「第26回コカ・コーラ環境教育賞」8月の最終選考会に参加する15団体が決定
~コカ・コーラ環境ハウスで行われる最終選考会で最優秀賞を目指す~
公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団(所在地:東京都港区、理事長:佐々木康行)は、環境教育に関する顕著な活動への顕彰および環境保全・環境啓発・環境美化に寄与する新しい企画への支援を 行う「第26回コカ・コーラ環境教育賞」において、全国応募総数68団体の中から、15団体を選出いたしました。
1994年の創設から26回目を迎えるコカ・コーラ環境教育賞は、環境ボランティア活動の助成・支援を通じた環境教育・環境保全活動の促進を目的とし実施されてきました。同賞は国内の環境教育分野のさらなる推進に寄与するため、2009年度より「活動表彰部門」、「次世代支援部門」の2部門にて全国公募を実施しております。
今年度の応募総数68団体(活動表彰部門:41団体、次世代支援部門:27団体)から選出された15団体は、8月23日(金)~25日(日)に「雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス」 (北海道夕張郡栗山町)にて開催される「コカ・コーラ環境フォーラム」に参加し、各部門の最優秀賞を目指して、フォーラム内で実施する最終選考会にてプレゼンテーションを行います。
■第26回コカ・コーラ環境教育賞 「活動表彰部門」選出10団体
① 札幌市立屯田北中学校科学部 (北海道札幌市)
② 沖舘子供会 (青森県平川市)
③ 滑川市立東加積小学校 (富山県滑川市)
④ 愛知県岡崎市立東海中学校自然科学部 (愛知県岡崎市)
⑤ 大阪市立新北島中学校科学技術部 (大阪府大阪市)
⑥ 太子町立中学校 (大阪府南河内郡)
⑦ 一般社団法人やかげ小中高こども連合 (岡山県小田郡)
⑧ 徳島県上板町立高志小学校 (徳島県板野郡)
⑨ econnect project北九州市立霧丘中学校特別支援学級 (福岡県北九州市)
⑩ 西表ヤマネコクラブ (沖縄県八重山郡)
■ 第26回コカ・コーラ環境教育賞 「次世代支援部門」選出5団体
① 市立札幌旭丘高等学校生物部 (北海道札幌市)
② 青森県立名久井農業高等学校環境研究班 (青森県三戸郡)
③ 埼玉県立久喜工業高等学校 (埼玉県久喜市)
④ 大阪府立堺工科高等学校定時制の課程 (大阪府堺市)
⑤ 熊本県立岱志高等学校理科部 (熊本県荒尾市)
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■「第26回コカ・コーラ環境教育賞」 概要
名称 第26回コカ・コーラ環境教育賞
主催 公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団
協力 読売新聞社
後援 文部科学省、環境省
部門 <活動表彰部門>
小中学生とその指導者を対象に環境教育・環境保全・環境美化活動の実績を表彰
<次世代支援部門>
高校生、高専生、大学生、大学院生およびそれら学生を活動主体とする非営利団体による環境保全・ 環境
啓発・環境美化に寄与する新しい企画を支援
支援内容 <活動表彰部門>
最優秀賞(1組) 活動助成金30万円 優秀賞(9組) 10万円
<次世代支援部門>
最優秀賞(1組) 企画支援金50万円 優秀賞(4組) 30万円
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■「第26回コカ・コーラ環境教育賞」最終選考選出団体 活動要旨
「活動表彰部門」10団体
① 札幌市立屯田北中学校科学部 (北海道札幌市)
絶滅危惧種であるエゾホトケドジョウを保護し、生態を知ることでエゾホトケドジョウを守る活動を継続している。また学校近隣の調査や河川の水質調査、生物調査、屯田防風林のゴミ拾い活動による希少魚種の保護活動もおこなっている。
② 沖舘子供会 (青森県平川市)
水環境の保護や環境美化はもとより、自然復元活動へ取り組み、地域全体の環境保全意識の高揚を図っている。環境保護を啓発するための看板設置(7年間)、町内のゴミ拾いと小学校が行う資源回収への協力(11年間)等、自然を直接体験することで子どもたちは自然本来の美しさや価値を再発見することができた。
③ 滑川市立東加積小学校 (富山県滑川市)
小学校周辺の緑豊かな自然環境を生かし、守る活動を36年間にわたって取り組んでいる。ホタルの人工飼育と幼虫の放流、淡水魚の飼育・研究の取り組みなどを通して、子どもたちの中に自然を大切にする態度・心情が育まれ、また地域と深く関わりながら活動をすることで地元を愛する心が育っている。
