ハーモン氏のコメント】
『分散型台帳はデジタル経済の信頼と繁栄に必要不可欠だと思っています。ヘデラ運営審議会が提供する非中央集権的なガバナンスは公平で安定性のあるプラットフォームの運営を可能にします。そしてハッシュグラフ・コンセンサス・アルゴリズムは企業が求めるセキュリティーとパフォーマンスを提供します。運営審議会メンバーには世界中のあらゆる業種の企業が参加していますが、全社が“より良いデジタルな未来”という共通したビジョンを持っています。IBMとTata Communicationsを審議会へ心から歓迎します。』
詳しくはヘデラ・ハッシュグラフホワイトペーパーをご覧ください。 https://hedera.com/whitepaper.
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専門用語について
分散型台帳とは英語でDistributed Ledger Technology (DLT)の日本語訳。
データ記録を中央で管理するのではなく分散して管理する台帳のこと。一般的には中央サーバーでデータを管理しますが、分散型台帳はデータを分散して複数のサーバーで同じ記録を保持することで改ざんやハッキングにの耐性を付与する。
中央集権(Centralized)とは権力が中央に集まっていることを意味し、特定の管理者が全体を支配することのできる環境のこと。
非中央集権(Decentralized)とは権力が分散していて、集合知や多数決などで意思決定される環境のこと。
コンセンサス・アルゴリズムとは中央集権的な管理者が存在しないネットワークにおいても合意形成を可能にするコンピュータープログラムです。不正をはたらく意図を持つ参加者がいたとしても複数のコンピューターが同じ情報を矛盾なく保持することができます。ビットコインやイーサリウムが活用するPOW(プルーフ・オブ・ワーク)やPOS(プルーフ・オブ・ステーク)といった種類があります。
ハッシュグラフ・コンセンサス・アルゴリズムとはブロックチェーンが応用するPOWとは違う種類のコンセンサス・アルゴリズムです。ブロックチェーンではなく、DAGと呼ばれるデータ構造で非同期ビザンチンフォルトトラレント(aBFT)という業界最高レベルのセキュリティを保ちつつ超高速に同意形成を得ることのできるコンセンサス・アルゴリズムです。2015年にリーモン・ベアド博士が発明をした技術です。
フォークとは分岐という意味で、一つのプラットフォームが二つに分裂すること。プラットフォームの仕様変更(ソフトウェア更新)をするときにネットワークを形成するコンピューターの中でソフトウェアの更新を行わないコンピューターが存在すると異なった互換性のない仕様のプラットフォームが共存していることになり、事実上フォーク(分裂)したことになります。フォークをするとプラットフォーム上で作られたアプリケーションが安定をしない恐れがでてきます。
Hyperledger Fabricとは Linux Foundation が管理するオープンソースのブロックチェーン基盤です。 Hyperledger Fabric はモジュラー型のアーキテクチャによって高い機密性、スケーラビリティを提供するビジネス向けの「許可制」(許可されたメンバーのみ参加可能) ブロックチェーンです。
詳しくは、
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ヘデラ・ハッシュグラフホワイトペーパーはこちらから→https://www.hedera.com/whitepaper
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