表現の領域を超え「愛することは、つくること」をひもとくアートイベント、「LOVE LOVE LOVE LOVE展 プレイベント」開催
2019年7月14日(日)~7月16日(火)/東京ミッドタウン・ホールA
作家、クリエイターなど、幅広いジャンルで活躍するゲストを迎え、トークイベントを開催。ここで生まれたアイデアやヒントを来夏の展覧会へつないでいきます。※手話通訳/文字通訳あり
■ 「愛についての2、3の断章」 7月15日(月・祝)13:00~14:30
小野正嗣(作家/早稲田大学文学学術院教授)
1970年大分県生まれ。小説に『にぎやかな湾に背負われた船』、『夜よりも大きい』など、訳書にマリー・ンディアイ『ロジー・カルプ』、アキール・シャルマ『ファミリー・ライフ』などがある。2015年、『九年前の祈り』で第152回芥川賞受賞。
©講談社
西 加奈子(作家)
1977年テヘラン生まれ。カイロ、大阪で育つ。2004年『あおい』でデビュー。2007年『通天閣』で織田作之助賞、2013年『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、2015年『サラバ!』で直木賞受賞。
小澤慶介(キュレーター/本展キュレーター)
1971年生まれ。現代アートの学校「アートト・スクール」主宰、インディペンデント・キュレーター。アーカスプロジェクトのディレクターなどを兼務。
第152回芥川賞受賞作家・小野正嗣氏、第152回直木賞受賞作家・西 加奈子氏を迎えて、「愛すること」をひもとく。お二人の作品や考えに触れながら、「愛」という大きなテーマを照らし出すいくつかの考えを探る。
■ 「ユニバーサルデザインをみんなで考えよう!」 7月14日(日)15:30~16:30
廣村正彰(グラフィックデザイナー)
1988年廣村デザイン事務所設立。美術館や商業施設などのCI、VI、サイン計画のほか、東京2020スポーツピクトグラムの開発チームにも参加。
貝島桃代(建築家/本展会場構成)
1992年塚本由晴とアトリエ・ワン設立。住宅、公共建築などの設計に携わる傍ら、建築を軸とした都市の調査を行う。スイス連邦工科大学教授、筑波大学准教授。
岡本 健(グラフィックデザイナー/本展グラフィック)
2015年株式会社岡本健デザイン事務所設立。2016~2019年多摩美術大学統合デザイン学科非常勤講師、2019年よりグッドデザイン賞審査員。
多くの人にとってわかりやすく、魅力的なデザインとは? 東京2020スポーツピクトグラムをはじめ、多数のサイン計画を手がけてきた廣村正彰氏を交え、グラフィックデザイン、そして建築の視点から、ユニバーサルデザインについて話し合う。
【作品展示】多彩なアート作品 計73点
2020年の出展作家から16名の作品を展示。表現の領域や性別、世代を超えた作家によるドローイングやオブジェ、アニメーション、パフォーマンス映像など、計73作品を展示。
ピーター・マクドナルド
1973年生まれ、ロンドン在住。イギリス人の父と日本人の母の間に生まれる。明るい色使いで、大きな頭を持つ特徴的な人物を絵画に描く。国境や日常と非日常といった境界を超える作品を展開する。
《Zen Bubbles》 2010年 Courtesy of the artist and GALLERY SIDE 2
井村ももか
1995年生まれ、滋賀県在住。作家の共同アトリエ・やまなみ工房で活動。好きな色の布にボタンを縫い付け、その布を重ね丸めたオブジェを制作。
《オレンジの玉》 2014年 Courtesy of the artist and ATELIER YAMANAMI
<その他出展作家> ※プロフィールは添付資料参照
岡元俊雄(滋賀県出身)/小林 覚(岩手県出身)/清水千秋(滋賀県出身)/砂連尾 理(大阪府出身)/杉浦 篤(埼玉県出身)/高田安規子・政子(東京都出身)/寺口さやか(広島県出身)/似里 力(岩手県出身)/西尾美也(奈良県出身)/納田裕加(埼玉県出身)/伏木庸平(東京都出身)/松井智惠(大阪府出身)/松本 力(東京都出身)/宮川佑理子(埼玉県出身)
【公開制作】創作の現場を体感
工房集(埼玉県)、やまなみ工房(滋賀県)、るんびにい美術館(岩手県)で活動する作家5名が参加し、ふだんアトリエで取り組んでいるように作品を制作。創作の場を間近に体感できる、貴重な体験。
工房集
2002年にみぬま福祉会が開設。「集(しゅう)」と名付けられたこの工房には、ギャラリーやアトリエ、カフェ、ショップ、庭などがあり、作家だけではなく建築家やキュレーターらとも協働して、絵画や織り、木工、写真、書、紙粘土、ステンドグラスなど多岐にわたる表現方法を追求する。
やまなみ工房
1986年に滋賀県甲賀市に開設された、作家の共同アトリエ。陶芸や絵画、刺繍など、6つのグループに分かれて活動。2018年には、工房の作家に着目したドキュメンタリー映画「地蔵とリビドー」が全国各地で公開されるなど、多方面から注目を集める。
撮影:松岡一哲
るんびにい美術館
岩手県花巻市にある、アトリエが併設された小さな美術館。アートを通してボーダーレスな(境界のない)世界を垣間見せることを目指す。美術館2階のアトリエでは、作家たちが日々通って、創作活動に打ち込んでいる。
撮影:松岡一哲
【ワークショップ】東京 初出張!