④ 愛知県岡崎市立東海中学校自然科学部 (愛知県岡崎市)
学区内に生息する絶滅危惧ⅡB種「カワバタモロコ」の保護繁殖活動は28年目を迎える。自分たちの住む地域を知ってもらうために水生生物を採取してカワバタモロコと一緒に展示したり、校内広報誌、各発表会を通じ校内外に発表したりすることで次世代へつながるよう活動を続けている。
⑤ 大阪市立新北島中学校科学技術部 (大阪府大阪市)
中学校の近くにある大和川を中学生が定期的に水質調査とゴミ調査を行っている。先輩が後輩に測定方法を教えることにより、環境について調査する技術を高め8年間継続的に観測を実施している。
⑥ 太子町立中学校 (大阪府南河内郡)
聖徳太子の御廟などの歴史的遺産と豊かな自然に恵まれている太子町の環境保全、地域発展に中学生を中心として活動している。地域の魅力を伝える場を設けるために自然観察会や水族館づくりも開催している。
⑦ 一般社団法人やかげ小中高こども連合 (岡山県小田郡)
こどもたちが主体的に活動し、地域を発展・充実・復興することを目的とする。地域の小中高学と協働で「ゴミ視察ツアー」や「自然遊びDAY」を開催している。また、2018年西日本豪雨での自らの災害体験を語り部として伝える活動、各地の被災地の交流を始め、新しい価値の創造にむかおうとしている。
⑧ 徳島県上板町立高志小学校 (徳島県板野郡)
2015年から、上板町の自然環境のよさと伝統産業の結び付きについて学年ごとにテーマを定めて学習を行っており、今後は上板町の伝統産業である藍染めを六次産業グループと連携し、ICTの活用で全国に発信していく。
⑨ econnect project北九州市立霧丘中学校特別支援学級 (福岡県北九州市)本校特別支援学級では、ecoをテーマに様々な人と繋がるプロジェクトを行っている。「国際交流」「地域社会」「教育」「NPO・NGO」「行政」「企業」の6つの関係機関と連携をとり、協働して課題に取り組んでいる。
⑩ 西表ヤマネコクラブ (沖縄県八重山郡)
西表島をもっと知りたい、調べたい、きれいにしたいというテーマのもと、毎年メンバーの行いたい活動を実施。ホタルの観察や水質調査、サバイバルキャンプを経て毎年の振り返りを壁新聞にし、発表している。
「次世代支援部門」5団体
① 市立札幌旭丘高等学校生物部 (北海道札幌市)
プロジェクト名:地球温暖化をトンボで見える化する ―地球温暖化の恐ろしさを伝えるために―
地球温暖化の影響が顕著な現代において、その状態を知るべく、種によって生息環境が異なるトンボ相の種類構成と経年変化を調査している。調査地点であるトンネウス沼では、地元の自然保護団体により植生の開削作業が行われているが、効果が不明だったこともあり、2012年から2018年までの7年間調査を行い、6科28種11,333個体を採取した。調査結果から開削作業の効果は明らかに生物多様性に有効であった。しかし、個体数においては調査開始時では北方系種と南方系種に差が見られなかったが、平均気温の上昇に伴い南方系種の個体数が増加し、平均気温が低いと北方系種のトンボが活発に活動し個体数が増加することが分かった。さらに、地球温暖化の影響に伴い
、トンボ相の多様度指数が北方系種よりも南方系種の方が高くなっていることが分かった。研究成果は地元の自然保護団体を経由して、住民や河川行政に携わる団体に報告し、河川環境の改善などに活用していただいている。
② 青森県立名久井農業高等学校環境研究班 (青森県三戸郡)
プロジェクト名:視点は世界 ~開発途上国の環境汚染に立ち向かへ~
近隣の市町村役場や地域住民から圃場提供などの支援を受けつつ、開発途上国の環境問解決に貢献できる技術開発に取り組んでいる。昨年度の活動では、肥料が湖沼に流入することで発生する水質汚染を植物で浄化する技術を開発し、スウェーデンで開催された水の国際大会や日本で開催された世界湖沼会議で発表するなど積極的に世界に発信している。今年度の活動としては、農薬の飛散抑制技術の開発を行っており、液剤を泡状にすることを目的として予備実験を行った結果、界面活性剤を用いることで、泡状にでき、農薬の使用量を半減させられることが分かっている。今後の方針としては、途上国でも手に入る界面活性剤を使用し実証実験する予定であり、開発した技術
を文化祭や地域のイベントで紹介し、地域の人々の意識向上を図る取り組みを行いたいと考えている。またプロジェクトとの継続のために、新入生に向けて研究指導を行い、ノウハウや研究の醍醐味を知ってもらい、今後の後継者となる人材の育成についても行っていきたいと考えている。
