熱中症予防啓発が跡見流のおもてなし
“Watch out for heatstroke”-浴衣姿の学生が、外国人観光客に英語で熱中症予防を訴える。
跡見学園女子大学(文京キャンパス:東京都文京区大塚1-5-2/新座キャンパス:埼玉県新座市中野1-9-6)生活環境マネジメント学科石渡ゼミの3、4年生は、8月5日(月)~10日(土)、訪日外国人観光客に向けて熱中症啓発イベントを開催します。
2018年の年間訪日外国人旅行者数は3000万人を突破。オリンピック、パラリンピックが開催される2020年は、さらに多くの外国人が日本に訪れることが予想されます。
一方、日本の夏の気温は上昇し、熱中症患者も増加傾向にあります。2018年7月9日から15日までの1週間に熱中症により救急搬送された人数は、全国で9,956人にのぼりました。
欧米人は日本人に比べ生理的に暑さに弱く、日本の蒸し暑さを知らずに来日することで熱中症になるリスクが高まります。
本学マネジメント学部環境マネジメント学科の石渡ゼミでは、訪日外国人に向けて日本の暑さの危険性を知ってもらい、各自で熱中症の予防対策を心掛けてもらえるよう、2018年から「熱中症啓発プロジェクト」を立ち上げ、2020年までの3年間、啓発活動を行います。
2018年の夏、宿泊施設や観光地などで訪日外国人524人にアンケートとインタビュー調査を行ったところ「欧米人は正しい熱中症対策を取っていない」ことが判明。そこで今夏、8月5日(月)から10日(土)まで熱中症予防法を広く知ってもらうためのイベントを外国人来場者が多い浜離宮恩賜庭園で行うことにしました。
石渡ゼミの学生たちは、この熱中症啓発イベントそのものが、日本に訪れた思い出になるように、という考えから、浴衣姿でイベントに参加し、おもてなしの心を込めてすべて英語で対応します。
プロジェクトの一環として、本学コミュニケーション文化学科で、江戸時代の着物の着こなし文化などを教え、いつも着物姿で授業をしているマック・カレン先生に依頼し、浴衣の着付け講習会を行いました。
熱中症啓発イベントでは、熱中症クイズや体温を効果的に下げるための体験コーナー、SNSに投稿してもらうためのフォトコーナーなどをつくるほか、熱中症予防の商品サンプルやパンフレットの配布などを行います。
熱中症予防の商品サンプルについては、複数の企業を招いて本プロジェクトの説明会を行い、啓発イベントのプランを提案して商品を協賛いただきました。
生活環境マネジメント学科の学びと日本文化の学びを、訪日外国人へのおもてなしと社会課題解決の活動に結び付けながら、3年に渡るプロジェクトを「昨年よりも一段高いレベルで活動する」ことを意識して進めています。
【「熱中症啓発イベント」 開催概要】
■日時: 2019年8月5日(月)~10日(土)10:00~15:00 雨天決行(荒天の場合は中止)
■場所: 浜離宮恩賜庭園
■主催者: 跡見学園女子大学 マネジメント学部生活環境マネジメント学科 石渡ゼミ、公益財団法人 東京都公園協会
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