山形県の“超”児童施設「キッズドームソライ」が東京に初出張。さまざまな素材や道具を自由に使って、ものづくりを体験できるワークショップを開催。オリジナルトートバッグや缶バッジなどもつくれ、つくった作品はすべて持ち帰れます。
※3日間開催、参加無料(事前申し込みなし) ※トートバッグは数量限定。
<作家と一緒に作品をつくれるワークショップも開催>
■ 7月14日(日)1部11:00~12:00/2部14:30~15:30 占部史人「航海図を描こう!」
みんなが想像する島をつなげて大きな航海図をつくります。
■ 7月15日(月・祝)14:30~16:00 西尾美也「工夫して着る服《くふぅく》」
変わった服を自由にデザインし、実際に着てみることでたくさんの着方をつくり出します。
「キッズドームソライ」
遊びを通して生きる力を育む児童遊戯施設として2018年11月山形県鶴岡市にオープン。大型遊具のある「アソビバ」と工作やアート体験ができる「ツクルバ」を自由に行き来して遊べます。対象は0歳~小学6年生。
【インタラクション体験】オリジナルステッカープレゼント
本展のメインビジュアルの、ふしぎなかたちのハート。体をつかって自分だけのハートを形づくれる体験展示。また、画像をSNSに投稿すると、本展オリジナルステッカーをプレゼント。
■ Twitterアカウント:@LOVE4EXHIBITION / Instagramアカウント:LOVE4EXHIBITION
※本展の内容は予告なく変更される場合があります。
【「LOVE LOVE LOVE LOVE展 プレイベント」開催概要】
■ 期 間:2019年7月14日(日)~7月16日(火)10:00〜19:00(最終日は17:00まで)
※入場は閉場の30分前まで
■ 会 場:東京ミッドタウン・ホールA
(東京都港区赤坂 9-7-2 ミッドタウン・イーストB1F)
■ アクセス:都営大江戸線「六本木駅」8番出口より直通
東京メトロ日比谷線「六本木駅」より地下通路直結
■ 入 場 料:無料
■ 主 催:日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS
【2020年「LOVE LOVE LOVE LOVE展」について】
LOVE LOVE LOVE LOVE展は、2020年夏、東京オリンピック・パラリンピックの開催時期にあわせて、お台場の船の科学館(東京国際クルーズターミナル駅)を会場に、約2ヵ月にわたり開催する大規模な展覧会です。国内外から、およそ40組の障害のあるアーティストと現代アーティストを迎え、ドローイング、オブジェ、アニメーション、パフォーマンス映像や体験型の作品など、ジャンルを超えたさまざまな表現からなる1500点以上の作品を紹介するほか、多彩なプログラムを展開します。
今回のプレイベントでは、ボランティアスタッフの募集も開始。開催までの1年間、これから出会う多くの方々とともに、展覧会をつくり上げていきます。1年後の夏にご期待ください。
【日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS プロジェクトについて】
日本財団は、多様な個性に寛容なインクルーシブな社会の実現を目指し、「障害者の芸術文化」の領域への支援を行っています。多様性の意義と価値を広く伝えることを目的に、既成概念にとらわれない多彩な展覧会などの企画、積極的かつ横断的な情報発信を通じて、2020年、そしてそれ以降の「障害者と芸術文化」の発展に向けて取り組んでいます。
・日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 企画展 ミュージアム・オブ・トゥギャザー
(2017年10月13日(金)~31日(火))
・日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS 2020ミュージアム・オブ・トゥギャザー サーカス
(2018年9月13日(木)~17日(月・祝))
・LOVE LOVE LOVE LOVE 展 プレイベント(2019年7月14日(日)~7月16日(火))
・LOVE LOVE LOVE LOVE 展(2020年夏)
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