③ 埼玉県立久喜工業高等学校 (埼玉県久喜市)
プロジェクト名:液体燃料電池の研究
植物由来のバイオエタノールを使った燃料電池の作成を行う。またその原料である糖蜜からでも発電することが確認されている為、各種糖類水溶液の他、ジュースや炭酸飲料(コカ・コーラ、ジョージア、ファンタ、Qoo他)のコカ・コーラ社製品での電気の取り出しを行う。燃料電池を作成し、物性試験(電圧・電流など測定し、起電力などデータ収集)を行い、発電した電気によりモーターを動かし、運動エネルギーを得られるか検証を行う。また同時に光エネルギー(発光、フォトダイオード)の検証も行う。最終的には模型の車、または電車を動かすことを目標としている。循環型社会に対応する次世代エネルギーとして様々なものが存在しているが、地球にやさしいエ
ネルギーの一つと考えられる。大気中の二酸化炭素濃度を増加させないカーボンニュートラルの観点から行くと環境保全につながると考えられる。
④ 大阪府立堺工科高等学校定時制の課程 (大阪府堺市)
プロジェクト名:「美しい地球を次世代に」 ~エコキャンドル・ナイトで環境啓発~
本プロジェクトは、高校生と地域商店街が中心となり、小・中学生を招待して地域一帯の電気を消した中でエコキャンドルを使用した”エコキャンドル・ナイト”のイベントを実施している。このイベントにより、”電気の大切さ”などの防災意識を高めることに加えて、イベントの中でペットボトルを再利用したキャンドルホルダーを参加者に作成してもらう体験を通じて環境意識を高めることを狙いとしている。さらにこれに加えて電気に関する環境教育として、学校の食堂や地域住民型使用済みの油を回収し、バイオディーゼル発電機を用いて電気を作成し、自作した電気自動車を走行させる子供向けのイベントを行う予定である。
⑤ 熊本県立岱志高等学校理科部 (熊本県荒尾市)
プロジェクト名:カニの胃袋から、海洋プラスチックゴミの問題を考える
理科部では、2010年から漂着物調査や海岸清掃を行ってきたが、干潟保全・賢明利活用を念頭に置いた啓発活動および干潟のベントス研究を通して生物多様性を考える活動は荒尾干潟がラムサール条約登録湿地となった2012年から行っている。荒尾干潟にはラムサール条約に登録された区域に隣接する塩性湿地がある。その湿地にはアリアケガニ(絶滅危惧IB類)やアリアケモドキ(絶滅危惧通II類)などが生息しており、この2種と雑食性のアシハラガ二、ハマガニオサガニの胃袋から海洋ゴミであるマイクロプラスチックを調べていく。この調査では海洋プラスチックゴミを拾い集め、大、小(マイクロプラスチック)含め調査を行うので環境保全とその啓発に繋がる。
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公益財団法人 コカ・コーラ教育・環境財団 概要
名 称 : 公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団
英字名称: The Coca-Cola Educational & Environmental Foundation
許可日 : 2007年6月25日(※2011年9月27日 公益財団法人へ移行)
理事長 : 佐々木康行
所在地 : 東京都港区六本木6-2-31
ホームページ: http://www.cocacola-zaidan.jp/index.html
概要 : 2007年6月に37年継続していた日本コカ・コーラボトラーズ育英会と14年継続していたコカ・コーラ環
境教育財団の事業を継承し、一元的に運営、推進できる母体として設立、2011年9月より公益財団法人
に移行しました。心豊かでたくましい人づくり(Healthy Active Life)を理念とし、国際社会が求め
る青少年の育成と、彼らを取り巻く地域社会を支える人材の育成を通じ、豊かな国際社会の形成及び
国際親善に寄与することを目的とし、内閣府に公益認定を受け、事業を展開しています。
主な事業内容: 環境教育、奨学支援、復興支援を柱とした各種貢献事業の実施
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雨煙別(うえんべつ)小学校 コカ・コーラ環境ハウス
当財団は、北海道夕張郡栗山町とともに、同町の廃校を、自然・環境 教育を中心に文化・スポーツの体験学習を行うことができる宿泊施設 「雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス」として再生するプロジェクトを推進してまいりました。2010年4月にグランドオープンを迎えた同施設を拠点に、栗山町の豊かな自然環境の中で積極的な環境教育プログラムを展開し、次世代を担う青少年の育成をおこなっております。
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1994年の創設から26回目を迎えるコカ・コーラ環境教育賞は、環境ボランティア活動の助成・支援を通じた環境教育・環境保全活動の促進を目的とし実施されてきました。同賞は国内の環境教育分野のさらなる推進に寄与するため、2009年度より「活動表彰部門」、「次世代支援部門」の2部門にて全国公募を実施しております。
今年度の応募総数68団体(活動表彰部門:41団体、次世代支援部門:27団体)から選出された15団体は、8月23日(金)~25日(日)に「雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス」 (北海道夕張郡栗山町)にて開催される「コカ・コーラ環境フォーラム」に参加し、各部門の最優秀賞を目指して、フォーラム内で実施する最終選考会にてプレゼンテーションを行います。
■第26回コカ・コーラ環境教育賞 「活動表彰部門」選出10団体
① 札幌市立屯田北中学校科学部 (北海道札幌市)
② 沖舘子供会 (青森県平川市)
③ 滑川市立東加積小学校 (富山県滑川市)
④ 愛知県岡崎市立東海中学校自然科学部 (愛知県岡崎市)
⑤ 大阪市立新北島中学校科学技術部 (大阪府大阪市)
⑥ 太子町立中学校 (大阪府南河内郡)
⑦ 一般社団法人やかげ小中高こども連合 (岡山県小田郡)
⑧ 徳島県上板町立高志小学校 (徳島県板野郡)
⑨ econnect project北九州市立霧丘中学校特別支援学級 (福岡県北九州市)
⑩ 西表ヤマネコクラブ (沖縄県八重山郡)
■ 第26回コカ・コーラ環境教育賞 「次世代支援部門」選出5団体
① 市立札幌旭丘高等学校生物部 (北海道札幌市)
② 青森県立名久井農業高等学校環境研究班 (青森県三戸郡)
③ 埼玉県立久喜工業高等学校 (埼玉県久喜市)
④ 大阪府立堺工科高等学校定時制の課程 (大阪府堺市)
⑤ 熊本県立岱志高等学校理科部 (熊本県荒尾市)
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■「第26回コカ・コーラ環境教育賞」 概要
名称 第26回コカ・コーラ環境教育賞
主催 公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団
協力 読売新聞社
後援 文部科学省、環境省
部門 <活動表彰部門>
小中学生とその指導者を対象に環境教育・環境保全・環境美化活動の実績を表彰
<次世代支援部門>
高校生、高専生、大学生、大学院生およびそれら学生を活動主体とする非営利団体による環境保全・ 環境
啓発・環境美化に寄与する新しい企画を支援
支援内容 <活動表彰部門>
最優秀賞(1組) 活動助成金30万円 優秀賞(9組) 10万円
<次世代支援部門>
最優秀賞(1組) 企画支援金50万円 優秀賞(4組) 30万円
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■「第26回コカ・コーラ環境教育賞」最終選考選出団体 活動要旨
「活動表彰部門」10団体
① 札幌市立屯田北中学校科学部 (北海道札幌市)
絶滅危惧種であるエゾホトケドジョウを保護し、生態を知ることでエゾホトケドジョウを守る活動を継続している。また学校近隣の調査や河川の水質調査、生物調査、屯田防風林のゴミ拾い活動による希少魚種の保護活動もおこなっている。
② 沖舘子供会 (青森県平川市)
水環境の保護や環境美化はもとより、自然復元活動へ取り組み、地域全体の環境保全意識の高揚を図っている。環境保護を啓発するための看板設置(7年間)、町内のゴミ拾いと小学校が行う資源回収への協力(11年間)等、自然を直接体験することで子どもたちは自然本来の美しさや価値を再発見することができた。
③ 滑川市立東加積小学校 (富山県滑川市)
小学校周辺の緑豊かな自然環境を生かし、守る活動を36年間にわたって取り組んでいる。ホタルの人工飼育と幼虫の放流、淡水魚の飼育・研究の取り組みなどを通して、子どもたちの中に自然を大切にする態度・心情が育まれ、また地域と深く関わりながら活動をすることで地元を愛する心が育っている。
④ 愛知県岡崎市立東海中学校自然科学部 (愛知県岡崎市)
学区内に生息する絶滅危惧ⅡB種「カワバタモロコ」の保護繁殖活動は28年目を迎える。自分たちの住む地域を知ってもらうために水生生物を採取してカワバタモロコと一緒に展示したり、校内広報誌、各発表会を通じ校内外に発表したりすることで次世代へつながるよう活動を続けている。
⑤ 大阪市立新北島中学校科学技術部 (大阪府大阪市)
中学校の近くにある大和川を中学生が定期的に水質調査とゴミ調査を行っている。先輩が後輩に測定方法を教えることにより、環境について調査する技術を高め8年間継続的に観測を実施している。
⑥ 太子町立中学校 (大阪府南河内郡)
聖徳太子の御廟などの歴史的遺産と豊かな自然に恵まれている太子町の環境保全、地域発展に中学生を中心として活動している。地域の魅力を伝える場を設けるために自然観察会や水族館づくりも開催している。
⑦ 一般社団法人やかげ小中高こども連合 (岡山県小田郡)
こどもたちが主体的に活動し、地域を発展・充実・復興することを目的とする。地域の小中高学と協働で「ゴミ視察ツアー」や「自然遊びDAY」を開催している。また、2018年西日本豪雨での自らの災害体験を語り部として伝える活動、各地の被災地の交流を始め、新しい価値の創造にむかおうとしている。
⑧ 徳島県上板町立高志小学校 (徳島県板野郡)
2015年から、上板町の自然環境のよさと伝統産業の結び付きについて学年ごとにテーマを定めて学習を行っており、今後は上板町の伝統産業である藍染めを六次産業グループと連携し、ICTの活用で全国に発信していく。
⑨ econnect project北九州市立霧丘中学校特別支援学級 (福岡県北九州市)本校特別支援学級では、ecoをテーマに様々な人と繋がるプロジェクトを行っている。「国際交流」「地域社会」「教育」「NPO・NGO」「行政」「企業」の6つの関係機関と連携をとり、協働して課題に取り組んでいる。
⑩ 西表ヤマネコクラブ (沖縄県八重山郡)
西表島をもっと知りたい、調べたい、きれいにしたいというテーマのもと、毎年メンバーの行いたい活動を実施。ホタルの観察や水質調査、サバイバルキャンプを経て毎年の振り返りを壁新聞にし、発表している。
「次世代支援部門」5団体
① 市立札幌旭丘高等学校生物部 (北海道札幌市)
プロジェクト名:地球温暖化をトンボで見える化する ―地球温暖化の恐ろしさを伝えるために―
地球温暖化の影響が顕著な現代において、その状態を知るべく、種によって生息環境が異なるトンボ相の種類構成と経年変化を調査している。調査地点であるトンネウス沼では、地元の自然保護団体により植生の開削作業が行われているが、効果が不明だったこともあり、2012年から2018年までの7年間調査を行い、6科28種11,333個体を採取した。調査結果から開削作業の効果は明らかに生物多様性に有効であった。しかし、個体数においては調査開始時では北方系種と南方系種に差が見られなかったが、平均気温の上昇に伴い南方系種の個体数が増加し、平均気温が低いと北方系種のトンボが活発に活動し個体数が増加することが分かった。さらに、地球温暖化の影響に伴い
、トンボ相の多様度指数が北方系種よりも南方系種の方が高くなっていることが分かった。研究成果は地元の自然保護団体を経由して、住民や河川行政に携わる団体に報告し、河川環境の改善などに活用していただいている。
② 青森県立名久井農業高等学校環境研究班 (青森県三戸郡)
プロジェクト名:視点は世界 ~開発途上国の環境汚染に立ち向かへ~
近隣の市町村役場や地域住民から圃場提供などの支援を受けつつ、開発途上国の環境問解決に貢献できる技術開発に取り組んでいる。昨年度の活動では、肥料が湖沼に流入することで発生する水質汚染を植物で浄化する技術を開発し、スウェーデンで開催された水の国際大会や日本で開催された世界湖沼会議で発表するなど積極的に世界に発信している。今年度の活動としては、農薬の飛散抑制技術の開発を行っており、液剤を泡状にすることを目的として予備実験を行った結果、界面活性剤を用いることで、泡状にでき、農薬の使用量を半減させられることが分かっている。今後の方針としては、途上国でも手に入る界面活性剤を使用し実証実験する予定であり、開発した技術
を文化祭や地域のイベントで紹介し、地域の人々の意識向上を図る取り組みを行いたいと考えている。またプロジェクトとの継続のために、新入生に向けて研究指導を行い、ノウハウや研究の醍醐味を知ってもらい、今後の後継者となる人材の育成についても行っていきたいと考えている。
③ 埼玉県立久喜工業高等学校 (埼玉県久喜市)
プロジェクト名:液体燃料電池の研究
植物由来のバイオエタノールを使った燃料電池の作成を行う。またその原料である糖蜜からでも発電することが確認されている為、各種糖類水溶液の他、ジュースや炭酸飲料(コカ・コーラ、ジョージア、ファンタ、Qoo他)のコカ・コーラ社製品での電気の取り出しを行う。燃料電池を作成し、物性試験(電圧・電流など測定し、起電力などデータ収集)を行い、発電した電気によりモーターを動かし、運動エネルギーを得られるか検証を行う。また同時に光エネルギー(発光、フォトダイオード)の検証も行う。最終的には模型の車、または電車を動かすことを目標としている。循環型社会に対応する次世代エネルギーとして様々なものが存在しているが、地球にやさしいエ
ネルギーの一つと考えられる。大気中の二酸化炭素濃度を増加させないカーボンニュートラルの観点から行くと環境保全につながると考えられる。
④ 大阪府立堺工科高等学校定時制の課程 (大阪府堺市)
プロジェクト名:「美しい地球を次世代に」 ~エコキャンドル・ナイトで環境啓発~
本プロジェクトは、高校生と地域商店街が中心となり、小・中学生を招待して地域一帯の電気を消した中でエコキャンドルを使用した”エコキャンドル・ナイト”のイベントを実施している。このイベントにより、”電気の大切さ”などの防災意識を高めることに加えて、イベントの中でペットボトルを再利用したキャンドルホルダーを参加者に作成してもらう体験を通じて環境意識を高めることを狙いとしている。さらにこれに加えて電気に関する環境教育として、学校の食堂や地域住民型使用済みの油を回収し、バイオディーゼル発電機を用いて電気を作成し、自作した電気自動車を走行させる子供向けのイベントを行う予定である。
⑤ 熊本県立岱志高等学校理科部 (熊本県荒尾市)
プロジェクト名:カニの胃袋から、海洋プラスチックゴミの問題を考える
理科部では、2010年から漂着物調査や海岸清掃を行ってきたが、干潟保全・賢明利活用を念頭に置いた啓発活動および干潟のベントス研究を通して生物多様性を考える活動は荒尾干潟がラムサール条約登録湿地となった2012年から行っている。荒尾干潟にはラムサール条約に登録された区域に隣接する塩性湿地がある。その湿地にはアリアケガニ(絶滅危惧IB類)やアリアケモドキ(絶滅危惧通II類)などが生息しており、この2種と雑食性のアシハラガ二、ハマガニオサガニの胃袋から海洋ゴミであるマイクロプラスチックを調べていく。この調査では海洋プラスチックゴミを拾い集め、大、小(マイクロプラスチック)含め調査を行うので環境保全とその啓発に繋がる。
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公益財団法人 コカ・コーラ教育・環境財団 概要
名 称 : 公益財団法人コカ・コーラ教育・環境財団
英字名称: The Coca-Cola Educational & Environmental Foundation
許可日 : 2007年6月25日(※2011年9月27日 公益財団法人へ移行)
理事長 : 佐々木康行
所在地 : 東京都港区六本木6-2-31
ホームページ: http://www.cocacola-zaidan.jp/index.html
概要 : 2007年6月に37年継続していた日本コカ・コーラボトラーズ育英会と14年継続していたコカ・コーラ環
境教育財団の事業を継承し、一元的に運営、推進できる母体として設立、2011年9月より公益財団法人
に移行しました。心豊かでたくましい人づくり(Healthy Active Life)を理念とし、国際社会が求め
る青少年の育成と、彼らを取り巻く地域社会を支える人材の育成を通じ、豊かな国際社会の形成及び
国際親善に寄与することを目的とし、内閣府に公益認定を受け、事業を展開しています。
主な事業内容: 環境教育、奨学支援、復興支援を柱とした各種貢献事業の実施
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雨煙別(うえんべつ)小学校 コカ・コーラ環境ハウス
当財団は、北海道夕張郡栗山町とともに、同町の廃校を、自然・環境 教育を中心に文化・スポーツの体験学習を行うことができる宿泊施設 「雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス」として再生するプロジェクトを推進してまいりました。2010年4月にグランドオープンを迎えた同施設を拠点に、栗山町の豊かな自然環境の中で積極的な環境教育プログラムを展開し、次世代を担う青少年の育成をおこなっております。
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